待望の出撃となった食玩「スーパーミニプラ ウォーカーギャリア」可変作例にモデラー古木が挑む!【前編】

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2016年大ヒットを飛ばし、すっかり定番アイテムとなった食玩組み立てキットシリーズ「スーパーミニプラ」。発売中の最新アイテムは「スーパーミニプラ」、ウォーカーギャリアです。

 

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第1弾のザブングルと同じく、『戦闘メカザブングル』に登場した後半の主役メカであり、惑星ゾラの世界観に寄り添いながらも、ヒーローメカとしてのザブングルの意匠を受け継いだ完成度の高いデザインで、エメラルドグリーンに煌めく機体です。「スーパーミニプラ」版では、劇中の印象を残したグッドプロポーションと一部差し替えによる変形合体を完全再現。

 

この注目キットに、ザブングルも担当したモデラ―・古木誠人氏が挑みます。今回は基礎工作編ということで、製作途中の画像で多数の工作をご覧ください!

 

02 03まずは前後のショット。
体型の変更なしでこの完成度、さすがです。重量感のある四肢ながら、股関節や肩など要所が絞り込まれたその形状はまさにウォーカーギャリア。作例では、素体の完成度を活かしつつ、以前のザブングルと同様のフォーマットで各部にディテールが追加されています。

 

古木:各部位、アートナイフや各種タガネでスジ彫りを追加、ピンバイスで穴を開孔したり、プラ材などでディテールを追加し情報量を増やしています。パーツ分割や合わせ目ラインの変更時には、0.1ミリ厚のモデリングノコを使用しています。

 

04 05頭部は分割を変更してパネルラインをより自然なものに。コックピット横のパーツが、ドアとして実在感を主張します。

 

古木:頭部・F-2パーツとF-3パーツの合わせ目ラインを変更しています。F-3パーツの両サイド上部をいったんカットし、F-2パーツに接着させています。

 

24 25胸部と背部にもスジ彫りやリベットを追加し、表面処理が施されます。ディテールのデザインラインはここもザブングルを踏襲したものに。胸部に入るパネルラインは、脚部部分のパネルラインと似通ったものとし、作風全体に統一感を出しています。

 

06 07腕部。深い彫りと浅い彫りで、表面が単調にならないようラインが作られています。

 

古木:腕部・肩部は肩関節パーツを挟み込む方式なので、塗装後、組み込めるようにパーツの合わせ目ラインを変更しています。

 

08前回のザブングルでも存在感のあった、古木氏謹製の改造ハンドパーツ。

 

古木:手首パーツは、穴が開いていない握り拳とライフル用に人差し指が伸びている状態の物を作りました。キットのパーツを複製し、数を増して、それぞれ加工しています。

 

0910上半身をギャリィ・ホバーに変形。フレームで腕部がつながれた、特異な形状のホバーカーになります。変形後、手首を外した箇所には専用のカバーパーツが自作され、「車両らしさ」をアップ。

 

11フレーム部分は分割を変更、天面・底面それぞれにディテールを追加しています。底面のサブノズルのようなディテールで、グッと「飛びそう」な形状に!

 

古木:両腕をつなぐ胸フレームは、背部ブロックを挟み込むので、パーツの合わせ目が気になります。A-1パーツを三分割して、合わせ目を目立たなくし、背部ブロックを塗装後も組み込みができるように加工しています。

 

12胸横の白いパーツ、その内側はメカがちらりと見える腕の見せどころ。ここには古木氏が独自のディテール増工作を施しています。

 

古木:胸横のパーツはギャリィ・ホバー時に内側が目立つので、プラ材を張り付けてディテールを追加しています。

 

13ギャリィ・ホバーの背部にセットされる、バズーカ用のラッチも後ハメ加工済み。腕部ブロックも塗装のため、すべて外れるようになっており、各部に追加された開孔モールドが密度をグッと引き上げています。

 

14 15 16下半身もディテール追加と同時に後ハメ加工が施されていきます。

 

古木:ふともも側面に腰後部と同様に、モールドが入ったプラ材でシャッター状のディテールを追加。ふくらはぎのパーツ合わせ目ラインをR3ギャリアのディテールを参考に変更しています。くるぶし部の長方形のディテールをプラ材で凸に変更しました。

 

17そしてギャリィ・ウィルに変形。ディテールアップで巨大な3輪トレーラーという説得力が増します。

 

古木:スジ彫りやプラ材などで、ディテールを追加する作業が中心です。

 

18 19フレームの収まる胸部内部は、専用のスペーサーを埋め込んでディテールアップ。

 

古木:ギャリィ・ウィル形態では胸のフレームが収まる箇所の内側が寂しいので、プラ材でディテールの追加や差し替えパーツを作ってみました。腰後部、タイヤ上部の表面にモールドが入ったプラ材でシャッター状のディテールを追加。

 

20このスペーサーは、同じ角材から切り出すことで幅の精度を確保するアイデア。工程もシンプルになり、しかも正確に作れるといいことづくめです。

 

21足裏はトレーラーの荷台らしいディテールが追加。ぐっと実在感が増す見どころです。

 

古木:足のの肉抜き穴は、シアノンで埋めて削り込み、一度表面をフラットにしてから、モールドが入ったプラ材で作り直しています。

 

22武装類も抜かりはありません。厚みを増したライフルと、精度を増したバズーカがギャリアを盛り上げます。

 

古木:ライフルは細いので2個貼り合わせ、マズル、グリップ、サイトスコープなどをいったんカットしてから、ライフルの基部を太くしたあと、各部位を再接着しています。サイトスコープに市販のクリアパーツを仕込んでみました。

 

23バズーカは分割線の変更、マガジンを中心とした加工でより締まった形状になりました。

 

古木:大口径バズーカは、グリップとマガジンを中心にディテールアップ。マガジンとバズーカ後方の合わせ目が気になったので、パーツの合わせ目ラインを片側に寄せる変更を施しています。

 

まずは、製作中のウォーカーギャリアをフォトをまじえてお伝えしました。古木氏いわく「成形の水準も過去のスーパーミニプラよりかなり向上しており、表面処理もやりやすいオススメキット」とのこのウォーカーギャリア。完成版の勇姿は、後日紹介の後編でお楽しみください!

 

DATA

スーパーミニプラ ウォーカーギャリア

  • 組み立てキット1種+ガム1個(全4種/クラブタイプ、レッグタイプはカラーバリエーション2種)
  • 発売中
  • 850円(税抜)
  • 販売元:バンダイキャンディ事業部

 

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(C)サンライズ


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