アフターレポート! Project.R 復活祭 Vol.1 特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER

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文/トヨタトモヒサ

 

去る2015年11月14日(日)、東京渋谷区の原宿クエストホールにて「Project.R 復活祭 Vol.1 特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER」が開催されました。

 

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スーパー戦隊シリーズの音楽を担うアーティストによる「映像」と「音楽(ロック)」のコラボレーションが生み出すロックライブショー「Project.R 復活祭」。「Vol.1」は、今秋Vシネマがリリースされるなど、長きにわたり、ファンに愛されてきた『特捜戦隊デカレンジャー』をフィーチャーした内容で、出演アーティストのサイキックラバーは、YOFFY(ボーカル)&IMAJO(ギター)によるロックユニットで、スーパー戦隊シリーズでは『デカ』の主題歌をはじめ、『侍戦隊シンケンジャー』の主題歌を手掛けたことでも知られています。

 

さて、当日は宮島咲良による開幕を告げるMCからスタートし、まずはステージ上、バンドセットの背後に掲げられたスクリーンに、Episode01「ファイヤーボール・ニューカマー」から、5人揃ったデカレンジャーがはじめて変身するシーンが映し出されました。続いて会場に流れる「S.P.D.スペシャル・ポリス・デカレンジャー。燃えるハートでクールに戦う5人の刑事たち――」のナレーション音声、胸高鳴るサイレン音、そして颯爽とステージインしたサイキックラバー! 歌うはもちろん、この曲「特捜戦隊デカレンジャー EMERGENCY ver.」!!

 

会場はシッティング(※座って鑑賞するライブ)で、それまでスクリーンを凝視していたオーディエンスでしたが、演奏が開始されや一瞬でオールスタンディングとなり、サイラバの巧みなライブパフォーマンスが会場を熱気溢れる空間へと変貌させました。なお、「EMERGENCY ver.」は大石憲一郎がリアレンジした、今のサイキックラバーを伝えるナンバーで、オリジナルの魅力を生かしつつも、その新たなサウンドが10年の軌跡を思い起こさせる、誠に感慨深いものでありました。

 

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続いて演奏されたのは、デカレンジャーのアクションシーンのために用意された挿入歌「デカレンジャーアクション」&「SWAT ON! デカレンジャー」の2曲で、いずれも縦ノリの疾走感溢れるリズムを持ち、実にライブ向きの楽曲であることを実感しました。

 

「デカレンジャーアクション」は、サイラバ発(YOFFYが作詞&作曲)となる『デカ』の最初の楽曲(YOFFYが作詞&作曲)で、さらに磨きがかったボーカル&ギタープレイで、10年を経ても何ら遜色のない楽曲の魅力を発揮、また「SWAT ON! デカレンジャー」では重量感溢れるイントロと、デカレンジャー・スワットモードが登場する映像が見事に融合し、まさに映像と音楽が織り成す「Project.R 復活祭」ならではの醍醐味を体感させてくれました。

 

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Episode02「ロボ・インパクト」でのデカレンジャーロボVS怪重機ファンクラッシャーのシーンと共に演奏されたのが「ビルドアップ! デカレンジャーロボ」。楽曲は実際にこの場面で選曲されていましたが、本ライブではもちろん「特捜サウンドファイル サイキックラバー style 2015」収録のサイキックラバーバージョンでの演奏。見事、自分たちの楽曲として再構築されている点も実に心地良かったです。

 

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ここでゲストコーナーとなり、デカイエロー/礼紋茉莉花ことジャスミン役の木下あゆ美さん、デカピンク/胡堂小梅ことウメコ役の菊地美香さんが登場。当時と変わらぬS.P.D.の制服姿での登場に会場からは大きな歓声が起こりました。そしてEpisode.17「ツインカム・エンジェル」やED「girls in trouble! DEKARANGER」の撮影風景の写真を写し出しながら、当時の思い出話が語られました。

 

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会場から「カワイイーッ!」の声が上がった一枚目はコチラ。「楽しかったよねー」(菊地)、「海辺の撮影でテンションあがった!」(木下)。

 

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「今よりスカートが短い(笑)」(菊地)、「全然短いよー」(木下)の二人に続いて、YOFFY「もっと短くても良かったのに~」と続き、会場を笑わせてくれました。

 

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ED「girls in trouble! DEKARANGER」の撮影風景から。楽器指導で現場を訪れたサイラバはシルバーのデカ衣裳に身を包んでおり、「戦隊シンガーでコスプレした第一弾が僕らでした」とYOFFY。

 

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木下あゆ美が歌うのはキャラソン「hard rain ~止まない雨はない~」。「生バンドで歌うなんてはじめて」のことでしたが、ハードな楽曲を力強いボーカルで歌い切りました。また楽曲に合わせてジャスミン編Episode.07&08「サイレント・テレパシー」&「レインボー・ビジョン」の映像が流れました。

