【機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス】「コロニー落とし」を食い止める数少ない対抗手段「ソーラ・システム」とは!?

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月刊コミック電撃大王で連載中の『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』に登場する人物や用語を解説していく本記事。今回は、「コロニー落とし」への数少ない対抗手段である「ソーラ・システム」について解説します。

 

宇宙世紀最大の大規模破壊兵器であるコロニー落としの恐ろしさは、前回の 『審判のメイス』の記事で紹介した通りです。しかし、地球連邦軍もただ手をこまねいていたわけではなく着々と対抗手段を用意していたのです。

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▲小惑星基地ダモクレス陥落時、皆が脳裏に描いたのはコロニー落としの悲劇でした。

 

 

 

コロニー落としへの対抗手段「ソーラ・システム」

「ソーラ・システム」とは、宇宙空間に大量のミラーを並べて太陽光線を目標に集中させ、その圧倒的な熱量で対象を破壊する兵器です。対艦隊や対要塞を目的としたもので、宇宙世紀に実用化された兵器の中では突出した威力を誇ります。とくにコロニー落としや核兵器などの大量破壊兵器の使用が南極条約で制限された状況下では、事実上最強と言ってもいいものでした。

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▲ソーラ・システムは宇宙要塞やコロニーほどの大きさの目標を破壊できる唯一の手段。

 

ソーラ・システムは一年戦争中に宇宙要塞ソロモンの攻略で初めて用いられ、戦後のデラーズ紛争では改良を加えられた「ソーラ・システムII」が投入されています。

 

 

ソーラ・システムの構造

ソーラ・システムは、数10万枚のミラーで凹レンズを構成し、そこに集中された太陽光線を目標に照射するという単純な構造です。しかしながら膨大な枚数のミラーが必要な点や可搬性がまったくない点といったデメリットもあったことから、宇宙世紀の歴史の中でもわずかに数度使用されただけに留まっています。また、機材を運搬する艦艇や、準備が整うまでミラーを守る守備艦隊なども必要となります。

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ミラー

ソーラ・システム用は折り畳み式で展開時には20メートル×10メートルとなるものが、ソーラ・システムIIではロール状で展開時には15メートル×30メートルとなるものが用意されました。必要なミラーの枚数は40万枚(一説には400万枚)とも言われます。

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▲ミラーは十字型に配置されます。これらの向きをコントールして、焦点を合わせます。

 

コントロール艦

ソーラ・システムIIではミラーをコントロールする専門の艦艇が使用されました。これはコロンブス改級輸送艦を改装したもので、コントロール艦でシステムの制御を行っています。

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▲突き出た3本のアンテナが特徴。内部は大型モニターを含め多数の機器が増設。

 

ソーラ・システムの運用

ソーラ・システム(とソーラ・システムII)の照射プロセスは、大きく分けて展開、照準、照射の3つに分けられます。多数の輸送艦を用いて短時間で展開したあと、各部のミラーを調整して照準したあとに照射が行われます。ソーラ・システムとIIでは若干の違いはあったようですが、システムが単純だったこともあり、大きな変更は見受けられませんでした。

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▲ソーラ・システムの照射時の管制の様子。

 

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▲ソーラ・システムⅡでは左右のミラーと中央のミラーによる3点照準が行われました。

 

 

ソーラ・システムの使用

一年戦争――ソロモン攻略戦

宇宙世紀0079年12月24日に行われたソロモン攻略戦で初めて実戦投入されました。地球連邦軍はサイド1の残骸に隠れてソーラ・システムを展開し、照射に成功。宇宙要塞ソロモンとそこに駐留する部隊に大打撃を与えました。

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デラーズ紛争――コロニー迎撃

「デラーズ・フリート」を名乗るジオン残党軍の手により地球への落着コースを進むコロニーに対して、ソーラ・システムIIが使用されました。しかし、照射タイミングを誤ったため、コロニーの破壊には失敗しています。

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ソーラ・システムやコロニー落としなど、『ガンダム』シリーズにはMS以外にも様々な兵器が登場します。それらに関しても運用法などが緻密に設定されており、世界観に奥行きを与えています。電撃ホビーウェブでは、こうした設定も解説していきますので、『審判のメイス』本編と合わせてお楽しみください。

 

 

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