話題のキット「アストラナガン」を製作する<第3回>【電撃スパロボNo.044】

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今週の「電撃スパロボ!」は、コトブキヤの最新キット「アストラナガン」の作例記事最終回をお届け! 今回は「Premium Edition」を製作時に注意するべきポイントなどを中心にお届けしていきます。

 

※これまでの製作の過程は、以下のバックナンバーをご覧ください。

第1回:話題のキット「アストラナガン」を製作する<第1回>【電撃スパロボNo.038】

第2回:話題のキット「アストラナガン」を製作する<第2回>【電撃スパロボNo.042】

アストラナガン Premium Edition③

製作・文:富永高志

 

前回は「アストラナガン」のキット本体のレビューをお届けしました。今回からはキットの工作ポイントおよび「Premium Edition」ならではパーツについて紹介していきます。

 

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▲「Premium Edition」では、ウィングエフェクトを支える必要もあるため、「通常版」とは異なる工作が必要になる。

 

●頭部

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フェイスパーツはアイボリーホワイト成型で、各部の色分けも徹底されています。可動はボールジョイントと胴体側の可動部により、インフィニティ・シリンダー発動時の上体反らしにおいてもアゴを引ける演技が行えます。

別パーツになっている頭頂部(A7)は段差埋めおよび合わせ目消しを行わずにあえて別ブロックと見立て、本体とは異なるメタルブラックで塗り分けを行っています。この部分の凹モールドは非常に細く、マスキングでの塗り分けでは塗料が入り込まないため、アルコール系のマーカーで筆塗りし、乾燥前にエナメル溶剤を染み込ませた綿棒ではみ出した部分を拭き取っています。メインカメラはキットでは塗装済みですが、作例では文具店で売られているメタリックテープを切り出して貼っています。

 

●胴体

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もっとも有機的なラインで構成されているボディ。胸部の赤を成形色で再現し、腹部は胸部側に前後可動軸、腰部の可動軸と合わせて幅広い可動が行えます。

腰部のフロントアーマーとサイドアーマーも可動し、脚部の可動に追従します。胸部の赤いラインは別パーツ(I4)を挟み込む形で再現されていますが、この部分は後ハメ加工を行っても形状的にはまらないため、そのまま組み込んで、先に赤を塗り、マスキングを行ってから黒を塗って仕上げています。

 

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背部のスタビライザーも可動式ですが、後ハメを行うと強度が低下するため、こちらもそのまま組んでいます。

 

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肩関節の可動範囲はインフィニティ・シリンダーのポーズを取る際に非常に重要になります。元々引き出し式の関節にはなっているのですが、より大きく動かしたいので、肩関節基部、胴体内のポリキャップAを若干削る(矢印部分)ことで、より大きく引き出せるようにしました。

 

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また、肉抜きは肩下部(E10)、リアアーマー接続部(B13,14)、センターブロック(C24)に存在し、すべてポリエステルパテで埋めて処理しています。

 

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▲サイドアーマーの工作。軸受けを一部切り欠き後ハメ加工している。

 

また、サイドアーマーはD9とD10の軸受けを切り欠き、E9にも切り欠きを設けて後ハメ加工を行っています。

 

●腕部

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小さい肩、細い上腕、手首と一体化した前腕装甲と独特の形状を有する部位。肩と上腕はポリボール、ヒジはポリパーツによる可動です。ヒジのポリパーツ(ポリキャップF)は塗装をしやすくするため、0.14ミリのプラシートで覆っています。形状は本来の可動を活かすため、元のパーツの形状に準じています。手首は手のひらで交換する特殊な方式で、見た目を損ないません。各部の指が別パーツになっている握り手と武器持ち手の指は前にも書きましたが形状が似ているパーツなので、組み間違いには注意してください。

 

●脚部

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鋭いエッジと有機的な面が入り混じる特異な構成で再現された脚部。大腿部は別ブロックによる非ボールジョイント可動、ヒザは挟み込みによる二重関節、足首は二重関節&二箇所の接続軸、カカトの曲げと、その可動範囲は非常に幅広いものです。ヒザは可動部のクリアランスを確保し、マスキングテープの入れやすさとともに、関節ブロックの塗膜剥がれを抑えています。

