素組みでガンプラ! ~クシャトリヤ・リペアード~ 前編

更新日:2014年11月13日 23:12
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ガンプラの楽しみ方は人それぞれ。合わせ目を消したり全塗装して“ガチ”で仕上げていくのも楽しいけれど、せっかく色分けが再現されているガンプラだから、そのまま組んで楽しむのもアリでしょう。

 

そこで本コーナーでは、プロモデラーの桜井信之氏に、充実した作業環境のない方にもガンプラ作りを楽しめるように、超基本からちょっとしたワザまで、素組みで作る際の“コツ”を紹介してもらうことにしました。少しの手間で十分楽しめる“素組み”の楽しさを、味わっていただければと思います。

 

今回は、大人気「HGUC 1/144 クシャトリヤ・リペアード」を例に、ウェザリングの施し方を紹介します。

 

■HGUC 1/144 クシャトリヤ・リペアード
~ウェザリングの施し方~

 

●今回使った道具
ツヤ消しスプレー
化粧品(アイシャドー・スポンジチップ)

 

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 今回はガンダムUC ep7に登場したクシャトリヤ・リペアードを取り上げてみました。名前が示すとおり、現地で調達したパーツで突貫的に“リペア”した機体で、各所に連邦側のディテールが確認できるハイブリッドな機体です。そのような状況で急造された機体なので、ダメージもかなりのものでしょう。そこで今回は身近な素材でウェザリングを施してみます。

 

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 これはキット表面のツヤを消す、ツヤ消しスプレー。左は水性の〈トップコート・つや消し〉で、右は油性の〈Mr.スーパークリアー・つや消し〉です。油性の方が塗装膜は強固ですが、今回は水性でも問題ありません。特にスプレー塗装に慣れていない方は水性タイプの使用をオススメします。ツヤ消しスプレーを使う時に最も大切なのは、“缶をよく振る”ということ。僕は100回くらい振るようにしており、中身を十分撹拌してから使用してください。

 

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 ツヤ消しに限らず、スプレー塗料を使う時は、直接対象物に噴射せず、ターゲットをキットから外した位置から吹き始めてスプレー缶を動かし塗布しましょう。もちろん、吹き終わる時もキットを通り過ぎた時点でボタンから手を離すようにしましょう。最初はぎこちないですが、慣れればこの動作は習慣化します。

 

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 ツヤ消しをコートする前と後を比較するとよく分かりますが、プラスチック特有の“テカり”がなくなり、しっとりとした落ち着いた状態になります。これだけで“オモチャっぽさ”がなくなり、シックな雰囲気になります。同時に若干ですが成形色の明度も上がっているのがわかると思います。

 

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 このツヤを消す作業は、キットの質感に変化を与えるだけではなく、これから行うウェザリングの“ノリ”をよくする効果もあります。ツルツルの表面では、ウェザリングを施しても“引っ掛かり”がないため、塗料のノリも定着もよくありません 。そのため、最初にツヤ消しスプレーをコートし、キットの表面を若干荒しておく必要があるのです。

 

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 さて、今回ウェザリングに使用するのは〈アイシャドー〉です。これは顔料を油脂やロウなどで練ったもので、みなさんご存じの化粧品。パレットに入ったものは〈パウダータイプ〉と呼ばれ、ピグメントのような完全な粉ではないので定着もよく、実は模型への使用に適しています。

 

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 茶系やダークグレーの〈アイシャドー〉を〈ブラシ〉に取り、パーツのエッジ部分を撫でていきます。そうすると、エッジが強調されるうえ、ウェザリング効果も演出できます。どの色の〈アイシャドー〉を使うかで「何の汚れか?」といった理由が変わってくるので、模型の成形色との兼ね合いを考えてウェザリング作業を行ってください。

 

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 時には〈スポンジチップ〉を使い、汚しを強調したい部分にアクセントを付けましょう。“オイルの垂れ”や、“スス汚れ”を表現する場合、〈スポンジチップ〉を使うとウェザリングに強弱を付けやすくなります。複数の色を混ぜて汚していくのもいいでしょう。失敗した時は水で簡単に落とせるので、恐れずチャレンジしてみてください。

 

前編はここまです! 後編は2014年9月18日に更新予定なので、お楽しみに!!

 

⇒素組みでガンプラ! ~組み立ての基本から簡易塗装まで! おすすめプラモデルをきれいに作るコツ~(目次) へ 

 

(C)創通・サンライズ


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