『宇宙戦艦ヤマト2199』<メガルーダ>をフルスクラッチ&艦艇精密機械画集のディテールで作る~製作月報第6回~

更新日:2017年2月8日 11:03

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製作・文●SOY-YA!!/編集●電撃ホビー編集部

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』に登場し、ガトランティスの艦艇として脅威を知らしめた「メダルーサ級殲滅型重戦艦〈メガルーダ〉」を、1/1000スケール・フルスクラッチで製作する今回の作例。

 

まずは前哨戦として、普段は中々お目にする機会のない作例製作の序盤の奮闘を、製作月報として毎月少しずつお届けしていきたいと思います。

(製作月報を含む、宇宙戦艦ヤマト2199 関連記事はこちらへ。)

 

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▲メダルーサ級殲滅型重戦艦〈メガルーダ〉

 

こんにちは。SOY-YA!!でございます。製作月報第6回。今回で〈メガルーダ〉製作月報は最終回です。皆様、最後までどうもありがとうございました。
今これを書いているのは2016年12月末なんですが、やっぱり年末ですね。本業(兼業?)のお仕事が年末進行でワッときて、ファミレスのメニューとか通販カタログ作ってました(笑)。

 

肝心の〈メガルーダ〉ですが、「あそこがパース図と違う」、「ここが気に入らない」という箇所がどんどん出てきまして、せっかく作った部分をまたバラして作り直したりし、前半分はほとんどラインが変わっています。作り始めの頃はプリントした型紙をプラ板にノリで貼ってカッターで切り抜いて、とやっていたのですが、前回でもご紹介したカッティングマシンで1ミリプラ板もOKとわかったので、今度はAdobe Illustratorで作図した図面をそのままプラ板に出力して、かなり精度の高いパーツで組み直しています。

 

新たな製作箇所では、旧作の〈メダルーザ〉にはなかった可動式の火焔直撃砲艦首ガード。とりあえずプラ板積層でざっくり形にしてあります。これ劇中では凄く細い蛇腹伸縮式のアームで展開可動するんですけど、とても可動は不可能なので差し換え式にします。それ以前にこんな細いアームをプラ素材で作ったら一撃でポッキリ逝ってしまうので、なにかもっと別の丈夫な素材にしなければなりません。非常に頭が痛い。

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前回予告した本体表面のスジ彫りです。再びIllustratorでスジ彫りディテールを三面図やパース図を元に作図。反対面はリフレクト…そのまま左右反転すれば全く同じディテールのパターンが出来上がります。こちらはsilhouette CAMEOではなく、私が個人的に細かいディテールの精度が高いと思っているRoland STIKAを使用します。スジ彫りの基本となるラインを0.3ミリプラ板に入れてスジ彫り工具で仕上げて表面に貼っていきます。以前作例で作った1/350次元潜航艦〈UX-01〉では、曲面ラインにプラ板を貼ることはほぼ不可能なので、出力したプラ板をテンプレートにして次元潜航艦本体に直接スジ彫りを入れました。〈メガルーダ〉は比較的平面が多くて、出力したプラ板を直接が貼ることができるので、精度の高いディテールが再現できます。

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艦底部ノズル群はプラ板から切り出し、さらにエッジを1個1個削っています。

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艦橋両脇のインテークはどうすればプラ板で形を出せるかわからず、ポリエステルパテで形にしました(悔)。

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火焔直撃砲もディテールを入れました。

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その他にもご紹介したい作業工程がたくさんございますが、これはまたいずれ違う機会にご紹介できればいいなと思っております。というわけで、6回に渡ってお送りしました〈メガルーダ〉製作月報。ここまでお付き合いいただいた読者の皆様はじめ電撃ホビーWEB編集部とサクライ総統閣下に感謝いたします。ありがとうございました。それでは皆様〈メガルーダ〉完成レビューで再びお目にかかりましょう。

 

関連情報

 

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会 (c)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

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