スネ下部はフチを削って薄くかつシャープに見えるように加工しています。また、見た目も考慮し、接着後に接続ピンを削り取っています。足首は関節ブロック(D8+D11)の合わせ目をモールド化し、同時に後の組み込みを考慮して爪先部分に後ハメ加工(矢印部)を行っています。

 

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ヒザアーマーも挟み込み式のため、I3の一部のピンをギリギリまで短くして後ハメ式にしています。

 

●ウィング

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本体との接続基部も含めて、片側7箇所の可動ポイントが設けられているウィング。展開状態の迫力はケタ違いです。

 

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▲「Premium Edition」に付属するPVC製のウィングエフェクトを取り付けた状態。かなりの迫力となる。

 

ただ、重量のあるPVC製パーツを支える関係上各部に後ハメ加工を行うと強度が低下する上、可動部の見た目も損なわれるため、そのまま組んでいます。今回の作例のように塗り分けを行う場合、A12とA14のみ突起をカットしておくと、塗装後に組みつけられます(要接着となりますが)。基部(E1)は下部に1ミリのプラ板2枚を接着し、削りこみで有機的なラインに変更させました。

 

●武装

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▲Z.O.ソードはクリアー成形されているが、そのままだとウィングエフェクトと比べた場合やや色が薄く感じるので、クリアーグリーンをトップコートしている。

 

通常版にも付属する「Z.O.ソード」はキットのままで、クリアーグリーンで成形された刀身はパーティングラインの処理を行い、クリアーカラーで濃い色味にしています。

 

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▲「Premium Edition」に付属するガン・ファミリア。設定画のない武装であるため、このキットが立体資料となっている。

 

「Premium Edition」に付属するガン・ファミリアは、各部の精密感だけでなく、銃口と翼を別パーツで再現しています。こちらもキットのままです。

 

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▲「Premium Edition」の目玉、PET製のインフィニティ・シリンダー用エフェクトパーツは、胸部下に専用のアームを差し込んでパーツを保持する方式。

 

胸部のインフィニティ・シリンダー用エフェクトパーツはアームで支えることとなりますが、取り付ける際にはアームの破損に注意しましょう。

また、PETパーツの中には取り付け用の穴が少し小さいものがあるようです。無理やり差し込もうとするとエフェクトパーツが白化してしまいます。無理はせずデザインナイフなどで穴を広げましょう。

 

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以上、全3回で「アストラナガン Premium Edition」の製品レビューをお送りしました。「通常版」とは少し違う工作を行うことで、高い完成度をもつ本キットをより深く楽しむことができるようになります。

ぜひ楽しんでください。

 

 

 

カラーリングデータ

  • 黒(本体)…GX2番・ウイノーブラック → GX201番・GXメタルブラック(掌のみ下地は92番・セミグロスブラック)
  • 黒(アクセント用)…G125番・スターブライトアイアン+ウイノーブラック
  • 関節部の黒…92番・セミグロスブラック
  • 凹部分の黒…XF1番・フラットブラック(タミヤカラーエナメル塗料)
  • フェイス部の白…GX1番・クールホワイト+44番・タンごく少量→181番・スーパークリアー半光沢+182スーパークリアーつや消し
  • 赤(本体)…G121番・スターブライトシルバー→G41番・クリアーレッド+G42番・クリアーオレンジ少量+GX100番・スーパークリアーⅢ少量
  • Z.O.ソード刀身:138番・クリアーグリーン
  • ソール、ソードグリップ、スタビライザー内部メカ:G20番・ガンメタル
  • 赤(頭頂部およびガン・ファミリア)…GM16番・ガンダムメタレッド(ガンダムマーカー)
    ※Gはガイアカラー。その他特に記載のないものはすべてGSIクレオス「Mr.カラー」および「Mr.カラーGX」および「Mr.メタリックカラーGX」。

 

アストラナガン Premium Edition

  • ノンスケールプラスチックモデル
  • 全高:約270ミリ(翼エフェクト含む)
  • 発売中
  • 価格:9,800円(税抜)
  • 発売元:コトブキヤ

 

関連情報

スーパーロボット大戦 公式サイト

最新作!『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』

コトブキヤ

「アストラナガン Premium Edition」詳細ページ通販ページ

 

(C)SRWOG PROJECT


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