素組みでガンプラ! 【基礎】HGとMGとは? ガンプラ選びに役立つ初心者講座 前編

更新日:2016年12月28日 12:55
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超基本からちょっとしたワザまでガンプラを素組みで作る“コツ”を、プロモデラー・桜井信之氏が指南する本コーナー。

 

今回は、「ガンプラって、HG(ハイグレード)とかMG(マスターグレード)とか種類があってよくわからない」という初心者でも、スムーズにガンプラ選びができるよう、それぞれの違いを説明します。違いを理解して、自分に合うガンプラを見つけてください。

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▲MGガンダムVer.3.0

 

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▲HGガンダムG30th

 

 ファーストガンダムに登場する「RX-78ガンダム」を使って、HG(ハイグレードシリーズ)とMG(マスターグレードシリーズ)の違いを見ていきましょう。ひと口に「HG」「MG」といっても開発された時期によって、その内容は大きく異なります。それは各シリーズ、新商品が発売されるたびに新設計の可動ギミックやパーツ分割、ディテールの再現など多くの部分が進化しているからです。場合によっては初期のMGより、最新のHGの方がパーツの分割や可動方法が進化している場合もあります。ですので、一概にその特徴を比較するのは困難なのですが、最もポピュラーな「RX-78ガンダム」で比較していきたいと思います。

 

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2 写真は「MGガンダムVer.3.0」(左)と「HGガンダムG30th」(右)です。どちらもお台場に展示されている実物大ガンダムを模型化したことで知られるバージョンです。まずはキットの大きさを比較。MGは1/100、HGは1/144の縮尺スケールでキット化されています。とはいえ、シリーズとスケールは決して連動しているわけではなく、MGより大きなHGのモビルスーツも発売されています。今後どんな展開があるかわかりませんが、現在発売されているガンプラのほとんどは1/100のMG、1/144のHGと理解して問題ないでしょう。

 

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3 では各部を見ていきましょう。まずは頭部です。目に飛び込んでくるのはパーツの色分け。フェイスパーツだけを見ても、HG(右)はサブカメラ周辺がホイルシールで再現されているのに対して、MG(左)はサブカメラを透明パーツ、クマどりは赤パーツ、マスクは白パーツで成形されていて、シールを使わなくても劇中通りの完璧な色分けがされているのがわかります。ヘルメットの両サイドの穴は開孔されているため、内部フレームが隙間から見え、穴の奥がダークグレーに塗られています。また、メインカメラもHGはホイルシールで対応しているのに対して、MGでは透明パーツで再現されています。これだけ細かなパーツ分割を実現できるのは、スケールの大きな1/100だからでしょう。

 

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4 次は最もカラフルな胴体です。ガンダムの特徴といえばトリコロールカラーですが、よく見ればわかるように、MGでは白・青・赤がそれぞれ2つの色で構成されています。MGでは基本フレームに外装を取り付けていくシステムになっているため、装甲板がわかれるポイントで、同系色を2つ使い、よりカラフルに再現しているのです。腕の付け根を見てみましょう。HGは1パーツで再現されていますが、MGでは肩関節をより複雑に可動させるためのブロックが仕込まれているので、形状が複雑になっています。スカートに隠れて見えませんが、股関節の可動システムと同じ形状で、MGの方が複雑なシステムが採用されています。

 

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 写真は脚部です。MGではメインカラーの白が2トーンで再現されています。何も手を加えていないのに、各装甲の分かれ目ラインがくっきりしているのがわかりますか。これは各装甲のつなぎ目が、実際に「別パーツ」で構成されているので、自然とその境目が黒い影となって見えるのです。

 

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6 腕も同様にMGでは白い部分が2トーンで再現されており、前腕・上腕・肩アーマー共に装甲板の分かれ目がくっきりと目視できます。ヒジ関節も見るからに複雑な構造をしており、ヒジ両サイドの“マルイチパーツ”はMGではより立体感のあるものになっています。そして腕部で最も異なるのは手首です。HGでは2パーツで再現された握り手ですが、MGでは同じ2パーツでも指の関節が全て可動し、人間の指に近い可動を再現しています。

 

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7 バックパック(ランドセル)とハイパー・バズーカを比較してみましょう。ビームサーベルがバックパックと色分けされているのはHG・MG共に同じですが、バズーカ本体は色構成が異なります。武器は全体がグレーの方がリアルな印象ですが、劇中のハイパー・バズーカは白とグレーの2色で構成されており、MGではそれをパーツ分割と成形色を変えることで完全に再現されています。

 

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今回はHGとMGの外見的な違いを比べてみましたが、次回は可動範囲について考えていきたいと思います。

 

次回の後編は2015年1月8日に更新予定なので、お楽しみに!!

 

素組みでガンプラ! ~組み立ての基本から簡易塗装まで! おすすめプラモデルをきれいに作るコツ~(目次)

 

 

(C)創通・サンライズ


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