ネオファムの次はコイツだ!!トゥランファムバリエーションについての考察1【連載】電撃ロボラボPLUS Vol.18

更新日:2016年7月9日 23:29
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約一カ月ぶりの更新となります電撃ロボラボ、今回からのRVV(ラウンド・バーニアン・バリエーション)では「トゥランファム」をテーマにした展開をお届けしていきます! 『銀河漂流バイファム』劇中における地球側の最新鋭RVにして、複座型というこの特徴的な機体、ロボラボ研究員一同はその派生モデルをどう考えていくのか!? まずはその方向性の探り合いからスタートします!

 

※これまでのバックナンバーも併せてご覧ください。

 

 

トゥランファムというRVの性格、拡張性をどう考える?

当時サンライズ企画室井上さん(以下:井上):さてと、どういう仕様を考えましょうかね? まずはベースとなるトゥランファムがいつごろ開発されて配備されたのか? 用途的にはどういう性格を持つRVなのか……なんてことを洗い出しつつ考えていくのがよいかと思うんですけど。

 

海老川兼武さん(以下:海老川):確かに大雑把にバリエーションって言うのも考えにくいし……、それなりの理由を埋めていく要素は必要とは考えますね。どんな方向性がいいのでしょうか?

 

NAOKIさん(以下:NAOKI):以前、トゥランファムの考証を行った際には、これまでのRVよりも色々と技術面や設計等での洗練がされて、パーツが簡略化されているという話や、ARVとの交戦データからフィードバックして関節周辺の被弾率を下げるのに装甲面を広げた、なんて話をしたと思います。それでいくと基本部分から変えるような大幅な変更はないのかな……とは思いますが。

 

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トゥランファムの考証時に、次世代の主力RVとしてバイファムやネオファムとは異なるスタイリングになった経緯について話し合われましたが、まずはそれをひとつの指標として持ちつつ変更されるところを考えようという雰囲気に。例えばネオファム後期性能向上型では、いわゆるひとつの近代化改修モデル的なものとして基幹部分の最新パーツへのアップデート……といった変更要素があるけれど、技術や記録を検証して最適化のうえ設計、生産された最新モデルであるトゥランファムがそう簡単に基幹部分を変更するのか? ということです。

 

適切なバリエーションアイデアを考えてみる

 

井上:新規パーツがブロック単位で交換できるというのはどうでしょうか。確かにトゥランファムって最新技術の塊なはずなんで、どこかを削って変えていくというよりは、派生型を考える場合は必要に応じて上から被せていくスタイルになるのかな、と。

 

海老川:ざっと思いつく、なんとなく考えられそうなのは、スリング・パニアーを付けるアタッチメント部分に何かを取り付けていく仕様ですかね。例えば緊急展開や強襲用の追加ブースター的なものなのか……。

 

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NAOKI:作戦行動時間や距離を延長するための増槽であったり、火力を高めるような武装周りのオプションがさらに付いていく様な感じでしょうか?

 

オプション装備の変更で派生機を考える……。これはかつて大河原邦男氏によるイラストでも多く見られた王道的なバリエーションスタイルでもあり、メカニックアップデート的にもスマートな考え方と言えます。

 

井上:機体性格の変化……みたいな視点で考えてみると、二人用から一人用にしちゃうというのもユニークなのかな。う~ん、でもポッドは外から見えませんから、その変化が主だとバリエーションであることがわかりにくいというジレンマも(苦笑)。複座型であることを活かす派生モデルとしては例えば電子戦専用とか。かなり特殊な用途向きですね。

 

海老川:本編で電子戦の概念は何処まで踏み込んでいましたっけ?

 

井上:敵側にジャーゴやバザムみたいな偵察向けの機体がいますし、例のモノリスでセンサーでの察知が狂わされたりみたいな描写もありますし、何かしらジャミング的な要素はある気がするんですよ。

 

井上:より特殊用途向けに行くのか、イージーに考えると……あまり言いたくないけどフルアーマーみたいな方向性に行っちゃうのか(苦笑)。外装変化系はなんとなくモビルスーツっぽいイメージが出てしまう気がする。パーフェクト、フルアーマーみたいな。

 

NAOKI:バイファムでそういうのがありましたけど、RVのキャラクター性が変わるというかちょっと異質さも感じましたね。ヒロイックというかキャラクター性が高まるのでスポットでは面白い派生の方向性だとも思います。兵器とか、試作機から量産機になるにあたってステータスを総合性能に振ることで汎用性が高まるとは思うんですけど、例えばモビルスーツあたりは量産型から各種特化専用機に派生するじゃないですか。性能の統合、並列化をしていっているはずなのに枝分かれしていくということに、多少違和感を覚えるところもあります。

 

井上:『0083』の制作時に、ガンダム3号機出します……方向性はどうする? って困ってああいう形にした経緯がありますね。1号機が汎用型で、2号機が重爆撃機みたいな感じの性格になった、3号機……もうどういうタイプにすればいいの!? ってなりまして(笑)。で、本体以外に建て増していくような雰囲気になったのかな。

