『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のBB-8を、フォースを使って動かしてみた!

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

以前お伝えしたスフィロ社のBB-8とコントローラーの「フォースバンド」(単体でも動作します)ですが、ついに発売が開始され、編集部も実際に体験してきました! 製品は、「フォースバンド by スフィロ」(税込10,584円)と、ウェザリングが施されたBB-8 by スフィロとのセット商品である「スペシャルエディション」(税込26,784円)、そのApple Store限定商品「スペシャルエディション Apple Store限定」(税込26,784円)となっています。

 

bb-8_and_fb_fb_box_layout

▲フォースバンド by スフィロ(税込10,584円)

 

forcebandhr-7429_legal

▲スペシャルエディション(税込26,784円)

 

スペシャルエディション」(税込26,784円)

スペシャルエディション Apple Store限定(税込26,784円)

 

 

 

まずはウェザリングが施されたBB-8の造形や塗装を見ていきましょう。なお、ウェザリングが施されていない製品である「BB-8 by スフィロ」(税込21,384円)の動画付き体験記事も一緒にご覧ください。

 

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の『BB-8』が劇中そのままで登場! スマホ操作でコロコロと走り回ります!【動画付き】

 

 

▲ほぼ正面。ボディ、頭部共に、全体的にハゲチョロのウェザリングが施されています。

▲ほぼ正面。ボディ、頭部共に、全体的にハゲチョロのウェザリングが施されています。

 

▲ちょっと横から。球体なのでシルエットにはあまり変化がありませんね……。

▲ちょっと横から。球体なのでシルエットにはあまり変化がありませんね……。

 

▲背面です。かわいい。台座も、塗装剥がれが激しくなっている処理が施されています。

▲背面です。かわいい。台座も、塗装剥がれが激しくなっている処理が施されています。

 

▲顔のアップです。

▲顔のアップです。アンテナ類は、軟質素材で作られています。動いても破損のおそれはほぼないでしょう。

 

 

続いてフォースバンドです。こちらは、BB-8をコントロールできるほか、スマホと連動してさまざまな遊び方が可能なアイテムとなっています。まずはその形状から。

 

 

▲こちらがフォースバンド。中央やや右側にボタンが見えますが、これを押すことでBB-8やスマホと接続します。

▲こちらがフォースバンド。中央やや右側にボタンが見えますが、これを押すことでBB-8やスマホと接続します。反乱軍のマークもイイ感じですね。

 

▲少し横から。バンドにも塗装剥げ表現が施されています。

▲少し横から。

 

▲バンドの金属部分にも、塗装剥げ表現が施されています。

▲バンドの金属部分にも、塗装剥げ表現が施されています。

 

 

 

実際に動かしてみる!

では、お待ちかね! 実際にBB-8とフォースバンドで遊んでみます! この記事のタイトルでは「フォースで動かす」と書きましたが、まあ……実際のところはBluetooth Low Energyによって接続されます。まずはフォースバンドを腕に装着。ちなみに、登場するのはムーンライトウェイヴさん(スフィロ社の広報)に、インターンに来ていた学生さんです。モデルになっていただき、ありがとうございます!

 

 

img_8931

▲赤丸で囲っている部分はUSB接続端子。ここから充電をします。軟質素材のカバーが取り付けられています。

 

▲ベルトを腕に巻き、マグネットが仕込まれている金属部分を「カチ」っと合わせてバンドを締めます。スター・ウォーズ世界のアイテム感満載です。

▲ベルトを腕に巻き、マグネットが仕込まれている金属部分を「カチ」っと合わせてバンドを締めます。スター・ウォーズ世界のアイテム感満載です。

 

 

▲ボタン周辺が赤く発光しています。モードによって、発光色が青になります。

▲ボタン周辺が赤く発光しています。モードによって、発光色が青になります。

 

▲BB-8と接続! BB-8がポポキュキュ言っております。

▲BB-8と接続! ボタンの光も青に。BB-8がポポキュキュ言っております。映画のものよりだいぶん小さいですが、そこがまたかわいい。もっとも、実物大だったらおいそれと買えませんよね。

 

▲手を前に出すことで前進を指令。手の平は閉じていようが握っていようが関係ないのですが、このように開いていた方がフォース感漂いますな。

▲手を前に出すことで前進を指令。手の平は閉じていようが握っていようが関係ないのですが、このように開いていた方がフォース感漂いますな。

 

