素組みでガンプラ!MG 1/100 フリーダムガンダム Ver.2.0~マスターグレードの製作法~前編

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超基本からちょっとしたワザまで、ガンプラを素組みで作る“コツ”を、プロモデラー・桜井信之氏が指南する本コーナー。

 

ここでは、「MG 1/100 フリーダムガンダム Ver.2.0」を取り上げて、MG(マスターグレード)の基本的な工作法を紹介します。

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マスターグレードは初心者には少々難易度の高いキットであるため、敷居が高いと感じている人もいるでしょう。しかし、ポイントを絞って製作すれば、確実な完成度を保障してくれるシリーズです。フレームと外装の製作からフル塗装まで行えば消費するカロリーが高く、完成までに時間と労力が必要なキットですが、ここでは“省エネモード”で製作するマスターグレード攻略法を解説します。

 

“省エネモード”での製作といっても、決して“手抜き工作”をするわけではありません。

マスターグレードでは標準的に再現されているフレームですが、この大部分は装甲によって隠れてしまい表面に露出することはありません(装甲を着脱させて楽しむ場合は別ですが)。そこで完成後も見える部分に集中して工作をしていきます。

 

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_MG_5900 まずはヒジ関節です。前後左右、全ての角度から見えるのはもちろん、大胆に可動させた時に見える部分をチェックします。その結果、装甲の隙間から見えるのはこの4パーツということがわかります。

 

_MG_5876 特に上腕側(上側)と下腕側(下側)に伸びるこの2パーツは可動のためのヒンジパーツで、大きくヒジを曲げた時、パーツ全体が見える位置に組み込まれます。そのためパーツ中央にあるパーティングラインはしっかりと消しておく必要があります。

 

下腕側のパーツは“面”は平らに、“エッジ”はシャープに仕上げましょう。慣れないと難しいと感じるかもしれませんが、あまりエッジは意識せず、各面をフラットに仕上げることを目指してください。各面をきちんと仕上げれば、エッジは自然とシャープに仕上がります。

 

_MG_5877 _MG_5882 左右の関節外側のパーツの処理です。ここはゲート処理をするだけで問題ないでしょう。

問題は前述のヒンジパーツ。パーティングラインをしっかり消すのはもちろん、このパーツは多角形をしているので、それぞれの面をていねいにヤスリ、エッジが丸くならないよう注意して作業します。

 

_MG_5885 パーティングラインの処理が終了した状態。

この関節形状は、ほとんどの関節部に見受けられるものなので、きちんと“エッジを立てる”ヤスリがけをマスターしておけば、全ての関節のパーツ処理に応用できます。

 

_MG_5890

 この関節ブロックの正面には、パーティングラインが存在します。ついつい見落としそうな箇所ですが、このような部分もきちんと処理をしておくことが大切です。

 

_MG_5895_MG_5897このようなパーツは、左右のパーツを組み合わせて同時にパーティングラインを処理しましょう。そのほうが“ツライチ”になって見栄えが良くなります。

 

_MG_5904 写真は、ヒジ関節の処理が終わった状態。

腕部に関して完成後も露出するフレーム部分はここだけです(後述しますが、厳密にはもう一カ所あります)。あとはパーティングラインの処理や、ゲートさえきちんと切っておけば問題ありません。

 

_MG_5924_MG_5921_MG_5918 本キット「MG 1/100 フリーダムガンダム Ver.2.0」の特徴として、関節可動がさらに進化した点が挙げられます。ヒジ関節では下腕側のヒンジがスライドし伸縮することによって、従来よりもヒジ関節を深く曲げることが可能。腕を伸ばした状態でも腕の長さやバランスが崩れることがない画期的な機構といえます。

 

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_MG_5913 「」で触れた部分です。腕の付け根の可動部が下からのぞきこんだ際、やはりパーティングラインが見えてしまいます。写真は肩アーマーを外した状態なので、より目立つようになっているのがわかるでしょうか。気にしない方はそのままでも良いかもしれませんが、フリーダムガンダムは大胆なポーズを取ることが多いので、後々後悔するよりは組み立て時にきちんとパーティングラインの処理をしておいたほうが良いでしょう。

 

_MG_5939

 関節の組み込み方について、下腕はモールドに沿ってパーツの分割ラインが落ちているので無加工で問題ありません。しかし上腕はパーツの合わせ目処理が必要な形状となっています。フル塗装をせず仕上げるにしても、スミ入れやウォッシングなどは行いたいので、後ハメができる方がいいでしょう。

 

_MG_5929内部構造を見てみると丸で囲んだパーツで固定。

 

_MG_5932その後に装甲パーツで挟み込むようになっています。

 

_MG_5944 _MG_5954 _MG_595510 このパーツの内側にあるピンをカットすれば、上腕の合わせ目処理を行った後でも、ヒジ関節を差し込むことができます。この場合、ヒジ関節は接着固定となりますが、スミ入れやウォッシング作業でのストレスを考えると、後ハメ加工を行ったほうが精神的にも楽になると思います。

 

_MG_5964 _MG_596711 さて次は脚部。考え方はヒザ関節と同じです。ヒザ関節を中心に見える部分に絞って各種作業をしましょう。

 

_MG_5962ヒザ関節を構成するパーツはこの5パーツです。

 

_MG_5970_MG_597612 ヒザ関節を組み上げたら、他のパーツも見てみましょう。スネ部を構成するのはこの6パーツ。

装甲まで取り付けた状態とフレームのみの状態を比べてみます。この写真は撮影のため足首を取り付けていますが、ヒザ関節上側のモモに現れる部分を含め、ほとんど全てが装甲に覆われてしまい見えないことが良くわかります。

 

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_MG_598413 脚部全体で見ても、グレーで成形されたフレームが露出するのは足首後方、スネの最下部の丸モールド、股関節横(腰付近)の丸モールドのみなのが確認できます。

つまり、ここをていねいに各種処理をすれば、あとのパーツは“きれいに切り離す”だけで問題ありません。

 

 

本体フレームのゲート処理、パーティングライン処理はここで紹介した部分が全てです。

「MG(マスターグレード)」と聞くとパーツの多さとフレームの存在から、物おじしてしまう人もいると思いますが、じっくりキットを見てみると、フレームのほとんどが“パチ組み”状態で良いことがわかったと思います。

 

次回は装甲と各種武装について進めていきましょう。

 

 

素組みでガンプラ! ~組み立ての基本から簡易塗装まで! おすすめプラモデルをきれいに作るコツ~(目次) へ

 

 

DATA

MG 1/100 フリーダムガンダム Ver.2.0

  • 1/100スケールプラスチックキット
  • 価格:4,860円(税込)
  • 発売元:バンダイホビー事業部

 

関連情報

 

(C)創通・サンライズ


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