『ワンオフに近いフィギュアが量産品に』圧倒的再現度に驚愕!!ワンフェス最高責任者・海洋堂宮脇センムに聞く、ワンダちゃんフィギュアの開発秘話とは

更新日:2017年6月26日 10:23
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ワンフェスを代表するプロジェクトとなったワンフェスみやげをコンセプトとしたフィギュア企画「ワンダちゃん NEXT DOOR プロジェクト」。海洋堂に問い合わせてみたところ、「まだ開発途中なので社外貸し出しはNGだけど、第4弾の製品サンプルが大阪にありまっせ」という情報が!! これを受け、電撃ホビーウェブ編集部は大阪の海洋堂本社に潜入!! 製品サンプルを拝見しながら、宮脇センムにFILE:04の造形やペイントマスターの製作について伺いました!!

 

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前回の宮脇センムへのインタビュー記事はこちら:『こんなクオリティ見たことない』業界屈指の技術を集結!ワンフェス最高責任者・海洋堂の宮脇センムに聞く“ワンダちゃんNEXT DOORプロジェクト”とは

 


 

重機と女の子を上手くマッチさせて、<重機少女>としてまとめる「塩梅」の良さに独特のセンスを感じました

――4回目となる「ワンダちゃん NEXT DOOR プロジェクト」(以下、NDP)ですが、今回のイラストレーターさんはどういった経緯で選ばれたのでしょうか?

宮脇センム(以下、宮脇):イラストレーターさんの選定は、あさのまさひこさんに一任しています。あさのさんから「今回はこういう形で進めたいと思います」という報告を受けて、私は彼が選んだイラストレーターさんのテイストを見させてもらうという形です。ただ、前回の賀茂川さんに依頼した時もイラストレーターさん選びには苦労していたとは聞いています。それは2D方面のスーパーバイザーの【なんとなくドクターK】さんから、「新しい絵柄を作ろうと思っているイラストレーターさんが少ないように感じる」という話があったからだそうです。特に今回は選ぶのが非常に難しかったことに加えて、彼も本業も忙しかったため、あさのさんのリクエストに応えづらいという状況でした。そこでFILE:01を担当してもらった国道12号さんやFILE:02のTAQROさんなどに声をかけてみて、TAQROさんから今回のDANGERDROPさんを提案されたそうです。

 

――今回のワンダちゃんのイラストを見ると、これまでのイラストのテイストとは、大きく異なっていますね。

宮脇:イラストを見てもらえればわかるんですが、「メカ+女の子」っていうのはある種定番化したコンテンツです。でも、DANGERDROPさんの場合は、メカと言っても「重機」なんですね。しかも、イラストからはその重機への愛、言ってみれば「重機偏愛」を非常に強く感じました。なおかつ重機にこだわって、今風のタッチで重機と女の子を上手くマッチさせて、<重機少女>としてまとめる「塩梅」の良さに独特のセンスも持ってるのです。また、「NDP」についてもFILE:01から並べてみたときにシリーズとしての面白さが増してくる、というのは当初から考えていたことです。そのために、FILE:04では非日常性を感じさせる独特の世界観を持つもの展開したいと考えていたので、DANGERDROPさんのイラストがそれにジャストフィットしたというわけです。そして、DANGERDROPさんにコンタクトを取ったところ、ふたつ返事でご快諾いただき、作業がスタートしました。

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▲こちらがDANGERDROPさんによるワンダちゃんのイラスト。高圧放水車をバックパックとガンタイプのノズルにアレンジするところに、氏の観察眼と重機への愛が伺えます。

 

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▲左からFILE:01の国道12号さん、FILE:02のTAQROさん、FILE:03の賀茂川さんのイラスト。

 

フィギュア化をいい意味で理解していて、「フィギュアっぽくない方向性」を模索していると感じた

――イラストレーターさんが決定し、いよいよ作業がスタートしたわけですが、イラスト発注に際してなにかオーダーはなさったのでしょうか?

