【機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス】彗星に迫るヨーンと小型核パルス・エンジンを守るものは?ビーム兵器に対抗する防御システムを紹介!

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本日3月27日は、『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』第14話が掲載された、「月刊コミック電撃大王2018年5月号」の発売日! 敵防衛部隊の砲撃を掻い潜り、小型核パルス・エンジンと共に彗星に向かったヨーンとアイリス。彼らの前に新たなる敵、AMX-103 ハンマ・ハンマが姿を現します!

 

ph01

敵の虎の子であるハンマ・ハンマに、ヨーンたちはどう対抗するのか? そして、小型核パルス・エンジンを狙う敵の攻撃への対抗手段は――?

 

●ビームかく乱幕

艦艇やMSが装備するビーム兵器(メガ粒子砲)は、通常の装甲では防御することが困難な火砲として、宇宙世紀の戦場では絶対的な威力を発揮しました。これを防御するために考案されたものが、「ビームかく乱幕」です。ビームを拡散・屈曲させる粒子を散布することで対ビーム防御効果を発揮するもので、一年戦争では地球連邦軍、ジオン公国軍の双方が使用しました。

 

空間に散布する性質ゆえに使用時間の制限はあったようですが、広範囲を防御できる点、対ビーム・バリアのように機体に負担がかからない点などの利点がありました。

ph02

コミックでも、ハンマ・ハンマの攻撃から小型核パルス・エンジンを守るべく、アイリスの乗るジムIII・Dがビームかく乱幕を展開しました。

 

●ビームかく乱幕の効果

前述のとおり、ビームかく乱幕はメガ粒子砲をはじめとするビーム兵器を拡散・屈曲させる効果を持ちます。効果範囲や効果時間は散布されるかく乱幕の総量によると思われます。そのため、射出するタイプの弾頭に搭載し、弾幕を展開するように周囲に散布する方式が採られることがほとんどです。

ph03 ph04

小型核パルス・エンジンの周囲に展開されたビームかく乱幕。ビームはかく乱幕に遮られ、そのまま霧散していることが分かります。

 

●ビームかく乱幕展開用装備を持つ兵器

一年戦争時にビームかく乱幕展開用の装備を有していた機体としては、地球連邦軍のパブリクやジオン公国軍のMA-05Ad ビグ・ラングなどが知られています。MSや艦艇に搭載されることは稀だったようです。

ph05

地球連邦軍が運用したパブリク突撃艇。ソロモン攻略戦では艦隊に先行してビームかく乱幕を展開、防御網を構築しました。

 

ph06

こちらはジオン公国軍の突撃艇であるジッコ。ビームかく乱幕の展開機能を持つ機体もあったといわれています。

 

ph07 ph08 ph09

ジオン公国軍がア・バオア・クー攻防戦に投入したMA-05Ad ビグ・ラング。スカート部分にビームかく乱幕発射装置を装備しており、広範囲にわたってビームかく乱幕を展開可能でした。

 

ビーム兵器の発展と共にその対抗手段となる防御システムも構築されていきました。その最初期のものが今回紹介したビームかく乱幕ですが、これ以外にもIフィールドなどさまざまなものが開発、実用化されます。こうした技術発展が辿れる点もガンダムの魅力といえます。

 

次回、4月14日更新の記事では、ビームかく乱幕以外の防御システムをバラエティ豊かに紹介していきますので、どうぞお楽しみに。

 

 

関連情報

 

関連記事

 

(C)創通・サンライズ

上に戻る