食玩スーパーミニプラ第2弾は『伝説巨神イデオン』!ロゴダウの巨神を最小の工作でステップアップ!<工作編>

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食玩ながらも高い完成度を誇り、もちろん組み立てやすいプラキット“スーパーミニプラ”シリーズ。

 

そのクオリティもさることながら、マニアを唸らせるアイテムチョイスで第1弾のザブングルから猛烈なスタートダッシュを切っています。その熱狂の中、発売となる第2弾がこの『伝説巨神イデオン』!

 

富野由悠季監督による、人類同士の壮絶なコンタクトを描いた物語は現在にいたるも人気を博しています。

 

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2その物語の元凶にして主役メカニクス、イデオン。

ザブングルに引き続き、必要にして十分な可動範囲を持った素晴らしい出来栄えで、アクションもはかどります。

 

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スーパーミニプラでは、Aメカ、Bメカ、Cメカへの分離のみならず、ソル・アンバー、ソル・バニアー、ソル・コンバーへの変形をも大胆な組み換えと専用パーツで再現しています。

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さらに、『発動セット』をそろえることでイデオ・デルタ、イデオ・ノバ、イデオ・バスタへの組み換え変形と、イデオンガンこと波導ガンが装備可能に!

 

ここはぜひ、ファンならずとも発動セットでそろえたいところ。

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このスーパーミニプラ・イデオンを、前作ザブングルに続いて本誌モデラ―・古木誠人がその辣腕で完成させていきます。美しい仕上げと変形、可動を両立させた簡単仕上げを、まずは前半として素組状態のイデオンと工作過程をお楽しみください。

 

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▲まずは全身像。最低限ながらくまなく手が入っていることが確認できると思います。

 

古木:基本工作として、各パーツのパーティングライン消し、ゲート処理、目立つヒケのみ丁寧に表面処理を実施。パーツの合わせ目は消さない方向で作業しました(一カ所だけ消しています)。また、簡単な加工を各部位の気になるところに施してみました。

 

 

頭部

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▲複雑なラインの後頭部は、キットのパーツを活かしつつも合わせ目消しを行った唯一の部分。ここ以外は合わせ目を消していないのだから驚きです。

 

古木:頭頂部から後頭部にかけてパーツの合わせ目が気になりました。ここだけは処理しています、ごめんなさい(笑)。首パーツ(H-1)の肉抜き穴をプラ材でふさいでいます。

 

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▲両肩から生えたセンサーのようなパーツは、裏打ちをしてディテールアップ。

 

 

胴体

古木:本体正面のアングルで見える、背面パネル(C-1)パーツ上部裏面を、正面から見える部分だけプラ材でふさいでいます。

 

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▲軸穴や背面のタイヤハウスにもディテールアップ。丁寧な表面処理で、本体のディテールや形状が際立ちます。

 

古木:腹部C-3、C-4パーツの両側面に少しヒケが目立つので、ディテールをつぶさないように400番、600番の紙ヤスリで丁寧に処理。腰部C-2パーツの側面のヒケが目立つので、シアノンを盛り、削り込んで表面を整えています。フロントアーマーとサイドアーマーの間に三角形状の隙間があるので、プラ材を三角状に切り出して貼り付けています。リアアーマーがサイドアーマーと接続する軸穴は、見た目そのままだと何か物足りないと感じたので、サイドアーマーの軸側にプラ棒を薄くカットしたものを貼り付けたり、軸穴側表面にタガネなどで簡単な掘り込みを入れて、ひと手間かけてみました。

 

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▲穴を塞ぐためのパーツで、密度と一体感がグッと増した腕部。変形のためにどれも着脱可能となっています。

 

 

腕部

古木:前腕パーツの前後表面に、ヒケやディテールがダルい箇所があるので丁寧に処理しています。特に、前腕パーツの後表面はヒケの影響で一部ディテールがダルいので、シアノンを盛りつつ、表面を整えながらディテールを復元。肩天面、上腕、前腕にある角形の穴(ソル・アンバーやイデオ・デルタで使用するパーツ取り付け穴)は気になる部分です。ここは、それぞれ穴の径にあったプラ材を切り出して、穴隠しパーツを新造しました。着脱可です。

 

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▲イデオンソードの際に光を放出する袖口部分は、穴中央に支柱のディテールを追加しています。

 

古木:前腕の袖口に足りないディテールがあるのでプラ材で追加加工し、ディテールを増やしています。

 

 

脚部

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▲脚部もディテールを大事に、穴埋めパーツを追加しています。

 

古木:ふくらはぎの角形の穴(ソル・コンバー、イデオ・バスタで使用するパーツ取り付け穴)がやはり気になります。腕部同様に穴の形状にあわせてプラ材を切り出し、穴隠しパーツを新造しています。もちろん着脱可です。