 

NAOKI:最初から役割分担された機体が作られていくのが、現実的な兵器らしい考え方なのかなと思います。

 

井上:本体に色々と付けていくことでフルアーマー化というか、そういうパターンに陥るのはあまり好ましくないと個人的には考えています。RVって余計な武装……仮にキャノンなんかが付いたりとかすると流麗なシルエットが崩れてしまってもったいない。プロペラントタンクとかでもコンフォーマルタイプみたいなのがいいな……とか。あまりオプションの類をヘンな方向にはもって行きたくないですね。隠し腕があるとか。ARVが昆虫的な要素があるデザインだから、そっち方向に近づくと技術体系のねじれが生じたりとか、色々と面倒くさいことになるような気が。

 

NAOKI:ネオファム後期性能向上型の時に、プロペラントタンクのサイズをSからLに変更できるカートリッジ式……みたいな話をしたじゃないですか。そうしたシンプルなアップデート要素は拾っていってもありという感じはしますね。

 

井上:スカート部がちょこっとだけ広がったとか、地味な仕様変更くらいがRVの変化としてはいい塩梅なのかなと。ずど~んと追加パーツが付いちゃうと、モビルスーツバリエーションと近しい印象になってしまいます。

 

海老川:大河原さんの描かれたオレンジ主体のカラーのトゥランファム後期生産型。カラーバリエーション的なもので形状は変わっていませんが、内部の仕様的には細々と変わっているのではないかと想像できますよね。

 

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▲トゥランファム後期生産型イラスト。機体形状等は通常のデザインと共通でありカラーのみが異なる。

 

NAOKI:モデラー視点から老婆心ながら……。ちょっとだけ変わりました……は見るほうには伝わりにくいというか、立体展開する上では地味ですよね。兵器としてのリアリティとキャラクター性の間を取るさじ加減、見映えはある程度気にしたいところでは。

 

海老川:やっぱりスリング・パニアーの線で考えるのが適切じゃないですかね。他にもツイン・ムーバー等の背面ユニット交換が多く見られますし、特にスリング・パニアーはオプションとして一番確立されているシステムなのかなとも。

 

NAOKI:ミッション毎に変えていくパック的なのは見映えもいいですし、実用性も感じられますね。大河原さんがデザインをいくつか描かれているので、それをモチーフとして色々とアイデアを創造していけると思います。

 

海老川:バーニアを大きくして高速移動に適した強化型、センサーを強化したタイプ、色々と吸収できる要素がありますね。

 

サンライズ渋谷さん(以下:渋谷):本体はわりとそのままに、スリング・パニアーやカラーリング、それと武器を変えていく……みたいな方向でいいのかなと思います。それでこのバリエーション機がどこで戦うのか? そういうイメージが湧いてくると、アイデアをプラスアルファしやすいのかなと。

 

井上:印象を思い切り変えていくとすれば、例えば水の惑星みたいなものがあって、そこで使う水中型装備とか、木星みたいなガス星で戦う……みたいな極端な局地専用を考えていくのも楽しいと思います。

 

といった感じで、トゥランファムのバリエーションについての議論をスタートさせた今回のロボラボいかがだったでしょうか? スリング・パニアーの変更を中心にバリエーションを考えていくという方向性も決まり、次回更新ではそのアイデアなどについて深く掘り下げていきます! 乞うご期待!!

 

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▲電撃ホビーマガジンでのディルファム考証の際に描かれた侵攻用ユニットのラフスケッチ。こちらもスリング・パニアーのバリエーション的に考えられたものだ。

 


<ROBOT魂担当コメント>

こんにちは、オカモトです。

 

いよいよトゥランファムバリエーションに関する議論がスタート!
今回は外装(スリング・パニアーですね)を変更しようといったバリエーションモデルのコンセプトが見えてきました!!
これからどのようにRVVで展開していくのか!? その行方にご期待いただければと思います。

 

で、トゥランファム、もうイベント展示等でご存知の方もいらっしゃると思いますが、ROBOT魂〈SIDE RV〉での商品化が決定しております!
こちらもネオファム同様に考証と併せて、NAOKIさんの手で改造作例をご用意いただく予定です!
今後出てくるプランやアイデアが、どう立体に落とし込まれるのでしょうか……? 自分も非常に楽しみです。

 

ベースとなるトゥランファムは、ただいま工場での金型調整やリリースに向けた宣伝告知の準備を行っている段階でございます。スタッフ一同最高の仕上がりにするべく鋭意進行しておりますので、詳細情報の解禁まで今しばらくお待ちくださいね!

 


 

次回「電撃ロボラボPLUS」は、2016年7月22日(金)更新予定です!

 

⇒電撃ロボラボまとめページ

 

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(C)サンライズ


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