「スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016 ~25周年の感謝をこめて~」イベントレポート!豪華ゲストともに振り返る『スパロボ』25年の歩み。【電撃スパロボNo.055】
前回に引き続き、今回の「電撃スパロボ!」では「スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016 ~25周年の感謝をこめて~」のイベントレポートをお届け! 『スパロボ』シリーズに縁深い豪華ゲストが、たくさんの『スパロボ』ファンとともにシリーズ25周年を祝ったアニバーサリーイベントの熱気の様子をお送りいたします!
「『スーパーロボット大戦』生誕25周年、みんな本当にありがとう!!」という神谷明さんの力強いナレーションで幕を開けた「鋼の超感謝祭2016」。開幕直早々、壇上に登場した水木一郎さんが客席側へと瞬間移動するというイリュージョンとともに『グレートマジンガー』のオープニングテーマ「おれはグレートマジンガー」を歌いあげ、集まった大勢の『スパロボ』ファンを仰天させました。
『スーパーロボット大戦OG』シリーズでライディース・F・ブランシュタインやジノ・バレンシアなどなど、多数の役を演じる置鮎龍太郎さん、「スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE」のパーソナリティを務め、『スーパーロボット大戦Z』ではメール・ビーター役も担当した相沢舞さん、さらにスパロボのイベントではおなじみの、芸人のがっつきたいか(市村 雄介&倉田 哲史)の4人を司会として、イベントは進行していきます。まずは『スパロボ』と言えばこの人! 『スーパーロボット大戦』シリーズ総合プロデューサー・寺田貴信さんの登場です!!
「人生のほぼ半分『スパロボ』に携わってきた」という、シリーズの生き字引ともいうべき寺田プロデューサー。1998年に発売されたPlayStation版『スーパーロボット大戦F』のCMにはエキストラとして出演も果たしており、ご本人役(神谷教官)で出演した神谷さんとの共演を懐かしく振り返っていました。撮影技術やCGが今ほど進歩していなかった当時のこと、わずかな尺のCM撮影にもかかわらず、神谷さんの出番の撮影だけで、なんと17時間以上もかかってしまったのだそうです。
およそ20年越しの秘蔵エピソードが明かされると、今度はシリーズ25週年記念作品『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』の第2弾PVが公開され、会場を沸かせました。ステージには置鮎さん、寺田さんのほか、ハーケン・ブロウニング役の檜山修之さん、カティア・グリニャール役の日笠陽子さん、マサキ・アンドー役の緑川光さん、トウヤ・シウン役の島﨑信長さんが登場。プロデューサーの塚中健介さんも加わり『ムーン・デュエラーズ』に関するトークを展開していきます。島﨑さん演じるトウヤは、『スーパーロボット大戦』史上最大級の収録セリフ数だったそうで、その理由は“パートナー(サブパイロット)の乗り換えによる、かけ合いがたくさんあるから”なんだとか。それを聞いた緑川さんが「最初に声が入ったころ(『魔装機神』や『第4次スーパーロボット大戦S』)は、数ページの台本でした。それが、まさかこんなにしゃべるようになるなんて……」とシリーズの進化に驚く一幕も。
また『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』シリーズからの参戦が発表されたハーケン・ブロウニングにもスポットが当てられました。ハーケンの参戦は、塚中さんが提案し、それを檜山さんが「ハーケンはいつ『スパロボOG』本編に出られるんですか?」と寺田さんに尋ね、後押しする形で決定したのだそうです。さらに、JAM Projectが歌う『ムーン・デュエラーズ』主題歌「Shinig Storm~烈火の如く~」も初お披露目され、発売日への期待をさらに盛り上げてくれました。
続いては、好評配信中のスマートフォン向けアプリ『スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)』のパートに。相沢さんと、オリーヴ・オペール役への抜てきが発表された三上枝織さんが、開発現場を訪れ、最新情報を聞き出すVTR映像が公開されました。また、緑川さんがゲームの高難易度クエストをプレイし、みごとクリアできれば、全プレイヤーにΩクリスタルがプレゼントされるというチャレンジも。ほぼ初プレイという緑川さんは戸惑いながらも、置鮎さんからの「オートモードを活用する」というアドバイスを受けてクエストをスタート。機体が撃墜されてしまうというピンチもかろうじて切り抜け、全プレイヤーの期待にみごと応えてくれました。
さらには、シリーズ25周年記念作品第2弾『スーパーロボット大戦V』の発売が明らかに! 上映されたティザーPVでは『宇宙戦艦ヤマト2199』や『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』など新規参戦作品も発表され、会場はこの日一番の歓声に包まれました。タイトルに「Voyage(航海)」の意味が込められた同作は、シリーズ化を想定した作品ではなく単発作品になるとのことです。しかも、繁体字、韓国語、英語でのローカライズも行われ、全世界に向けてアピールしていくそうですよ!
また『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』で主人公・アンジュを演じ、『スパロボ』本編には初参加となる水樹奈々さん、『宇宙戦艦ヤマト2199』で島大介を演じる鈴村健一さんを交えてトークが始まり、さらに『勇者特急マイトガイン』に主人公・旋風寺舞人役で出演した檜山さんと、雷張ジョーを演じた緑川さんの初共演エピソードも明かされました。緑川さんいわく「共演するまでは怖そうな人だな、うまくやっていけるかなと思っていたけど、実際はすごくいい人。大好き」とのこと。さらに『宇宙戦艦ヤマト2199』の参戦を祝し、ささきいさおさんが登場し名曲『宇宙戦艦ヤマト』を熱唱!!
