ゲーム+ガシャポンの新ホビー「SDガンダム モビルディスク」。そのデザインの秘密と魅力に迫ります!

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1カプセルに2枚入った、モビルスーツがデザインされた「SDガンダム モビルディスク」。ガシャポンを回してディスクを入手し、ディスクを使ってデッキを構築。店頭とスマホで楽しめる「ガシャコンバット」で抽選ゲームに挑戦し、大当りや超当りのレアディスクを入手! コレクションとデッキ構築、抽選ゲームが一体となった大型ガシャポン・ホビーが、12月下旬、いよいよ稼働を始めます。これに先駆けて、公式サイトでは、全ディスク一覧が公開になりました。

 

ここでは、発表されたデザインの魅力を、開発者の方の視点を交えて紹介します。

 

「なぜこのデザインになったのか?」「キャラクターはどう選ばれている?」

 

――第1弾の開発を終えた担当者さん(「開発中は土気色だった顔がツヤッとしてきた」ともっぱらの評判)のお話を交えて、モビルディスクに迫ります。ぜひ、公式サイトのリストとあわせて、本記事をお楽しみください。

 

▲所有欲を刺激する、密度あるデザインの秘密を解体してみましょう。

 

●6種のタイプが乱舞するディスク
ディスクは、手のひらよりも小さいサイズ。そのサイズに、6種類のタイプと、フレーバーの意匠がぎっしり詰め込まれています。

 

開発担当者:シールやディスクのフォーマットを決めるのは苦労しました。ディスクタイプの種別によってひと目でそれと分かる、というのが重要です。パワードタイプ(近接・重装甲タイプ)なら、分割線も少なく、シンプルで力強い。アームズタイプ(砲撃・狙撃タイプ)なら、スコープや砲身を思わせるミリタリックな魅力を。フライトタイプ(空中・可変タイプ)なら、翼やスラスターのような、空を駆けるイメージ。特徴的なポイントを押さえて、造形とタンポ印刷でデザインしています。

 

そのデザインは、モビルスーツそのものではないですが、匂わせる、くすぐるようなモチーフやマーキングが入ります。たとえばパネルラインや、サイコフレームを思わせる分割線、ビーム・ライフルの引き金、コクピットのコンソール、排気ダクトのようなスリット。さまざまなメカニックデザインのアイデアをモチーフに。超当りのディスク、(インフィニティタイプ)はガンダムとアルファベットの“G”そのものという、かなりぶっ飛んだデザインですね。

 

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▲超レアにふさわしい、インパクトのあるデザイン。否が応にも主張するガンダムのフェイスと、さりげない“G”のラインがカッコイイですね。

 

●モビルディスクを構成する要素
6種類の要素のなかでも特にゲームに関わるのは“機力”と“属性”、そして“ディスクタイプ”。敵が弱点とする“ディスクタイプ”を持つ“機力”の高いディスクを、適切な“属性”のステージに出撃させるのが勝利への近道。このゲームデザインは非常に大変だったそう。

 

開発担当者第1弾に収録されているディスクは全48種類(メカは24種、フレームのカラーバリエーションあり)ですが、5段階のレア度という“縦糸”と、5種類のディスクタイプという“横糸”の中で今回は5つの収録作品から登場する機体を選んで、48種類のディスクを作っていきます。収録作品からの登場バランスが偏らないようにしつつ、強さとレア度のバランスもとらなければならない。そうしてラインナップを決定するのは大変で、やりがいのある作業でした。最終的には、抽選ゲームとして楽しめるうえで、強いディスクはひとつではない、というデザインに仕上がっています。

 

●6種のディスクタイプにモビルスーツを振り分ける
6種類のディスクタイプは、モビルディスクと、そこに描かれたモビルスーツのキャラクターを決定する重要な作業。モビルスーツという素材に、ディスクタイプという枷をはめることで、ガシャコンバットならではの個性が産まれます。

 

開発担当者:たとえば、ZZガンダムが登場するとします。ZZガンダムなら、フライト(空中・可変タイプ)でもアームズ(砲撃・狙撃タイプ)でも、どちらでもいけそうですよね。

そこで、実際にZZガンダムが登場したときにどうなるかはわかりませんが、「ZZガンダムの通常版はフライトだな」「でも、フルアーマーZZならアームズだ」みたいな区別をつけています。「このモビルスーツがあのディスクタイプだったら」みたいな、想像の面白さもありますよね。今後は、たとえば『ガンダムAGE』のモビルスーツならAGEシステムによるモビルスーツの特性の変化で、かなり面白いラインナップになりそうです。

 

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▲設定に沿った振り分けや、ミスマッチながらの納得感という“妙”にも注目です。『ガンダムSEED』より登場の、異形の変形形態を持つイージスガンダムや、ミラージュコロイドによるステルスが特徴のブリッツガンダムはともにアメイジング(独自コンセプト・特殊システム)タイプに。なお、エールストライクはフライト、デュエルガンダムはマルチ、バスターガンダムはアームズに収録されています。

 

●モビルディスクのマテリアル
モビルディスクの素材にもこだわりが。ここにもガンダムと縁深いモチーフがありました。
開発担当者:ディスクの成形色にもこだわっています。たとえばクリアカラーの色(ピンク、ブルー、イエロー)は、ガンダム作品に搭乗するビームサーベルの発振カラーになっています。このクリアの色は、さまざまな立体物でファンならなじみ深いカラーリングですね。一方でレア1の白は若干緑に振ることで、旧キットの1/144ジムを思わせる、ガンダム的な量産型の白としています。レア1を表現できる魅力的な色です。

 

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▲シンプルなレア1にも愛着が沸くエピソード。モデラー諸氏には「弱緑」という俗称でなじみ深い成型色ですね。

 

 

●これから広がるモビルディスクワールド
第2弾以降の展開にも期待できそうな、興味深いお話を伺うことができました。電撃ホビーウェブでは、これからも発売に向けてガシャコンバットを深く掘り下げていきます。次回の記事もぜひお楽しみに!

 

 

 

<DATA>
SDガンダムモビルディスク01(全48種)
■くじガシャポン
■12月下旬発売予定
■価格:2枚入り 300円(税込)
■発売元:バンダイベンダー事業部

 

<関連情報>
ガシャポンワールド

SDガンダム モビルディスク ガシャコンバット

 

(C)創通・サンライズ

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