宮脇:DANGERDROPさんにも、これまでのイラストレーターさんと同じく「フィギュア化などは考えなくて結構です」といってお願いしたんです。結果、上がってきた最初のスケッチはすごく地味なものでした。でもそれを見たときに、フィギュア化をいい意味で理解していて、「フィギュアっぽくない方向性」を模索していると感じました。一方であさのさんは、このままの方向で進めていくと、正解が見つからないまま無限ループに入ってしまう可能性を危惧されたようです。そのため、あさのさんはDANGERDROPさんに、ご自身の描かれた<重機少女>のイラストをお送りして、「これでいっちゃいません?」とオーダーされたんです。それを受けたDANGERDROPさんも「いつもと同じになっちゃいますが……」と仰いつつ、イラストを数点上げてくださいました。その中で目を引いたものが、今回立体化した高圧放水車をベースに女の子は機動隊の服を着ているものと、アメリカ空軍の消防士をモチーフにしたものでした。どちらもよかったのですが、アメリカ空軍の消防士をモチーフにした方は単価の問題がありました。

 

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そもそも<重機少女>にした時点で、単価が高くなることは覚悟していました。イラスト自体はふたつとも素晴らしかったのですが、ビジネスも含めた落としどころを考えて、高圧放水車の方に決定しました。そこからは修正も含めてトントン拍子に進みました。修正点で一番大きかったのが手に持っている放水用のノズルです。最初のものは銃器然としていたので、それを実際のノズルに近いものに改めてもらっています。その修正についても、DANGERDROPさん自身の引き出しにあるものを組み合わせてもらえれば出来るだろうというイメージはあったんです。ちなみに、ノズルとバックパックについてはトンデモナイ詳細稿があります(笑)。それを盛り込んだものが、事実上の決定稿となりました。もちろんこれでも十分に可愛かったのですが、あさのさんには「フィギュア化を意識したポーズではない反面、イラストレーションというよりはアニメの設定画に見える」という違和感があったようです。

 

NDPのモチーフイラストはワンフェスガイドブックの表紙を飾ることになるのですが、今回は一度イラストを表紙にレイアウトして検証した結果、DANGERDROPさんに対して、「申し訳ないのですが、通常よりも大きなA4サイズでイラストを描いていただき、ガイドブックにはそれをトリミングして掲載するというのはどうでしょうか?」という提案をしてみました。そうすると、ちゃんとイラストレーション然として見えるんです。イラストがトリミングされている表紙は、ワンフェス史上初になりますね。ガイドブックはもうすぐ発売となりますが、ワンダちゃんがバーンと掲載された、非常にインパクトのあるものになったと思います。

 

DANGERDROPさんのイラストの顔の立体正解値を超えるものになりました

――こうしてイラストが完成して、次は原型に進まれたわけですね。

宮脇:今回は、「夢のカグツチノ公国」の戸田聡さんに原型をお願いしています。彼もワンダーショウケース(以下、WSC)の第3期(WSC#007)に選出された原型師です。今回は重機要素が入っていることもあり、原型は細かい部分の正確な再現を得意とする戸田さんしかいないだろうということで頼んでもらいました。ただ、今回は立体化に時間がかかるのが分かったのと、ご本人の仕事やサークル活動などもあったので、あさのさんも頼むべきかどうかというのは相当悩んだようです。ダメ元で頼んでみたところ「ワンフェス関連でお手伝いさせていただけるなら、自分の技量で構わないならぜひ!」という返事をいただけました。

 

ただし、あさのさんからは「顔に関しては立体正解値に近いところまでは再現してもらいたい」という要望を出していたということは聞いています。この「立体正解値」に近付けるために顔に関してあさのさんはかなりリテイクを出していましたが、本当に言った通りの修正が上がってきて、我々もそれには正直驚かされました。さらに、その細部へのこだわりと再現度は、ブーツひとつとっても「それだけで商品になるんじゃないか?」というほどのものです。

 

ここまでディテールを再現できたのが、彼が使っている「スカルピー」という素材の特性にあります。スカルピーはオーブンなどで加熱して硬化させるのですが、繰り返し焼いても素材劣化がないので、ひとつの工程――たとえばシューホールを付けて焼くなど――ごとに焼くことができるんですね。それゆえに、普通はバックパックのようなメカ的な部分はプラ版で作るんですが、そこもスカルピーで作っています。あさのさんもモデラー出身ですが、スカルピーの有用性について改めて気づかされたと言っていましたね。

 

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開発が進む中で、首から下は順調にできていく一方、顔に関してはやり取りを繰り返していたのですが、最終的にはDANGERDROPさんのイラストの顔の立体正解値を超えるものを完成させることができました。これは、こちらからの修正に対して、戸田さんが真摯に向き合って正解値を出そうとしてくれたおかげだと思っています。

 

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▲何度もリテイクが繰り返された顔。目だけではなく、口の形状についてもやり取りが重ねられました。

 