その後は、寺田さんを司会として、神谷さん、ささきさん、水木さんら、スパロボ界の“レジェンド”たちによるメモリアルトークも行われました。『第4次スーパーロボット大戦S』での初収録を「キートン山田さん(『ゲッターロボ』神隼人役)や八奈見乗児さん(『ゲッターロボG』車弁慶役)と、『作品が終わって20年が経過しても、こうして同じ役を演じられるなんて、うれしいね』と言っていたのが、もう20年前のこと」と感慨深げに振り返る神谷さん。水木さんからは、もともと『スーパーロボット大戦』の熱心なプレイヤーで、自ら寺田さんに「テーマ曲を歌わせてほしい」と提案したことがきっかけとなり、その後の大躍進につながったというエピソードが明かされました。古くからの戦友でもある重鎮たちに囲まれ、寺田さんも「30周年も、またこのメンバーで集まりたい」と満足げ。
熱気冷めやらぬ中「鋼の感謝祭」トークパートはここで終了。ここからは豪華アーティストが一堂に会してのプレミアムライブ! まずは水木さんが「鋼鉄ジーグのうた(鋼鉄ジーグ)」「コン・バトラーVのテーマ(超電磁ロボ コン・バトラーV)」「今がその時だ(真(チェンジ)! ゲッターロボ 世界最後の日)」のメドレーに引き続き、『スーパーロボット大戦OG』の母艦・ハガネのテーマ「鋼の方舟」を披露しました。
続いては美郷あきさんが『スーパーロボット大戦OG ‐ジ・インスペクター‐』から「僕らの自由」、米倉千尋さんが『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』から「嵐の中で輝いて」を熱唱。
そして、“アニソン界の大王”ささきさんは、神谷明さんの「チェンジゲッター1! ゲッタービィィィム!!」のコールを受けて、「ゲッターロボ!(ゲッターロボ)」「いざ行けロボット軍団(グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣)」を高らかに歌いあげます。
水樹さんが『クロスアンジュ』OPテーマ「禁断のレジスタンス」と、『無限のフロンティアEXCEED」OPテーマ「UNCHAIN∞WORLD」を絶唱すれば、おなじみJAM Projectによる「鋼のレジスタンス(第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇)」「Rocks(スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS)」「SKILL(第2次スーパーロボット大戦α)」といった歴代『スパロボ』テーマソングでオーディエンスのボルテージは最高潮に! さらにJAM Projectの初代リーダーである水木さんも合流しての「鋼の救世主(スーパーロボット大戦α外伝』)」が、多年にわたり『スパロボ』を応援し続けてきたファンの心を震わせました。
ラストは出演者全員での「マジンガーZ」! 水木さんの音頭で「今度は30周年! みんなでまた会おうゼェェェット!」とポーズを決めつつファンとの再会を約し、3時間におよぶイベントの幕が下ろされました。
なお、ステージ上で発表されたゲーム新情報の数々は、前回掲載の記事内で紹介しています。ぜひそちらもあわせてごらんください!
参照:「スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016 ~25周年の感謝をこめて~」開催!25周年記念作品第2弾『スーパーロボット大戦V』もお目見え!!【電撃スパロボNo.054】
DATA
スーパーロボット大戦V
- プラットフォーム:PlayStation®4/ PlayStation®Vita
- 2017年発売予定
- 価格:未定
- 発売元:バンダイナムコエンターテインメント
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- プラットフォーム:PlayStation4/ PlayStation3
- 2016年6月30日発売予定
- 価格:8,200円(税抜)/PS3&PS4通常版、11,800円(税抜)/PS4初回生産限定版
- 発売元:バンダイナムコエンターテインメント
スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)
- プラットフォーム:App Store/ Google Play™
- 配信中
- 価格:ダウンロード無料(一部アイテム課金)
- 配信元:バンダイナムコエンターテインメント
関連情報
(C)SRWOG PROJECT
(C)賀東招二・四季童子/ミスリル
(C)賀東招二・四季童子/陣代高校生徒会
(C)賀東招二・四季童子/Full Metal Panic! Film Partners
(C)カラー
(C)Go Nagai・Yoshiaki Tabata・Yuuki Yogo/Dynamic Planning
(C)サンライズ
(C)SUNRISE/PROJECT ANGE
(C)ジーベック/1998 NADESICO製作委員会
(C)創通・サンライズ
(C)永井豪/ダイナミック企画
(C)1998 賀東招二・四季童子/KADOKAWA 富士見書房・刊
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C)2009 永井豪/ダイナミック企画・くろがね屋
(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
(C)賀東招二・四季童子/ミスリル
(C)カラー
(C)サンライズ
(C)SUNRISE・BV・WOWOW
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C)2006 CLAMP・ST
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C)2006-2008 CLAMP・ST
(C)サンライズ・プロジェクトゼーガ
(C)創通・サンライズ
(C)ダイナミック企画
(C)東映
(C)BANDAIVISUAL・FlyingDog・GAINAX
(C)PRODUCTION REED 1981
(C)PRODUCTION REED 1983
(C)PRODUCTION REED 1985
(C)PRODUCTION REED 1986
(C)BONES/STAR DRIVER製作委員会・MBS
(C)1998 賀東招二・四季童子/KADOKAWA 富士見書房・刊
(C)2001永井豪/ダイナミック企画・光子力研究所
(C)2004 河森正治・サテライト/Project AQUARION
(C)2005 BONES/Project EUREKA
(C)サンライズ・バンダイビジュアル
(C)SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design (C)2006-2011 CLAMP・ST
(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK