宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート&大式典BD特別セット発売決定記念!フィルムコンサート&宮川彬良ヤマトーク開催 第2弾は12月18日!

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「宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015&ヤマト音楽団大式典2012[Blu-ray特別セット]」の発売決定を記念して、11月5日、新宿ピカデリーにてフィルムコンサートと宮川彬良氏、氷川竜介氏、小林治氏によるトークショーイベントが開催されました。

 

コンサート2015&ヤマト音楽団大式典2012 [特別セット]_re

▲宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015&ヤマト音楽団大式典2012[Blu-ray特別セット]

 

「宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015&ヤマト音楽団大式典2012[Blu-ray特別セット]」は、2015年2月に行なわれた「宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015」と、2012年11月に行なわれた「宇宙戦艦ヤマト 2199 ヤマト音楽団大式典2012」(開催地は共に舞浜アンフィシアター)の、2度のコンサートが映像化されたもので、12月24日に、13,800円(税抜)で発売されます。

 

▲新宿ピカデリー内の電子ポスター。

▲新宿ピカデリー内の電光ポスター。

 

 

今回のイベントは、このパッケージに収録されている「宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015/追憶の航海編」を、劇場の大画面と5.1chサラウンドの設備で鑑賞した後、『宇宙戦艦ヤマト 2199』シリーズの音楽を担当した宮川彬良氏と、アニメ特撮・研究家の氷川竜介氏、アニメライターの小林治氏がトークショーを繰り広げるという内容です。

 

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上映前、まずは舞台挨拶が行なわれ、MCの小林治氏の紹介で宮川彬良氏と氷川竜介氏が登壇。のっけからテンポのよいトークが開始されました。

 

▲登壇した小林治氏(左)、宮川彬良氏(中)、氷川竜介氏(右)。

▲登壇した小林治氏(左)、宮川彬良氏(中)、氷川竜介氏(右)。

 

MCの小林氏が、2012年の音楽団大式典と2015年のコンサートが、それぞれ違う形のものになっている点について宮川氏に問うと、宮川氏は「そこまで言っていいのか分からないけれど」と前置きし、「大式典(2012年)があったから2015がある」と答えはじめました。

 

 

実は、2012年の時に、宮川氏はオーケストラでの演奏を考えらていたものの、実際に押さえられたのはブラスバンドだったのだそうです。そこで、いったんブラスバンドは白紙にしようか? との話に、宮川氏は「いや、チョット待てよと。式典をやりたいんだったら吹奏楽が向いているかもしれない」と言ったのだそうです。

 

 

「実際あれは僕も感動したし、120人の吹奏楽団というのはよかった」との宮川氏の満足感のある感想に、氷川氏もしきりに同意していました。

 

 

そして、その結果を踏まえたうえで、ヤマトなら、やはりバイオリンやチェロの音が聞こえるフル編成で、という話になったのだそうです。さらに、既成の交響楽団ではなく、スタジオミュージシャンが演奏することに、かなりの価値があるとの結論に至ったのだとか。

 

 

「本当です。この40数年間心待ちにしていたんです」とは氷川氏の弁。「僕たちファンの希望は、セリフが被っていないBGMを聴きたいというところから始まって、交響組曲もあって、あとは演奏に立ち会うだけ。しかもオリジナルの状態で波動を全身で受け止めたいという最後の希望が叶って、ありがとうございます」との言葉に、会場からも拍手が起こりました。

 

 

コンサートの裏話までが語られた舞台挨拶の後は、いよいよフィルムコンサートが始まり、来場者は劇場ならではの大画面と大音響による映像再現に聴き入っていました。

 

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上映された「宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015/追憶の航海編」は、コンサート会場の大型パネルに映し出された、森雪がナレーションする『宇宙戦艦ヤマト 2199』の映像と、宮川氏や演奏者の表情が、演奏を軸にして交互に映し出され、まさに「音楽を通して観る宇宙戦艦ヤマト」といった感動的なものになっていました。

 

 

●深い内容と知られざる事実が語られた「ヤマトーク」

 

フィルムコンサートが終わった後は、再び宮川氏、氷川氏、MCの小林氏が登壇。より深い『宇宙戦艦ヤマト』のトーク「ヤマトーク」が行なわれました。

 

 

▲トークショーを行なう三氏。

▲トークショーを行なう三氏。

 

MCの小林氏は、『宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015』では構成を担当されたとのことですが、彼がスタッフとして入った際には、すでに宮川氏によって楽曲の順番までが決まっており、ほぼ構成ができていたことに驚いたのだとか。

 

「それは音楽会だと思ってやっているから。小林さんが構成するのはヤマトのイベントで、僕は既成の楽団の定期演奏会のプログラムを考えるのと一緒で、音楽家として考えていたんです」(宮川氏)

 

