ガンプラ作品の世界一も見逃せない!電撃ガンプラアカデミー2017年12月編

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ガンプラアカデミー投稿者のみなさんも注目していたであろう、「ガンプラビルダーズワールドカップ(GBWC)2017」の世界一も決定しましたね。さて、今回は2017年12月1日~12月31日までに届いた作品の中から、サクライ総統がピックアップした5作品を紹介。全投稿作品はワンダースクールにて公開中です!

 

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サクライ総統イチ押しの5作品

ザクマリナー&グーン/@館長さん

作品名:ザクマリナー&グーン(@館長さん)

とても面白い塗装だと思います。@館長さんはほかにも『ガンダム THE ORIGIN』も投稿されていて、そちらの方が主人公機ゆえに華やかなのですが、塗装技法的にはこちらの方が目新しく映ったのでこちらを選ばせていただきました。機体上半身に描かれた、海上の波紋が映った表現。点々と描かれた気泡もとても丁寧に考えられているのがわかります。近年はグラデーション塗装やキャンディ塗装といった一般的な技法ではなく、本作品のような絵画的ともいえる塗装法で仕上げられた作品も増えてきました。これからもアイディア豊かな作品を作り続けてください。

 

MG-ガンキャノン/MSgpoさん① MG-ガンキャノン/MSgpoさん②

作品名:MG ガンキャノン(MSgpo)

普通に、そしてとにかくお上手です。しかし、この“普通に”というのがなかなかできないのが模型作りです。非常に丁寧で清潔感のある塗装は、ご本人の几帳面な性格を反映しているのだと思います。模型を作っていると「こんなもんでいいかな?」「ちょっと失敗しちゃったけど、上手くごまかしちゃうかな?」と、ついつい当初目指していたハードルを下げてしまうことがあります。しかし本作品を拝見していると、そのような妥協をした形跡が全くありません。このような“隙のない”作品を仕上げるにはテクニックだけではなく、強い精神力も求められます。大変敬服いたしました。

 

REバウ/ハーちゃんさん

作品名:REバウ(ハーちゃん)

僕が大変好みの作品です。特徴的なマスク、つま先やピンヒール、飛び道具系の武器ではなく剣を持たせたスタイルは見事に “某作品”に登場するメカの雰囲気を醸し出していると思います。個人的には前腕の装甲を分割した処理が良いと思いました。全体的なスタイルは確かにバウなのですが、良く見るとありとあらゆる箇所に手が加えられており、決して“なんちゃって○○”で製作していないのがわかります。大変な作業量だったと思いますがRE/100シリーズの特徴を利用して、心から楽しんで製作されたことが伝わってきました。

 

シナンジュMGです♪ 初投稿です♪・・・/17329さん

作品名:シナンジュMGです♪ 初投稿です♪・・・(17329)

初めての投稿、ありがとうございます。全身に施されたキャンディ塗装もお見事です。写真を拝見したとき、肩のあたりに陰影が入っているので下地のメタリック塗装にグラデーションをかけているのかと思いましたが、やはりガンメタリックから階調をつけたメタリック下地を作った後にクリアーレッドを吹いたのですね。シナンジュは複雑な三次曲面を持ったモビルスーツなので、その独特の形状と下地のグラデーションの相乗効果でとてもメリハリの付いた仕上がりになっていると思います。

 

HGUC MS-07B-3 グフカスタム/トレジャー015さん

作品名:HGUC MS-07B-3 グフカスタム(トレジャー015)

トレジャー015さんは作品を製作される度に上達しているのがわかります。今回の作品の素晴らしい点は、とても1/144とは思えない丁寧で繊細な塗装が施されている点です。この作品を最初に拝見した時はMGかと思ったほど。もちろんMGとHGのグフカスタムではキットの形状も模型的なアプローチも異なるので、これが1/144・HGUCだとすぐにわかります。しかし一見した際、「こんな繊細なタッチは1/100という大きさでなければ描き込めないだろう」との先入観からMGではないか錯覚してしまいました。以前作った経験のあるキットを再製作したということも大きな要因でしょう。一度製作した経験からポイントもわかっていますし、前作の反省点も理解しているので、より高い次元で仕上げることができたのだと思います。とにかく素晴らしいです。

 


サクライ総統の総評

皆さま、明けましておめでとうございます。……と言うには松の内もとっくに過ぎ、この記事が公開される頃にはすでに月末に近いと思いますが、本年もよろしくお願いいたします。

 

皆さんも、年末・年始の休暇を利用して模型製作に勤しんだことと思います。僕自身も年越しで最近マイブームの現用戦闘機のキットを製作しておりました。模型を趣味にしているとのんびりとした“お屠蘇気分のお正月”とは無縁のようです(笑)。

 

さて、今月もたくさんのご投稿ありがとうございます。個性あふれる作品ばかりで5作品を選ぶのに大変迷いました。模型のフィニッシュ法には“流行り”があり、ここ数年はキャラクターモデルからスケールモデルまで、写真に撮影したとき、まるで本物と見間違えるようなリアルでハードなウェザリングが流行っているようです。実際僕もハードウェザリングは好きですし作例などでは行いますが、今僕のマイブームでもある現用戦闘機は、あまち汚れていないフィニッシュが好みです。

 

しかし作例などでノン・ウェザリング作品を作ると、ウェザリングの工程を省いた“手抜き作例”のように受け取られてしまうこともあります。そのため個人的なイメージとは違っていてもハードな汚しを施すこともあります。しかし今月のMSgpoさんの作品を拝見して、久しぶりに“隙のないノン・ウェザリング”作品が作りたくなってしまいました。MSgpoさんも銀チッピングは入れていますが全体としての印象は“清潔な模型”です。じつはこのようなフィニッシュは超絶的に難しいのです。模型製作はある工程を出来る限り完璧にこなしたうえで、次の工程へ移ります。この次の工程に移る際に失敗した箇所の修正を怠ったり、傷やパーティングや合わせ目などの各種ライン処理に見落としがあると、結局それが最終的に致命傷となって目立ってしまいます。「早く先に進みたい……早く完成させたい」と思う気持ちをグッと抑え、各工程を丁寧に処理することが大切です。当たり前の話ですがMSgpoさん作品を拝見して、このことの大切さを改めて痛感いたしました。

 

それぞれのフィニッシュは“個性”が備わっています。その“個性”を殺してまで、別の作風で仕上げることを進める訳ではありませんが、たまにはテーマを変えて製作することも上達への道だと思います。むしろいつもとは違う作風で仕上げてみると、思わぬ自分の欠点を発見することにもつながります。皆さんもたまにはいつもと違うアプローチの作品にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


 

電撃ガンプラアカデミーへの応募はワンダースクールにて受け付けています。

 

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