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▲ボックス状のバックパックは、通常ならプラ版のところ、これもスカルピーで製作。素材の特性を利用し、造形を重ねていくことでイラストのディテールを忠実に再現されています。

 

この作品は、メカや美少女など、ジャンルにこだわらず造形ファンに見てもらいたい

――顔でやり取りを重ねられた以外、製作はスムーズだったんですね。

宮脇:顔以外には非常にスムーズに進行しました。最終的には顔も立体正解値に達したものができています。全体のバランスもすごくいいのですが、その中でも特に見てもらいたいのが、バックパックとノズルを繋ぐホース、そしてブーツの造形です。ホースの両端のバルブに付く部分は円形になっていて、膨らんだ部分や潰れた部分が混在しているところはイラストでも原型でも再現されています。こうしたところを、造形をやる人もやらない人にも観察してもらいたいですね。もちろん、DANGERDROPさんのイラストを見たときも驚いたんですが、それが戸田さんの技術力によってスカルピーで再現されているのを見ると、「造形っていいな」って素直に思いますね。3Dモデリング全盛のこの時代に、ここまでできるっていうのはスゴイことだと思います。この作品は、メカや美少女など、ジャンルにこだわらず造形ファンに見てもらいたいですね。

 

DANGERDROPさんに、立体化された写真を送ったときには「2Dのイラストが、そのまま立体化されるのは信じられない気分です」というコメントが返ってきました。そうしたコメントをいただけること自体、イラストレーターさん、原型師さんをはじめ、製作に関わった全員がWin-Winの関係になった証明だと思います。

 

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▲このホースも本作品では注目したいポイント。バックパックとノズルに接続された部位は円形ですが、それ以外は膨らんだ部分、潰れた部分、折れ曲がった部分など、多彩な造形が見て取れるうえ、素材の質感も感じさせます。ロゴマークなどもあり、グラフィカルな仕上がりとなっています。

 

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▲今回の注目ポイントとしても上がっていたブーツ。シワに加え、シューホールやそこを通るヒモなど、細部まで徹底して作り込まれています。写真では見えませんが、ソールのモールドもきちんと再現されています。

 

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▲ガンタイプのノズルもディテール感たっぷりの造形。異なる形状のパーツがシャープに再現されています。

 

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▲ベストは原型状態では別パーツとなっています(製品では接着されています)。微妙なシワに加え、ポケットのふくらみやステッチにも注目です。

 

システムを変えないと、停滞、もしくは退行するという危惧があった

――原型が完成したことで、ペイントマスターが作成されるわけですが、そちらについてはいかがでしょうか?

宮脇:ペイントマスターに関しては、FILE:04では「外部のフィニッシャーさんに依頼する」ということをコンセプトのひとつとしていました。FILE:01からFILE:03までのペイントマスターは、海洋堂の塗装班で作成していましたが、この3作に関してはいまひとつうまくいかなかったという思いがあります。

 

海洋堂はオールマイティーなフィギュアメーカーだと思うんです。ただ、美少女フィギュアに関しては、グッドスマイルカンパニー(以下、GSC)さんのように、美術品レベルのものを毎月複数体出されているメーカーさんと比べると、海洋堂は美少女フィギュアのペイントマスターの製作については、数やサイズの面では追いついていないんですね。やはり価格が1万円クラスの美少女フィギュアになると、「お作法」の部分でのレベルが向こうは2ランクくらい上なんです。

 

「餅は餅屋」という言葉があるとおり、数をこなすうえで美少女フィギュアに特化したフィニッシャーさんにオーダーできる体制を構築しているGSCさんに対しての、海洋堂のディスアドバンテージが過去の3作で露呈した結果となったんです。そこで私とあさのさんで話し合った結果、「外部発注をした方がいいのではないか?」という結論に達しました。これは、システムを変えないと、停滞、もしくは退行するという危惧が互いにあったからこそのものです。

 

再現度は高さに驚きつつも製品に落とし込めるのか、ドキドキした

――フィニッシャーさんを外部にお願いするにあたっての人選というのは、どうされたんですか?

