渕上舞さん「私にとって実家のような存在です」『ガールズ&パンツァー劇場版』超ロングラン御礼舞台挨拶が開催

更新日:2021年5月15日 03:34

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6月3日(金)、東京の新宿バルト9で『ガールズ&パンツァー 劇場版』超ロングラン御礼舞台挨拶が開催。ステージには西住みほ役の渕上舞さん、バンダイビジュアルプロデューサーの杉山潔さんが登場し、異例の超ロングランを果たした喜びを語りました。

 

 

登壇時の挨拶では、「今日は何度目のバルト9でしょうか!」とジョークで場を和ませる渕上さん。2015年11月21日(土)の公開から数え、29週目を迎える本作のスマッシュヒットぶりには驚かされるばかりです。

 

興行収入が22億円を突破していることについて、渕上さんは「(数字が大き過ぎて)よく分からない。イベントでファンの方とお会いする時に、見た回数を報告をしてもらうことがあり、それだけ好きで何回も見てもらえているのは嬉しい。たくさんの人に見てもらえて、誇らしい気持ちでいっぱいです」と率直な喜びを表しました。

 

 

MCが「劇場版を100回見たことがあるか」と問うと、客席からは数人挙手が。杉山さんは「僕の知り合いにもいましたよ。よくこづかいが保つな、と羨ましいです」とコメントし、笑いを誘いました。

 

公開後、製作陣としては「年末まで続けばいいよね……」という空気感だったそうですが、今やBlu-ray&DVD発売記念上映が全国150館で行われたという異例の状況を受けて、「Blu-rayが届いた、見た、面白かった!さぁ映画館でまた見よう、というサイクルがありますよね」と杉山さん。

 

渕上さんは「弟から『Blu-ray、DVDを早く送れ!』と言われます(笑)。あまり私が出演している作品をチェックしたりしないし、見ても辛口なコメントをしていた弟がそこまで気に入ってくれたのは嬉しいですね」と、身近な変化について触れました。

 

 

そんなパッケージ版が発売された後も勢いが衰えない点について、杉山さんは「非常に不思議な状態。爆音や4DX、ウルティラなど、様々な形態での上映の提案を劇場さんからいただきましたが、この作品のロングランは『音』に引っ張ってもらったというところが大きいと思います」と分析。

さらに、「今までは30代の男性がメインでしたが、劇場版公開後は20代、特に女性のファンが増えた。大洗でも、女性の観光客が多くなったそうですよ」とファン層の拡大についても言及しました。

 

和やかなムードでトークは進み、話題は渕上さんの中で印象が変わったキャラクターへ。島田愛里寿について「劇場版では最初、暗い子なのかなと思いましたけど、だんだんかわいくなって。(Blu-ray&DVD特典の)OVAでは大きく印象が変わりましたね」と渕上さん。

 

 

みほと同じく、ボコられグマのボコが好きな点については「心に闇があるのでは、と思ってしまいますね(笑)。お姉ちゃんにも聞いてみたいです。『ボコってどう思う?』って」と話すと、杉山さんが「意外と好きかも知れないですよ。ボコのパジャマを着ていたりして」と返す一幕もありました。

 

 

他には、バレー部キャプテンの磯辺典子も大きく印象が変わったキャラとのこと。「熱血なのは変わらないけど、すごい活躍するようになりましたよね。キャプテンの存在感が増して、重要な場面にはバレー部がいたように思います。いつか超えられちゃうかも……」と話す渕上さんに対して、乗っている戦車(八九式中戦車)の性能差から杉山さんが「それはありません」と断言。客席の笑いを誘いました。

 

 

お別れの挨拶では、「ファンの皆さんに長い間応援してもらい、ここまでこれた。それに加え、作品を見て、観光客を歓待してくれた大洗のみなさん。作品とファンと大洗の皆さんというトライアングルを作ることができたおかげです。パッケージ版の発売である種の区切りとなるが、引き続き楽しんでくれたら嬉しい」と杉山さん。

 

渕上さんは「公開されてから半年ほど、色んな劇場で舞台挨拶をさせていただきました。『ガルパン』以外の作品に関わり、それが終わってもまたこうして『ガルパン』の舞台挨拶の場に立てているのは不思議な気持ちです。『ガルパン』は実家のような存在なので、ここからまた色んな作品で頑張って、また戻ってきたいです」とコメント。

 

最後はおなじみの「パンツァーフォー!」で舞台挨拶を締めくくりました。

劇場版『ガルパン』のロングランはまだまだ続きそうですね。

 

 

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