素組みでガンプラ!【基礎】茶系塗料以外を使用したフィルタリング 後編

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超基本からちょっとしたワザまで、ガンプラを素組みで作る“コツ”を、プロモデラー・桜井信之氏が指南する本コーナー。

 

ここでは「1/144 HGUC 量産型ゲルググ」を使用して、〈フィルタリング〉について紹介します。

 

▲1/144 HGUC 量産型ゲルググ

▲1/144 HGUC 量産型ゲルググ

 

前編では「1/144 HGUC 量産型ゲルググ」を使い、グレーの機体に〈フィルタリング〉を施す方法を紹介しました。後編となる今回は〈フィルタリング〉が終わった機体に、さらなるアクセントを加えていきます。使用するのは今回もエナメル系の塗料です。ただし、同系統の塗料を使用するため、作業後、24時間以上放置し、充分に塗料を乾燥させてください。

 

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_mg_3199 _mg_3203まずはソールやヒザのダークグレーのパーツです。成形色がかなり濃いグレーなので、これ以上暗い塗料を使っても、あまり効果的ではありません。そこで明るい茶系の塗料を使うことにします。

 

_mg_3204次に胴部にも使用した「AKインタラクティブ」のウォッシング塗料「ダークブラウン」を使い、〈ピンウォッシュ〉を行います。

 

_mg_3209 _mg_3212 _mg_3221 _mg_3224スジ彫り部や、逆エッジの部分に面相筆で塗布していきます。

 

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_mg_3226 _mg_3230塗料が半乾きのうちに「AKインタラクティブ」の専用溶剤「ホワイトスピリット」を筆に取り、境い目をぼかすように不要部分を拭き取って行きます。

 

_mg_3241_mg_3239_mg_3233ゲルググは全体的にモールドの起伏が少なく、グレー部分では唯一頭部が複雑な形状をしています。そのため、頭部のモールドは丁寧にウォッシングを行い、特徴的なモールドを際立たせてると良いでしょう。

 

_mg_3244前述のように、ゲルググの脚部や肩アーマーなどは、非常に緩やかな面のみで構成されています。このような場合、〈ピンウォッシュ〉やスミ入れなどではアクセントを付けることができません。そこで「AKインタラクティブ・ダークブラウン」を平滑な面に点々と置き、半乾きのうちに大きめの筆(平筆がオススメ)で専用溶剤「ホワイトスピリット」を塗りのばしていきます。

 

_mg_3248この時、“縦方向”を意識して上から下に筆を動かしましょう。

 

_mg_3250すると凹凸のない広い面にも、縦方向のスート効果・ストレーキング効果が生まれ、平滑な面に情報量を増やすことができます。

 

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_mg_3260最後に脚部とスカート内に取り付けるバーニアに色味の変化を加えます。キットのバーニアはブルーグレーの単色で成形されているので、金属感を加えることにします。ここで使うのは「AKインタラクティブ・ライトラスト」で、サビ表現に使用する塗料です。全体に塗布するのではなく、ポイントを絞って点々と塗料を置いていきます。

 

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_mg_3262その後、胴部の〈フィルタリング〉にも使用した茶系のエナメル塗料を全体に塗布します。この時、先に置いた「ライトラスト」を溶かしながら、2つの塗料をブレンドするように丁寧に塗っていきしょう。

 

_mg_3278塗料が乾くと、全体的にはダークブラウンであるものの、エッジ部分にサビが浮いたような効果が生まれます。成形色のままのバーニアとは全く異なる質感に仕上がっているのがわかるでしょうか。

 

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_mg_3287エナメル系塗料は、ラッカー系塗料(油性アクリル塗料)に比べて乾燥に時間がかかります。表面がツヤ消しになり、一見乾いているように見えても、指で触ると表面に指紋が残ることがあるので、24時間ほど充分に乾燥させてから最終組み上げを行ってください。

 

完成写真はコチラ!

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ダークイエローなどのサンドカラーや緑系、赤系の機体は茶色での〈フィルタリング〉は同系色のため、本体色と非常になじみます。しかし今回紹介したグレーをはじめとする成形色に、茶色で〈フィルタリング〉をすると、色味の変化よりもウェザリング感が強くなってしまいます。“何のための塗装”なのかを誤解されるような色選びをしては、せっかくの塗装作業もピントはずれとなってしまうので、本体色に合わせて使用する色を工夫して、効果的な塗装作業をしてください。

 

⇒素組みでガンプラ! ~組み立ての基本から簡易塗装まで! おすすめプラモデルをきれいに作るコツ~(目次) へ

 

 

関連情報

 

(C)創通・サンライズ


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