 

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▲そして古木氏お得意のスペーサー攻撃。ぐっと密度が増しながらも、可動を決して邪魔しません。

 

古木:足首の隙間から見えるボールジョイントの軸が細く貧弱に見えたので、軸受側のパーツにプラパイプを輪切りにしたものをかぶせ太く見えるようにし、可動の妨げにならないように調整しています。

 

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▲足裏はグッと密度アップ。バーにあらしいモールドが気分を盛り上げます。

 

古木:つま先のブレードを削り込んでシャープ化。足の裏を市販パーツでディテールアップしています。

 

 

 

イデオンガン

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▲サイト横をはじめ、そこここに表面処理との闘いのあとが見受けられるイデオンガン。その成果はぜひ完成編でごらんあれ!

 

古木:丁寧にパーティングライン(特にグリップ部F-1、F-2パーツ)を消し、サイトスコープ部のヒケが目立つのでシアノンを盛り、表面処理を行いました。このとき、丸い凸ディテールも一度削り込んで表面をフラットにして、市販パーツを張り付けて復元させています。

 

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▲砲身内部には径の異なるプラパイプを組み込み、砲身らしいディテールに。多層構造のバレルが、いかにもあの竜巻を生み出しそうな説得力を持ちます。

 

古木:砲身の内部は開孔し、プラパイプの組み合わせでディテールアップ。

 

 

 

イデオ・デルタ

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▲翼面はもちろん、その根元部分もディテールアップ。差し替えパーツだからこそできる、大胆な手の加え方です。

 

古木:差し替えパーツのB-3,4,5,6を削り込んで薄くシャープに。また、B-3,4パーツの先端内側(グレン・キャノン出入り口)にプラ材を貼り付けて形を整えています。

 

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古木:F-3,4のバーニアの内側に市販パーツでディテールアップしました。

 

 

 

イデオ・ノバ

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▲いわく言い難い形状のイデオ・ノバ専用パーツ群。スリットなどの追加で、気になる肉抜きなどをすべてフォローアップ。

 

古木:H-2パーツ前面のミサイル射出口をピンバイスで開孔。後部の肉抜き穴を0.5ミリ厚のプラ材でフィン状のディテールを追加してふさいでいます。H-1パーツ(レーダー?センサー?のような部位)の後部、H-3パーツも肉抜き穴があるので、0.75厚のプラ材でふさいでいます。

 

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古木:両サイドの砲身のマズルはピンバイスで開孔。

 

 

イデオ・バスタ

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▲カナードのような副翼を中心に、ひたすらの表面処理がしのばれるイデオ・バスタ用パーツ。面出しで全体をシャープに、機首がより機首らしくなりました。

 

古木:主翼パーツの垂直尾翼が気持ち厚いので少し削り込んで薄くシャープ化。機種横に付く左右副翼(イデオンでのサイドアーマー部)、付属のシールを貼るだけでもオーケーですが、0.5ミリ厚のプラ材を切り出して貼り付けています。機首にあたるA-4パーツ上面にヒケが目立つのでシアノンを盛り、表面を整えています。

 

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▲最後は製品サンプルでAメカ遊び。Aメカ+イデオンガン、作品を見た方なら心に残る形態だと思います。

 

まずは工作編をお届けしました。完成編ではいよいよ完成版がお目見え! 発動セットの加工部分解説+カラーレシピも紹介するのでお楽しみに!!

 

それでは次回も、スペースラナウェイ!

 


お知らせ

発売日当日、10月29日(土)に埼玉・越谷のイオンレイクタウンにて、「スーパーミニプラ伝説巨神イデオン―発動セット―」の即売会が行われます。発売日にアイテムを手に入れるのはもちろん、特製B2ポスターが先着100名様に購入特典として付属!

 

詳細は下記バンダイキャンディ公式サイトおよびバンダイスタッフブログをご覧ください!!


 

 

 

DATA

スーパーミニプラ 伝説巨神イデオン

  • PS(ポリスチレン)製組み立てプラキット1セット/ガム(ソーダ味)1個付属
  • 組み立てキット一式(全4種):ソル・アンバー、ソル・バニアー、ソル・コンバー[1]、ソル・コンバー[2]
  • 全高:約180ミリ(イデオン時)
  • 価格:各900円(税抜)
  • 2016年10月29日発売
  • 販売元:バンダイキャンディ事業部

 

スーパーミニプラ 伝説巨神イデオン 発動セット

  • PS(ポリスチレン)製組み立てプラキット/ガム(ソーダ味)1個付属
  • 組み立てキット一式
  • 全高:約180ミリ(イデオン時)
  • 価格:4,800円(税抜)
  • 2016年10月29日発売
  • 販売元:バンダイキャンディ事業部

 

 

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