ステップバイステップで究極の「ビルトビルガー」を作る!<第8回>【電撃スパロボ No.083】

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「ビルトビルガー 高機動型」を徹底的に改造中の「電撃スパロボ!」。塗装も終わり、ついに完成したビルトビルガー。装甲の脱着ギミックが施された姿をご覧あれ!

 

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▲「ビルトビルガー 高機動型」。1/144スケールプラスチックモデル、価格:3,200円(税抜)。
※現在店頭在庫のみ。

 

※これまでの製作の過程は、以下のバックナンバーをご覧ください。

第1回:ステップバイステップで究極の「ビルトビルガー」を作る!【電撃スパロボ No.041】

第2回:ステップバイステップで究極の「ビルトビルガー」を作る!<第2回>【電撃スパロボ No.043】

第3回:ステップバイステップで究極の「ビルトビルガー」を作る!<第3回>【電撃スパロボ No.046】

第4回:ステップバイステップで究極の「ビルトビルガー」を作る!<第4回>【電撃スパロボ No.049】

第5回:ステップバイステップで究極の「ビルトビルガー」を作る!<第5回>【電撃スパロボ No.056】

第6回:ステップバイステップで究極の「ビルトビルガー」を作る!<第6回>【電撃スパロボ No.057】

第7回:ステップバイステップで究極の「ビルトビルガー」を作る!<第7回>【電撃スパロボ No.071】

 


1/144 ビルトビルガー⑧ 高機動型/重装型完成

製作・文:KuWa(FRAMEOUT MODELS)

これまで7回に渡って連載してきたビルトビルガーも遂に完成しました。長々とお付き合い頂きありがとうございます。改めて製作などを振り返りながら説明していきたいと思います。

 

まず、ビルトビルガーは2003年に発売された『第2次スーパーロボット大戦α』で主役機として登場して以来、『スーパーロボット大戦OG』シリーズを中心に活躍する人気機体です。カトキハジメ氏によるシャープかつ頭身の高い特徴的なデザインとなっています。両腕に装備された大きなハサミ「スタッグビートル・クラッシャー」「3連ガトリング砲」「コールドメタルソード」といったボリュームのある武器、さらには必殺技「ビクティムビーク」では全身を覆っている外装をパージし展開した両翼で敵を切り裂くという凝ったギミックなど、非常に見どころの多いメカでもあります。そのデザインと最大のギミックである外装のパージを1/144サイズのプラキットで再現しよう、というのが本作例の趣旨です。

 

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▲「ビルトビルガー 重装型」。1/144スケールプラスチックモデル、価格:2,800円(税抜)。
※現在店頭在庫のみ。

 

1/144ビルトビルガーはコトブキヤより2004年に「重装型」、2007年に「高機動型」をそれぞれ全くの別キットとして発売しています。まずは「高機動型」のキットを使用してプロポーションや形状をカトキハジメ氏の描く設定画稿を参考にしつつ改修(第1回~第4回)したのち、「重装型」の外装パーツを加工してかぶせていく(第5回~第7回)という2段構えの製作となりました。発売時期や造形が違うため、同じキャラクターを立体化していながらもサイズや形状が違うキットとなっているのはオモシロイですね。

 

高機動型

 

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頭部

キットの頭部はかなり小ぶりなので後頭部を後方/上方にポリエステルパテ(以下ポリパテ)で大きくし、マスク(というよりはアゴ)は少し幅を増しつつ上下の長さを短くしました。全体としては大きくしつつも顔は少し小さめに、というカンジです。

 

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胴体

胸上面の丸いディテールは「U・バーニアユニット」を使用して作り直しつつ、胸上面の角度を変えるためにポリパテで修正しています。首を少し後ろに移動させたかったので、首の位置を後退させつつエリや鎖骨のダクトを前に移動して、相対的に首が下がるように調整しています。フロントスカートは青い部分を大型化、全体の形状も設定に近づくようプラ板で加工しています。また太ももの間隔が少し狭まるように、股間部付根を少し削って加工しました。

 

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ここもプロポーションの調整で、肩幅を少し狭くするために肩付根を若干カットしてボディに密着出来るようにしています。また手首は自作のパーツに交換しました。武装についてはキットのパーツがどちらもできが良く、基本的にはそのままですが3連ガトリング砲の砲身部(左腕の白い3つの円筒)は一回り大きくなるようウェーブのプラパイプを組み合わせて新造しました。

 

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太ももの太さがビルトビルガーのチャームポイントですが、正面の形状が上にすぼまっていてムチムチ感が強調されているのを少し抑え気味に加工しました。ちょっとしたことですが結構印象が変わるところです。またスネ正面の横幅を狭めるためにキットの色分けされたパーツごとに内側を削って組み付けし、足首のつま先をプラ板で延長しています。かかと上のチューブは市販の編み込みチューブに交換しました。

 

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バックパック

バックパックは左右のブルーのユニットをボリュームのある「重装型」に交換、「高機動型」のパーツと組み合わせて設定画稿に近い形状に修正しました。「ビクティムビーク」時に展開する左右の翼はメインのグローブ部の形状をポリパテで修正、前後に幅広の形状にしました。またバックパックの取り付け位置は正面画稿を優先して少し下げました。これで前から見たときのバックパックの圧迫感が減って、頭部周りがすっきりします。