▲「ポポピュー!」などと言いながら、ゴロロロロ! っと転がっていくBB-8。速度は人が歩く程度ですが、ボディが小さいので速く見えます。

▲「ポポピュー!ギュパパパ!」などと言いながら、ゴロロロロ!っと転がっていくBB-8。速度は人が歩く程度ですが、ボディが小さいので速く見えます。

 

▲コロロロロロロ……

▲コロロロロロロ……

 

▲腕を振ると、その方向に曲がっていきます。

▲腕を振ると、その方向に曲がっていきます。

 

▲コロロロロロロ……

▲コロロロロロロ……。見てると楽しくなってきます。

 

▲手を前に伸ばした状態から……

▲手を前に伸ばした状態から……

 

▲サッと手を上げるとBB-8が手元に向かって走って来ます。

▲サッと手を上げるとBB-8が手元に向かって走ってきます。

 

▲手を下に振るとストップ。ひたと停まります。

▲手を下に振るとストップ。ひたと停まります。

 

フォースバンドにBB-8が追随して動いてくるわけではないのですが、手を振るだけで前進・旋回が可能なので、お散歩的に一緒に歩くこともできます。

 

 

img_8983

▲一緒についてきて……

 

img_8984

▲並んで歩き……

 

img_8985

▲一緒に歩いています。ちなみに、BB-8の最高スピードは秒速2.2メートルとのこと。

 

 

 

フォースバンド、そのほかの機能

フォースバンドはBB-8をコントローするだけでなく、さまざまな遊び方が可能となっています。その機能は以下の通り。

 

 

▲まずはスマホと接続します。

▲まずはスマホと接続します。

 

▲フォースバンドの、スマホアプリのメニュー画面。

▲フォースバンドの、スマホアプリのメニュー画面。

 

 

  • ドロイド・コントロール……これまでご覧にいれてきた、BB-8の操作機能です。
  • フォース・アウェアネス……「デジタル・ホロクロン」を見つけ出し、スマホのアプリ内にコレクションする機能です。
  • フォース・トレーニング……さまざまなトレーニングを行いますが、「ラスターの出現」というモードでは、画面上のBB-8を動かすことで、実際のBB-8操作トレーニングができます。
  • コンバット・トレーニング……フォースバンドを振ることで、動きに合わせてライトセーバーやブラスターなどの効果音が鳴ります。

 

デジタル・ホロクロンとは、フォースバンドのスマホアプリで楽しむデジタルコンテンツ全般を指します。これらは、ユーザー自身がフォースバンドを装着して探し、手に入れることになります。フォースバンドを手に付けていると、フォースバンドからデジタル・ホロクロンが見つかったと音声通知が入るので、手に入れるゼスチャーを行います。ホロクロンは、まずはホロクロン・コレクションと呼ばれる画面に保管され、そのあと、コンバット・トレーニングで使える宇宙船や武器だけがアイテム保管庫に自動的に保管されます。

 

▲手に入れたデジタル・ホロクロンは、このように貯まっていきます。

▲手に入れたデジタル・ホロクロンは、このように貯まっていきます。

 

デジタル・ホロクロンの中でもおもしろいのが、「コンバット・トレーニング」用のもので、ライトセーバーやブラスターが用意されています。フォースバンドを装着した手を振ると、ライトセーバーやブラスターの音声が鳴り、ジェダイ的気分でいっぱいになることができます。

 

▲スフィロ社の広報資料より、コンバット・トレーニングのようす。気分的にこんな感じです。

▲スフィロ社の広報資料より、コンバット・トレーニングのようす。手を振るとブオンブオン音がします。いい大人でも、気分的にこんな感じの表情になってきます。

 

 

このほか、フォース・トレーニングでは、BB-8と宇宙船の艦内でトレーニングを行うというもの。こちらは映像のBB-8が見られるので、それも魅力です。

 

▲フォース・トレーニングのようす。

▲フォース・トレーニングのようす。

 

▲BB-8を前に進ませるのだ! という指令が。BB-8操作のチュートリアル的なコンテンツですね。

▲BB-8を前に進ませるのだ! という指令が。BB-8操作のチュートリアル的なコンテンツですね。

 

 

これにて、フォースバンドとBB-8 by スフィロの体験記を終わります。フォースバンドは劇中に登場するアイテムではありませんが、だからこそスマホコンテンツや装着している際のデジタル・ホロクロン獲得といったゲーム要素が盛り込まれ、「いかにスター・ウォーズ世界を楽しませるか?」に注力されています。もちろんハゲチョロ表現に凝った外観も魅力的。スター・ウォーズ好きなら、BB-8とともに楽しんでみるのもよいのではないでしょうか?