 

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キャラソン「すなお ~今を信じて~」はしっとりとしたバラードナンバーで、Episode.46「プロポーズ・パニック」の映像と共に、菊地美香がミュージカルで慣らした美声を響き渡らせました。

 

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サイラバのパートへ戻っての2曲は、熱量が高い追加戦士&新ロボの挿入歌「デカブレイク全開!!」、「飛べよデカウイングロボ!」。楽曲は「ビルドアップ! デカレンジャーロボ」と同様、サイキックラバーがリアレンジ&カヴァーした「10 YEARS AFTER」バージョンでの演奏で、いずれもライブでの披露は初の機会だったのではないでしょうか。

 

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再び、木下あゆ美、菊地美香がステージに登場し、「今日は私たちがゲストだから、これからやる曲も特別なの!」(菊地)、「たいした、たまげた」(木下)、「じゃあ、まあ、れっつら・ごー!」(二人)とジャスミン&ウメコに成りきって披露したのが、お待ちかねの「girls in trouble! DEKARANGER」。ノリのいい曲調とキュートな二人の歌声が会場を魅了しました。

 

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ライブの締めくくりは、Episode Final「フォーエバー・デカレンジャー」のラストシーン上映を経てのED曲「ミッドナイトデカレンジャー」。オリジナルは、ささきいさおの歌唱ですが、ここではサイラバがライブで歌ってきたスペシャルバージョンでの演奏。オリジナルとは異なる疾走感を携えたアレンジも含め、ライブでしか味わえない美味しい1曲を堪能しつつ、まずは一区切りと相成りました。

 

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間髪入れずに会場から起こったアンコールの声援に応えて再びサイキックラバーがステージへ登壇、アンンコール曲として「侍戦隊シンケンジャー」、「JUMP!」の2曲が演奏されました。前者はYOFFYが「チャンチャンバラチャンバラ」のコールで会場を目いっぱい盛り上げ、アーティトとオーディションがまさに一体となり、サイラバオリジナルのバラードナンバー「JUMP!」では、戦隊ソングとはまた異なる一面を見せてくれました。
そして、ライブの最後は出演者全員が「特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER」を熱唱して幕を下ろしました。その至福の時間は『デカ』流に言うなら、まさに宇宙最高のステージであったと言えるのではないでしょうか。

 

なお、12月26日(土)には「Project.R 復活祭 Vol.2 忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER」が開催されます。こちらもシュシュッと期待したいところです!

 

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絶妙なMCで会場を湧かせた宮島咲良。イベントの最後は宮島のコールの元、会場全体で「メガロポリスは日本晴れ!!」とバンのセリフを叫んで締めくくられました。

 

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会場には物販ブースも設けられ、Tシャツやタオルなど「Project.R 復活祭」グッズが並べられました。なお、これらは12月26日開催の「Vol.2」でも販売される模様です。

 

●セットリスト
M-1:特捜戦隊デカレンジャー EMERGENCY ver.
M-2:デカレンジャーアクション
M-3:SWAT ON! デカレンジャー
M-4:ビルドアップ! デカレンジャーロボ
M-5:hard rain ~止まない雨はない~
M-6:すなお ~今を信じて~
M-7:デカブレイク全開!!
M-8:飛べよデカウイングロボ!
M-9:girls in trouble! DEKARANGER
M-10:ミッドナイトデカレンジャー
M-11(アンコール):侍戦隊シンケンジャー
M-12(アンコール):JUMP!
M-13:(アンコール):特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER

 

※M-1~4,7,8,10~12:サイキックラバー
※M-5:木下あゆ美
※M-6:菊地美香
※M-9:木下あゆ美&菊地美香
※M-13:出演者全員

 

<公演情報>
Project.R 復活祭 Vol.2 忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER

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■日時:2015年12月26日(土)
■昼の部/開場:13時30分 開演:14時
■夜の部/開場:17時30分 開演:18時
■会場:原宿クエストホール 東京都渋谷区神宮前1-13-14 TEL:03-3470-6331
■チケット:6,000円(税込) 全席指定
■出演:高取ヒデアキ(Project.R)&Z旗
■ゲスト:塩谷 瞬(椎名鷹介/ハリケンレッド役)、山本康平(尾藤吼太/ハリケンイエロー役)、純烈
■MC:宮島咲良
■主催:日本コロムビア、東映ビデオ、東映エージエンシー
■制作:Project.R Entertainment、キャピタルヴィレッジ
■お問合せ:キャピタルヴィレッジ TEL:03-3478-9999(平日11:00~18:00)
■チケット券売(一般):イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、キャピタルヴィレッジにて取扱い中。
■公式サイト:http://columbia.jp/dotRlive/

 

 

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