宮脇:そこも大変でした。社内に塗装班がありますし、原型師さんが塗装までして納品されることもあったので、海洋堂もあさのさんも外部のフィニッシャーさんへの人脈は浅かったんです。どうしようかという話になったときに、名前が挙がった人物がWSCの第14期(WSC#035)で選出した「ACCEL」の矢竹剛教さんです。彼は、製作代行から原型師になったという面白い経歴を持っていて、現在は原型を作りながらペイントマスターを請け負うということをなさっています。

 

彼にはワンダーショウケースプラスで、あきまんさんに描きおろしていただいた「白キャミィ」と「黒キャミィ」を塗ってもらったことがあって、その卓越した技術に驚かされたことがあるんです。矢竹さん自身がクリーチャーやリアルフィギュアに長けている方なので、キャミィはこなしていただきましたが、いわゆる「萌えキャラ」に分類されるワンダちゃんはどうだろう?という疑問はありつつも、ダメ元であさのさんに問い合わせてもらったんです。ご本人からは「できますが、大得意とは言い難いので時間が掛かりますが……」という返事がきたそうです。DANGERDROPさんのイラストを見せた後の矢竹さんの返答も、「これを完全再現するとどうなるのか、自分でも予想できない」というものでした。これを聞いたとき実際に我々も、いわゆるセル画的な表現ではないものを製品で再現できるのか、という疑問を持っていました。ただし、アニメ的な解釈などをせず、矢竹さんが思う最適な仕上げでお願いしました。かなり試行錯誤されたようですが、上がってきたものを見て、特に顔はDANGERDROPさんのイラストにかなり似てるんです。

 

一番矢竹さんが苦労したと言っていた目についても、戸田さんが造形で顔と目の境界線を作ってくれていたおかげで、イラストに近い再現度になっていました。さらに、イラストの表現である瞳などの斜線の表現なども、矢竹さんは再現してくれていたんです。もっとも、我々自身、再現度は高さに驚きつつも製品に落とし込めるのか、やはりドキドキしていたんですけどね。

 

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さらに、あさのさんはパッケージデザインもなさっている手前、ペイントマスターの写真でデザインを進めないといけないんです。仮に彩色サンプルがペイントマスターを再現できていなかったら、パッケージ写真と商品が違うという事態になってしまいます。私は「製品の仕上がりを予想して、Photoshopでよしなに直しておいてください」とは言ったんですが、あさのさんからは「直すことはできますが、どういうものが上がってくるかわからない以上、直す方向が見つかりません。ここまできたらGSCさんを信用しましょう」と。こうなったらこちらとしても「ええい、ままよ」ですよ(笑)。あさのさんの言うとおり、GSCさんを信用するほかない。

 

で、上がってきた彩色サンプルを見たら、目をはじめ、こちらで心配していた部分は全部再現されていました。まさに、一点もののフィギュア製作が上手い人ならできることを、量産品で再現できたということに、本当に驚かされました。これが365日、美少女フィギュアを作り続けているGSCさんの技術力であり、海洋堂との差なんだと思います。

 

フィニッシャーさんにとっては、ペイントマスターではなく、それが再現されたものが商品であって、それが自分のやった仕事であり、作品なんです。それを矢竹さんが極めてワンオフに近いアーティスティックな塗りをしてきて、それを見せられた私もあさのさんも驚かされたわけです。

 

さらに、それをGSCさんが再現してくれたということには、感謝のしようもありません。GSCさんの技術力の凄さは、FILE:01からFILE:03までで充分に驚かされましたが、ペイントという面では今回が一番驚かされました。これができるなら次は「あれもできちゃうんじゃない?」って期待が膨らみますね。

 

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▲矢竹さんのペイントサンプルが再現できるかが最大の懸念だった本アイテムが、GSCの素晴らしい技術力で再現されています。

 

実はここだけの話なんですが、FILE:05のペイントマスターもすでに完成しているんです。そっちはFILE:04よりも大変なんですよ。その画像をGSC開発担当のYさんに送ったら、普通だったら「うわっ、これ再現するんですか……」って言うところを、「素晴らしい完成度ですね! 早く実物が見たいです!!」って返事が返ってきたんです(笑)。そういう反応がくるのがGSCなんだなって感じますね。

 

当初、GSCさんと一緒にやることについては、「美少女フィギュアに特化したファンにも訴求できるのではないか?」という軽い気持ちでした。つまり、WFで海洋堂とGSCがダブルネームで専用のPVCフィギュアを販売する際に、GSCさんに宣伝も手伝ってもらって、お祭り感を演出しようという程度のものだったのですが、FILE:04までシリーズを展開したときに、GSCさんと組んだことの意味が自分ら自身ようやく分かってきたと感じます。「全部、ウチでやったるわ!!」ってノリで、海洋堂が単独でやっていれば、おそらくこういうことにはなっていなかったと思いますね。

