日蓮上人の愛刀:巫剣 No.108 数珠丸恒次 『天華百剣』巫剣名物帳_電ホビ出張版 第6回
あなたの猛りを、うちがお鎮めしましょう
電撃G’sマガジンで連載中の刀剣と少女の物語『天華百剣』。この連載は、この大型連休を使って、『天華百剣』の主要キャラについて詳しくなってしまおう! というGW短期集中特別講座です! 今日はいよいよ天下五剣最後の一振りです。
- 4月29日 日本刀の祖にして平家の宝刀:巫剣No.001 小烏丸
- 4月30日 酒呑童子退治の名刀:巫剣 No.050 童子切安綱
- 5月1日 その美しさは天下一:巫剣 No.003 三日月宗近
- 5月2日 夢枕に立ち主人を助ける:巫剣 No.062 鬼丸国綱
- 5月3日 加賀前田家の三種の神器:巫剣 No.034 大典太光世
- 5月4日 日蓮上人の愛刀:巫剣 No.108 数珠丸恒次
- 5月5日 北斗七星由来の聖徳太子の剣:巫剣 No.007 七星剣
- 5月6日 七星剣と共に聖徳太子が持つ:巫剣 No.012 丙子椒林剣
今日ご紹介するのは、数珠丸恒次です。まずはイラストから。
『天華百剣』版、数珠丸は、okiuraさんに描いていただきました!
名刀は当然、武将の手に渡ることが多いのですが、この数珠丸恒次は信者から日蓮上人に寄進されたものとされています。柄の部分に数珠を巻いて、「破邪顕正の剣」としたことから、この名がつきました。この刀は、日蓮上人が使った袈裟などといっしょに大事に扱われていたのですが、1700年代前半に行方がわからなくなってしまいます。そして再び世に出たのが1920年ということで、約200年もの間、行方知らずだったという不思議な刀です。
『天華百剣』では、日蓮上人の愛刀だったということから、修業好きな巫剣として描かれます。全国行脚を経験していて、各地の巫剣ともつながりのある、本作のキーマンです。抱きつき癖がある――というところが難点で、小烏丸あたりがいつも被害にあっています。
明日は聖徳太子の剣・七星剣についてお届けします。
関連情報
天華百剣公式サイト http://tenkahyakken.jp/
(C)天華百剣プロジェクト