【機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス】ヨーンが対峙したガンダムチームとは?【電撃大王第2話掲載】

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『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』第2話が掲載された、『月刊コミック電撃大王2017年2月号』が本日12月27日(火)発売です。

 

『機動戦士Zガンダム 審判のメイス』フォローアップ連載第5回となる今回は、物語中でヨーンが何度も口にしているこの時代の“ガンダム”について解説します。

01ph11▲コミック第2話冒頭より。宇宙海賊に襲われているシャトルからの救難信号を受け、現場に急行したヨーンが見たものは……?

 

 

 

ガンダムチームとは――?

「審判のメイス」の舞台となる宇宙世紀0089年、最も有名なガンダムといえば「ガンダムチーム」に所属するガンダムたちでしょう。ガンダムチームとは第一次ネオ・ジオン戦争時に活躍したエゥーゴのMS部隊です。MSZ-010 ZZガンダムをはじめ、配備MSがすべてガンダムタイプであったことから、こう呼ばれるようになりました。

 

第一次ネオ・ジオン戦争初期から、対ネオ・ジオンの最前線にあり続け、その終結に貢献。その輝かしい戦果は、ガンダムチームの名を広く知らしめることとなりました。

03 04▲グリプス戦役でエゥーゴが消耗していたこともあり、ガンダムチームは実質的な主戦力としてネオ・ジオンとの戦闘にあたりました。彼らは戦争を終結に導いた英雄ともいえます。

 

 

 

ガンダムチームの編成

ガンダムチームのように複数のガンダムタイプが配備された部隊は宇宙世紀全体を見回しても希少です。最強のガンダムと称されたMSZ-010 ZZガンダムをはじめ、グリプス戦役期で活躍したMSZ-006 ZガンダムとRX-178 ガンダムMk-Ⅱ、MSN-00100 百式などで編成されていました。機体特性が異なるために連携した運用には不向きでしたが、パイロットたちは息の合った連係を見せ、戦果を挙げました。

 

それではガンダムチームのMSを解説していきましょう。

 

●MSZ-010 ZZガンダム/MSZ-006 Zガンダム
05 06▲ガンダムチームの中核となったZZガンダム(上)。合体変形機構を有するほか、頭部にハイ・メガ・キャノンを備えるなど、高い性能を有しています。同じく変形機構を有するZガンダム(下)はZZガンダム配備までチームの主力を担いました。

 

●RX-178 ガンダムMk-Ⅱ/MSN-00100 百式
0708▲ガンダムMk-Ⅱ(上)は性能的には当時既に旧式化していましたが、貴重な戦力としてメガライダーと共に運用されました。金色の機体色が目を惹く百式(下)は「Z計画」で開発されたMSです。

 

●ガンダム・チーム以外のガンダム・タイプMS
ph08▲グリプス戦役期から第一次ネオ・ジオン戦争期は、多くのガンダムタイプMSが開発された時期でもあります。特に知られる機体がこのZプラスで、カラバなどで運用されていました(画像はU.C.0096にシャイアン基地に配備されていた機体)。コミック第1話ではヨーンもその名前を挙げています。

 

 

 

ガンダムチームの活躍

グリプス戦役直後のU.C.0088年初頭、エゥーゴの旗艦アーガマがサイド1にあるコロニー、シャングリラに寄港。その際、コロニーに住むジュドーたちが艦に乗艦します。彼らの目的は生活のためにMSを盗み出すこと――すなわち戦争とは何の関係もない民間人の少年たちでしたが、否応なしにエゥーゴとネオ・ジオンの戦いに巻き込まれていきます。
ほどなくしてジュドーたちはエゥーゴに所属しますが、当初はチームとしての統制が取れず脱走者まで出る有様でした。しかし、戦いの中で彼らの意識にも変化が生じネオ・ジオンの地球降下作戦ごろからまとまりを見せるようになります。その後は、対ネオ・ジオン戦闘の最前線に立ち続け、やがて戦争末期に勃発したネオ・ジオンの内乱に乗じてその指導者を撃破、戦争を終結に導いたのです。

 

ph09 ph10▲当初はなりゆきでネオ・ジオンと戦っていたジュドーたち。しかし戦争終盤にはネオ・ジオンの指導者、ハマーン・カーンと対峙、死闘の果てにこれを討ち取ります。

 

 

 

そして時代は「審判のメイス」へ――。

ph01

「審判のメイス」のコミック第1話で、乗機となるガンダム[グリンブルスティ]を目にしたヨーンは大はしゃぎしますが、それはガンダムチームをはじめとするさまざまなガンダムの活躍を耳にしていたからに他なりません。

 

こうした時代背景を紐解いていくと、より深く楽しめるのもガンダムシリーズの特徴です。
電撃ホビーウェブでは、今後もこうした設定や時代背景などを紹介していきますので、ぜひコミックとあわせてチェックしてくださいね!!

 

 

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