「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」(コトブキヤ)をFAガールを乗せて仕上げる<その3>

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製作・文●ちいたわからし/編集●電撃ホビー編集部

コトブキヤより発売されているモデラー御用達様々なサポートグッズ「モデリングサポートグッズ(M.S.G)」より、新たに登場した「ギガンティックアームズ」。
その第一弾「パワードガーディアン」作例記事の3回目は、「せっかくFAガールを乗せるなら、使いまわしじゃなく新作がいいよね」という無茶ぶりで追加となった「迅雷 Indigo Ver.」をご紹介。ちいたわからし氏が製作・解説していきます。

 

第1回:「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」(コトブキヤ)をFAガールを乗せて仕上げる<その1>

第2回:「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」(コトブキヤ)をFAガールを乗せて仕上げる<その2>

 

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ちいた:前回のパワードガーディアン記事では、合体前のブリッツガンナー、ムーバブルクローラー状態を紹介していなかったので、TOP画像は塗装前の状態を並べてみました。

 

編集部:パワードガーディアンは既に発売してますが、個別売りのブリッツガンナー、ムーバブルクローラーや、迅雷 Indigo Ver.は10月発売ですからね。いいんじゃないでしょうか。

 

ちいた:さて、今回は迅雷ちゃんメインの紹介になるわけですが、基本的な工作は以前のスティレットちゃんの作り方と同じです。
とはいえ、まったく同じでは面白くないので、いくつか挑戦した新しい工作を紹介します。

 

参照:「フレームアームズ・ガール スティレット」(コトブキヤ)を作る<その1>

 

編集部:しっかりした解説も良いですが、適度な量でお願いしますね。(←前回記事の画像量に辟易した人)

 

ちいた:まずは製品仕様から。

 

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ちいた:まず驚くのはその付属品の多さ!
ノーマル迅雷でも附属していたナイフセット&サムライソード・マチェットに加え、新規造形の手裏剣がクリアーイエローとガンメタルカラーの2種が付属します。

 

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編集部:肌色が……えっちすぎます。

 

ちいた:成形色ですから!

※画像はテストショットです。製品版では一部塗装済になります。

 

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ちいた:迅雷ちゃん本体には、ノーマル Ver.の髪パーツに加え、新しく“ノーマル Ver.より短い後ろ髪”も付属しています。

ちなみに顔パーツは未塗装のテストショットなので、瞳デカールのみ貼っています。

※製品版にはアイプリントなどが塗装済みのパーツが付属します。

 

編集部:ノーマル Ver.の迅雷ちゃんやスティレットちゃんのような長い髪も良いですが、程よいボリュームのポニーテールも魅力的ですね。

 

ちいた:この後ろ髪、少ないモールドながらも流れを感じさせる見事な造形なんですが、さらなるクオリティアップを狙って、ちょっとやったことのない髪の毛の彫り込みに挑戦してみます。

 

編集部:複数の髪の毛が付属していると、こういった挑戦もしやすいですね。

 

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ちいた:元のモールドを意識しながら、ペンで彫り込むラインのアタリをつけます。

 

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ちいた:アタリに沿って彫り込んでいきます。こういう掘り込みは彫刻刀が大活躍。

 

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ちいた:アタリを取った部分を深く彫り込み、その周囲を浅めに細かく彫り込んで、それらしくしていきました。

 

編集部:おぉ! 見違えますね!

 

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ちいた:後ろ髪でなんとなく上手くできそうな自信がついたので、全体を同じ要領で彫り込みました。

 

編集部:雰囲気出ていますね。

コトブキヤショップ限定品など複数買いして髪パーツが余っている人は、挑戦してみてもいいかもですね。

 

ちいた:次は髪の毛の後ハメです。

 

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ちいた:髪パーツは前後で分割されているので、頭頂部の合わせ目が気になります。
赤丸の部分を切り取るだけで、接着後も後ハメができます。

 

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ちいた:画像のように被せるようにはめることができます。

 

編集部:轟雷ちゃんのときから知ってる方には、おなじみの工作ですね。

 

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ちいた:肩の装甲は2ミリのネオジム磁石を埋め込んで、脱着しやすくしました。

 

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ちいた:腰部はせっかくの未塗装品なので、お腹部分を塗装して服を着ているようにしても違和感のないように、ラインを追加しました。