しかし、コンサートでは森雪のナレーションによる名場面の映像も流れました。これについて宮川氏は「音楽会として成立しないといけないけれど、映像ナシでもいいのか? というのも自問自答する。「あのシーンにあの絵がなくていいのか?」やっぱり、それはあった方がいい。でもありすぎると、何でこの絵がないの? ということになる。全部入れたら音楽会じゃない。僕の感性で本当に申し訳ないけれど、この状態が絵と音楽の正しい状態だと思います」と、『宇宙戦艦ヤマト 2199』ならではの音楽会模索の過程が語られました。

 

また、このコンサートで印象的なのが、一曲目が『銀河航路(BG)』である点です。「オペラを手がけた経験から、overture(幕開けの音楽)というものの大切さがすごく分かった。お客さんの温度差を一定にする意味で、一曲必要なんです。できれば、『無限に広がる大宇宙』で始まりたいコンサートでしょ? でもそれをやると、その時点でセリフが欲しくなってしまう。そこでひらめいたのが、『銀河航路』だった。なぜかと言うと、これは僕と出渕さん(出渕裕総監督)の心が入っていて、2199を始めるにあたって、“僕ら一年生でやります! フレッシュマンです!”と取り組む最初の一曲として作ったんです。会場には、旧知のファンもいれば新しいファンもいる。スタジオミュージシャンもそれぞれ年代的な差もある。だから、それを全員この場で“一(いち)”にします。そういう意味でこの曲を選びました」(宮川)

 

このコメントに対し、小林氏が「これで2199らしさというものが出ましたよね」と言えば、氷川氏も「2199のコンサートということを、実感して、そのためのこの一曲が、正解だと思います」と実感を込めて同意していました。

 

ヤマトークでは、こうした深いエピソードが語られたほか、氷川竜介氏秘蔵の、宮川泰氏の肉声が入った劇判音楽演奏を録音したテープが披露されたりと、内容の濃い1時間となりました。

 

なお、このヤマトークイベントは第2弾の開催も決定。宮川彬良氏が引き続き登壇することが、小林氏からアナウンスされました。

 

 

「宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015&ヤマト音楽団大式典2012[Blu-ray特別セット]」発売記念 宮川彬良のヤマトーク ~ヤマトサウンド編~ 其の二
日付:12月18日(金)夜
場所:丸の内ピカデリー
出演:宮川彬良ほか
内容:「ヤマト音楽団大式典2012」を振り返る

 

チケット発売などの続報は、『宇宙戦艦ヤマト 2199』公式サイトをご確認ください。

 

 

今回のヤマトークは、宮川氏の軽快な語りや意義深いお話、氷川氏の豊富な知識に裏打ちされたコメント、そして小林氏の分かりやすい解説を挟んだMCなど、『宇宙戦艦ヤマト 2199』が「面白かった!」と思った方なら、それほど深い知識を持っていなくとも十分楽しめる内容でした。次回もきっと楽しめるイベントになることでしょう!

 

 

▲ヤマトークが終わった後、宮川氏が挨拶代わりに一曲演奏してくださいました。

▲ヤマトークが終わった後、宮川氏が挨拶代わりに一曲演奏してくださいました。

 

 

<DATA>
宇宙戦艦ヤマト 2199 コンサート2015&ヤマト音楽団大式典2012[Blu-ray特別セット]
http://yamato2199.net/about/concert_bddvd.html

■内容:
本編約185分+特典映像約25分(Blu-ray2枚組)ドルビーTrueHD(5.1ch、96kHz 24bit)・リニアPCM(ステレオ、96kHz 24bit)/AVC/BD50G×2枚/16:9<1080i High Definition>・一部16:9<1080p High Definition>※映像特典及び音声特典はドルビーデジタル(ステレオ)

 

■特典:
・コンサート2015特製ブックレット
・大式典2012特製ブックレット
・コンサートスコア
・コンサート2015パンフレット特別版
※コンサート2015会場にて発売された パンフレットが特典用に再構成されたもの
・ヤマト音楽団大式典2012式次第 復刻版
※ヤマト音楽団大式典2012会場にて配布されたもの
・収納BOX

 

■映像特典:
【コンサート2015】本編未収録宮川彬良トークパート映像
【大式典2012】第三章たっぷりヤマトークナイト(出演:宮川彬良、出渕裕)

 

■音声特典:
オーディオコメンタリー

 

■出演:
●コンサート2015 指揮:宮川彬良/演奏:ヤマト2199オーケストラ、東京混声合唱団(Chorus)、Yucca(Vocal)、橋本一子(Vocal)/ナレーション:桑島法子(森 雪役)
●ヤマト音楽団大式典2012 指揮:宮川彬良/演奏:ヤマト音楽団(大阪市音楽団、土気シビックウインドオーケストラ)、Yucca(Chorus)、東京混声合唱団(Chorus)/歌手:ささきいさお、結城アイラ、美郷あき/司会:太田真一郎

■発売:12月24日
■価格:13,800円(税抜)
■発売・販売元:バンダイビジュアル

 

 

 

<関連情報>
宇宙戦艦ヤマト 2199公式サイト
http://yamato2199.net/

 

 

 

(c)2012 宇宙戦艦ヤマト 2199 製作委員会
(c)西崎義展/2014 宇宙戦艦ヤマト 2199 製作委員会

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