 

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武器

M90アサルトマシンガンは銃器らしくシャープにするため銃口を中心にウェーブのプラパイプで円筒部分を作り直しています。銃口側面のマズルブレーキも丁寧に切り抜くと、印象がグッとよくなりますね。

 

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以上、まずは「高機動型」の説明でした。
大掛かりな改造はしていませんが頭部の修正と胴体を中心に若干の関節位置などの変更で、結構スタイルが変わったかなと思います。

 

重装型

さて「重装型」です。冒頭にも書いたとおり基本形状の違うキットのパーツを加工して装着するため、パーツによっては大きく修正しつつパーツの内側をギリギリまで削り込んで被せる作業が中心となります。

 

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装着パーツは結構あるのですが、装着場所はバックパックの翼部、胸、肩、スカート、スネに足首と限定的です。特に足首が多いのが特徴ですね。

 

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▲右側のみ装甲パーツを装着した状態

 

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設定画稿を見てもかなりタイトに着込んでいるので、実際に装着しても着膨れしないように注意しました。結果、各パーツはかなり薄くなったので固定用のダボなどは仕込めません。そこでパーツと本体にネオジム磁石を仕込むことにしました。磁石もできるだけ薄いものをと、ウェブの磁石屋さんを当たって0.5mm厚のものを購入して使用しています。結果的には薄いパーツに負担をかけずに手軽に着脱ができるようになりました。

 

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額のカバーは重装型のパーツではなく、軽装型でランナーの構成上予備が出る白いひさしを元に製作しています。追加した頭部を覆うカバーの部分は実際の頭部パーツにプラ板をヒートプレスして作りました。

 

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胴体

胸の装甲は「重装型」のパーツを「高機動型」にフィットするようにプラ板、パテで形状を修正してギリギリまで内側を削り込みました。出来上がったパーツは全体的に0.7mm厚程度しかなく、非常に軽いです。その状態で上部の丸部分をくり抜いて「高機動型」同様ウェーブの「U・バーニアユニット」で作り直しました。中央内側に0.5mm厚のネオジム磁石を貼り付け、ボディに固定しています。フロント/リアスカートの装甲も同様に「重装型」を削り込んでネオジム磁石を内蔵しました。

 

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肩の装甲は前後に幅増しをすると大体かぶせられたので、肩のパーツに合うように裏側にプラ板を貼って表から削り込んだりと形状修正をしました。
まるごと一体でカパッとかぶせています。このパーツだけでかなりボリューム感が増しますね。

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装甲が一番が多いのがここです。スネはキットパーツが前後左右で別パーツとなっているので切り出すのは楽ですが、「高機動型」のほうが大きく長いので、それに合わせて各部を延長して大きくする必要があります。スネのすべてのパーツを中央で2mm延長、各パーツの合わせの部分で前後に各2mm程度増やしてギリギリ収まりました。前後には太くなっているのですが、左右の幅はほぼ変わっていないのであまり太った感じはしないかと思います。また、スネの正面の面の幅を若干細く、エッジに丸みがつくよう削っています。足首の装甲は中央ダクト、かかと、足甲の3パーツ構成。中央はプラ板から新造しましたが残りの2つはキットパーツを加工しています。

 

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バックパック

両端の翼部を装甲が隠しているのですが、「高機動型」の翼部が大きめなのもあって本当に被せるとかなり大きくなってしまうので、ここは差し替えとしました。「重装型」のパーツを使うのですが側面形状を設定に近づけるようポリパテで修正しています。

 

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以上で「重装型」も完成です。グレーベースでスマートな「高機動型」とは一転、ブルーベースで力強いプロポーションの「重装型」も迫力があっていいですね。

1/144サイズでビルトビルガーの外装着脱まで再現するというかなりマニアックな作例だったので、参考にしてみんなも作ろう! とはなかなか言いにくい内容だったかとは思います。プロポーション変更から各部の加工の詳細、磁石を仕込んだ外装パーツの製作などかなり細かいところまで紹介させていただいたので、いろんな改造方法のの参考にもなれば、と思います。古いキットですがお持ちの方は、作るきっかけになれば。

ビルトビルガーをここまでやったので次回は…やっぱり相方が欲しくなる?

 

カラーリングデータ

  • ブルー:クレオス・コバルトブルー60%+クレオス・グレーバイオレット10%+ガイアノーツ・純色バイオレット30%
  • グレー:クレオス・グレーバイオレット30%+クレオス・クールホワイト70%
  • イエロー:ガイアノーツ・ビビッドオレンジ
  • メカグレー:クレオス・グレーバイオレット
  • ホワイト:クレオス・タン30%+クレオス・クールホワイト70%

 

DATA

ビルトビルガー 高機動型

  • 1/144スケールプラスチックモデル
  • 全高:約150ミリ
  • 価格:3,200円(税抜)
  • 発売中
  • 発売元:コトブキヤ

※現在店頭在庫のみ

ビルトビルガー 重装型

  • 1/144スケールプラスチックモデル
  • 全高:約165ミリ
  • 価格:2,800円(税抜)
  • 発売中
  • 発売元:コトブキヤ

※現在店頭在庫のみ

 

関連情報

 

(C) SRWOG PROJECT


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