 

編集部:せっかくのセクシーポイントなのに勿体ない。

 

ちいた:いやね、お腹が出ているデザインは冷えそうで怖いのですよ。

 

編集部:それ、ちいた氏のオジサン的な体験談ですよね?(汗)

 

ちいた:さて、ざっくりですが迅雷ちゃんの加工箇所はこれで終了です。
恒例の加工前、加工後状態を見てみましょう。

 

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編集部:こうしてみると髪の毛を彫り込んだ効果が分かりやすいですね。

 

ちいた:ネット覗くともっと上手い方がたくさんいるのでやや気恥ずかしいですが、元キットの流れを意識すれば「初めてでもここまでできますよ」という参考にしていただければ幸いです。

 

編集部:なんか珍しく謙虚ですね。気持ち悪いです。

 

ちいた:気持ち悪い言うな! 傷つくぞ! 褒めろ!

 

編集部:(よかった。いつものちいた氏だ)
ところで、つん氏の記事で「バーゼちゃん写ってないね」みたいなチャチャ入れてきたのに、今回パワードガーディアンの記事なのに全然出てきませんね。

ねぇねぇ、どうなってんの?

 

参照:「フレームアームズ・ガール バーゼラルド」(コトブキヤ)を電飾を活かして仕上げる<その2>

 

ちいた:うぐぐ、急に迅雷ちゃんブッこんで来たのにその言い草っ!

と言いつつも、個人的に気になるパーツがあるので、ちょっと紹介します。

 

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編集部:ブリッツガンナー附属のFAガール接続部分ですね。

 

ちいた:ここって、バーゼちゃんの背面フレームのように、M.S.GやFAを繋ぐのに非常に便利なパーツなんですよね。

 

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ちいた:クリアパーツを組み合わせて、こんな羽根みたいな構成にしてみました。

 

編集部:FAの腕を繋いで、他のFAをバーゼちゃんみたいな構成にすることも可能そうですね。

 

ちいた:FAのポリキャップとは微妙に軸径が違うので調整は必要ですが、可能性の広がるパーツだと思います。
ただ、当然ながらFAガールの軸径とはピッタリなのでこんなことも。

 

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編集部:……ふざけてないです?

 

ちいた:真面目です!! 大分バランス的には怪しいですが「こんな風に接続することもできますよ」ということで。
さて、次回からは塗装に入っていきます。

 

編集部:あ、ちゃんとパワードガーディアンに付いてくる表情デカールも使ってくださいね!

 

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ちいた:ちゃんと表面処理して準備してますよ!
キットは迅雷ちゃんですが表情デカールはパワードガーディアンのものを使用していきます。

 

編集部:(このとき私は気づいてしまった。オプションやデカールがたくさん付属するキットを渡したら、その分だけ画像点数が増えるということに……。)

 

編集部:ちいた氏といい、つん氏といい、誌面時とは比較にならないボリュームなんじゃぁぁぁ……。

 

ちいた:何か心の声漏れてますけど!?

 

 

<DATA>

ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン

■NONスケール プラモデル
■全高:約260mm
■価格:4,800円(税抜)

■発売中

■設計:丸家 裕之介

■発売元:コトブキヤ

※実際の商品に「ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン」以外の商品は付属しません。

 

ギガンティックアームズ02 ブリッツガンナー

■NONスケール プラモデル
■全高:約125mm
■価格:2,400円(税抜)

■発売日:2016年10月発売予定

■設計:丸家 裕之介

■発売元:コトブキヤ

※実際の商品に「ギガンティックアームズ02 ブリッツガンナー」以外の商品は付属しません。

 

ギガンティックアームズ03 ムーバブルクローラー

■NONスケール プラモデル
■全高:約200mm
■価格:2,400円(税抜)

■発売日:2016年10月発売予定

■設計:丸家 裕之介

■発売元:コトブキヤ

※実際の商品に「ギガンティックアームズ03 ムーバブルクローラー」以外の商品は付属しません。
フレームアームズ・ガール 迅雷 Indigo Ver.

■NONスケールプラスチックモデル

■全高:約150ミリ

■価格:4,300円(税抜)

■発売日:2016年10月発売予定

■原型製作:清水康智、桑村祐一

■発売元:コトブキヤ

 

<関連情報>

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