 

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▲矢竹さんが4度塗り直した目も、タンポ印刷で色を重ねることでペイントマスターを再現すると同時に、イラストのテイストを表現。イラストに存在する瞳内の斜線が再現されている点にも注目です。

 

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▲髪の毛に入ったハイライトも、下の色がうっすらと透けて見えるような仕上がりになっています。こうした表現は本来ならばワンオフならではの表現のはずですが、これを量産品で再現できてしまうところにGSCの技術力の高さが伺えます。

 

「ワンダちゃんでもいいからほしい!」と思わせるのが、このプロジェクトのキモであり、到達点

――これまでの話を伺っていると、このFILE:04はNDPが次の展開にいくためマイルストーンのように思えます。

宮脇:そうですね。FILE:04に限って言えば、デザインの凄さ、原型師の凄さ、ペイントマスターの凄さ、それをマスプロダクツに落とし込んだGSCさんの技術力の凄さ。この4つに尽きると思います。9,800円という単価にはなってしまいましたが、美少女フィギュアファンだけではなく、造形ファンに手に取ってもらいたいですし、値段以上の価値はあると思います。今回行われた感覚という数値化できないものを数値化し、分かりやすく可視化していくという作業を、製作側としてそれを横で見せられて、「とんでもないことが起きてるな」というのを感じて、そして驚かされましたね。さらに言えば、「ワンダちゃん自体は興味ないけど、このフィギュアはほしい」と思わせるのが、このプロジェクトのキモであり、到達点でもあります。

 

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――ありがとうございました。

 


 

イラストレーターとフィギュアの全容がついに公開された「ワンダちゃん NEXT DOOR プロジェクト」。各種人選や今回のポイントなどは上のインタビューにあるとおり。インタビュー中で挙げられたイラスト初期稿などの情報は「ワンダちゃんNEXT DOORプロジェクト 開発スタッフブログ」にて随時公開予定となっているので、こちらもチェックしてくださいね。

 

そして、ここからは『ワンダちゃんNEXT DOOR プロジェクト』 FILE:04 DANGERDROP Ver.のアイテム情報を改めてご紹介していきます。

 

『ワンダちゃんNEXT DOOR プロジェクト』 FILE:04 DANGERDROP Ver.

イラストレーターはDANDERDROPさん、フィギュアの原型は「夢のカグツチノ公国」戸田聡さんが担当。重機+少女というコンセプトで、これまで異なるテイストとなっています。原型もイラストを忠実に再現した、その情報量に圧倒されます。

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シンプルな立ちポーズながら、わずかにひねった腰や振り向き気味の顔など、微妙なポージングで動きを見事に表現。ニーパッドもいいアクセントになっています。

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微妙な造形がなされたホースは、DANGERDROPさんの重機愛と戸田氏の造形技術がうかがえる、本アイテム屈指の見どころです。確かな観察眼によるイラストが完全再現されたメカ部分の作り込みも必見。

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DATA

『ワンダちゃんNEXT DOOR プロジェクト』 FILE:04 DANGERDROP Ver.

  • ABS&PVC製塗装済み完成品
  • 全高:約15.5センチ
  • 原型製作:戸田聡(夢のカグツチノ公国)
  • ペイントマスター製作:矢竹剛教(ACCEL)
  • 企画制作/販売元:株式会社海洋堂(ワンダーフェスティバル実行委員会)
  • 企画製造協力:株式会社グッドスマイルカンパニー
  • WF会場販売価格:9,800円(税込)
  • 販売場所:ワンダーフェスティバル 2017[夏]会場内WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU!! 26ブース、ワンダーフェスティバルオフィシャルグッズショップ(幕張メッセ4ホール内)

※6月26日更新:価格を「9,500円(税込)」と表記しておりましたが、正しくは「9,800円(税込)」です。
読者、関係者の皆さまにご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。

 

また、電撃ホビーウェブでは引き続きワンフェス関連情報を随時紹介していますので、こちらもお見逃しなく!

 

⇒ワンダーフェスティバル(ワンフェス)2017夏 まとめページ

 

イベント概要

ワンダーフェスティバル2017[夏]

  • 開催日時:2017年7月30日(日)10時~17時
  • 会場:幕張メッセ国際展示場 1・2・3・4・5・6・7・8ホール(〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
  • 入場料:2,500円(入場チケット兼公式ガイドブック/小学生以下無料)

 

関連情報

 

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