 

 

 

BB-8ができるまで

取材におうかがいした際、BB-8 by スフィロの開発経緯なども聞かせていただきました。考えてみれば、そもそも玩具が実物と同じくコロコロと自在に転がるのも不思議な感覚です。これには実は、前身となる製品がありました。

 

img_9030

▲BB-8 by スフィロの前身となる製品「Sphero2.0」l(税込15,206円)。丸いボールがスマホからの指令でコロコロと転がります。

 

▲Sphero2.0用のシリコンのカバーです。これに絵の具をつけて転がし、お絵かきなどを楽しむことができます。

▲Sphero2.0用のシリコンのカバーです。これに絵の具をつけて転がし、お絵かきなどを楽しむことができます。

 

▲こちらはスマホなどを装着できるカバー。スマホで動画を撮影させながら、操作することも。また、ブロックオモチャを繋げたりと、さまざまな楽しみ方が可能です。

▲こちらはスマホなどを装着できるカバー。スマホで動画を撮影させながら操作することも(操作用のスマホが別途必要になりますが)。また、ブロックオモチャを繋げたりと、さまざまな楽しみ方が可能です。

 

img_9031

▲「Spero SPRK+」(税込 18,144円)。Sphero2.0のボディが透明になり、プログラミングの学習用として使われています。

 

▲こちらが専用アプリでプログラミングしたもの。さまざまな動作を指示することができます。

▲こちらが専用アプリでプログラミングしたもの。さまざまな動作を指示することができます。

 

▲回転の秒数や角度などを指定します。

▲回転の秒数や角度などを指定します。

 

▲こちらは球形ではなく二輪で走る「Ollie」。Sphero2.0よりも“走り”に重点を置いた楽しさ。

▲こちらは球形ではなく二輪で走る「Ollie」。Sphero2.0よりも“走り”に重点を置いた楽しさ。

 

 

フォースバンドやBB-8 by スフィロを開発したのは、米国のスフィロ社。この会社はイアン・バースティンさんとアダム・ウィルソンさんという2人の技術者によって2010年に設立された技術系のベンチャー企業です。技術系ということで、Sphero2.0も単なるロボットオモチャというよりは、技術が好きな人が楽しめるように作られています。たとえば、先ほどご紹介したメニュー形式によるプログラミングだけでなく、本格的なプログラミングも行えるように、そのソフトウェアの仕様などが公開され、スフィロ社以外の人達がプログラミングを楽しんでいるのだそうです。そうしたユーザー達のプログラミングにより、たとえばSphero2.0をリモコンとして使ったり……ということも、可能なのだとか。プログラミングのユーザーコミュニティーも存在し、日々情報交換がなされています。

 

 

こうした状況の中、ベンチャーキャピタルであるテックスターズ社が協力した「ディズニー・アクセラレーター」という企画にスフィロ社が応募して選ばれたことで、2014年、ディズニーとの協業が決まりました。当時はまだ『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の情報公開前。そこでディズニー会長のボブ・アイガー氏にBB-8の極秘スケッチを見せられ「これだ!」となって、3Dプリンタを駆使して3日でプロトタイプを作成。ここからは長い道のりをかけてようやく完成にこぎ着けたとのこと。

 

BB-8 by スフィロは、もちろんキャラクター商品ではありますが、プログラミング技術者にとっても“オモチャ”となるテクノロジー的な面白さも持った製品なのでありました。

 

 

DATA

フォースバンド・by スフィロ

  • 価格:10,584円(税込)
  • 発売中
  • 重量:約38g
  • 接続:Bluetooth Smart対応(カバー範囲30m)
  • 稼動時間:3時間受電で60分作動

 

 

スペシャル・エディション

  • 価格:26,784円(税込)
  • 発売中
  • 同梱物:フォースバンド、BB-8 by スフィロ本体、BB-8用非接触式充電器、マイクロUSBケーブル、クイックスタートガイド

 

 

関連情報

 

(c)&TM Lucasfilm Ltd.

上に戻る