【ガンダムビルドファイターズ連載】作例:HGBF 1/144 ルナゲイザーガンダム(その3)

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作例製作・文●NAOKI/編集●電撃ホビー編集部

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<ガンダムビルドファイターズD-Rまとめページ>

 

月刊ガンダムエース(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R(アメイジング レディ)』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。

 

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▲『月刊ガンダムエース』2017年3月号。好評発売中!

 

本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』は、『ガンダムビルドファイターズA-R』と連動し、その登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。今月は、サカイ・ミナトが製作した「すーぱーふみな アクシズエンジェルver.」が登場!

 

 

そして、単行本第2巻と、特別編を集めたうえ新エピソードを追加した単行本『ガンダムビルドファイターズA-T』も、俄然盛り上がっております! ぜひ作品世界とガンプラを楽しんでください!

 

▲こちらが『ガンダムビルドファイターズA-R』第2巻(税抜580円)。ルナゲイザーガンダムが表紙です!

▲こちらが『ガンダムビルドファイターズA-R』第2巻(税抜580円)。ルナゲイザーガンダムが表紙です!

 

bft01_shoei_rgb▲特別編のエピソード+新規エピソードが収録されている新刊『ガンダムビルドファイターズA-T』(税抜580円)。フクダカズヤが作例を担当したホットスクランブルガンダムが粒子を身にまとって表紙に!

 

 

それでは、NAOKIによる「HGBF 1/144 ルナゲイザーガンダム」の製作記事をご覧ください。今回は、本体の基本工作のほか、ルナゲイザーガンダムの特徴でもあるホログラムな塗装について、そのコツをご紹介します。

 

 


HGBF 1/144 ルナゲイザーガンダム

 

関連記事も、併せてお読みください。

 

 

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▲NAOKI製作の「HGBF 1/144 ルナゲイザーガンダム」。各部のディテールアップをはじめ、ホログラムのような効果を演出する塗装が行われている。

 

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▲キットのウイングのギミック。後方への展開や、ルナゲイザーガンダムのような環状に変化するなど、多彩な表情を持つ。

 

さて今回こそ(笑)作例の紹介です。

 

プロポーションは基本的にキットのまま、各部の面出しをして各パーツをシャープに整えます。追加ディテールに関しては小スケールでの小気味よいメリハリ感を出すために、関節色での塗り分けを前提に追加しています。下腕の小羽根は初期デザイン時にあったものを復活させてみました。

 

09▲肩やフロントアーマーなど、装甲の端部分にディテールを追加、関節色で塗り分けることによって小スケールながら全身のメリハリ感を出すことに一役買っている。さらに、初期設定にあったものだという腕装甲の赤いパーツの小羽根を再現している。

 

▲足首にも同様のディテールを追加。フクラハギやスネの赤いディテールはプラ材から切り出し。▲足首にも同様のディテールを追加。フクラハギやスネの赤いディテールはプラ材から切り出し。

 

平手はポーズ付け、特にヴォアチュール・リュミエール(以下、VL)展開時などに欲しかったので、ビルドナックル(角)の平手にキットの甲パーツを摺り合わせて取り付けています。小加工ながら効果はご覧のとおり抜群なので試してみてください。

 

16▲ビルドナックル(角)の平手パーツと、キットの甲を使って平手を再現。ポージングの際の、表情の幅が格段に広がった。

 

ビームサーベルの刃部分は百式(HGUC 1/144 百式)から拝借しています。

 

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14▲キット付属のビーム・サーベルの柄は、こにょうに他のガンプラからビーム刃を流用可能(径が合わないキットもあります)。

 

で、今回のテーマは工作よりもどちらかというと塗装の方でして。特にVL発動時の発光部分の再現です。キットではホラグラムシールで再現されており、これはこれで塗装では再現できない効果が得られて非常にキレイなのですが、やはりモデラーとしてはなんとか塗装で面白いことをしてみたいと思ってしまうのです。そこで色々なメタリック系塗料を試してみた結果、「アルクラッドII ホロマティックスペシャルクロム」を使用しました。

 

 

アルコール系塗料なので塗膜は強くないうえにかなり高額なので、手放しでおすすめはできませんが、見る角度によって7色に変わる文字どおりホログラム調のメタリックカラーが塗料で再現できるすぐれもので、まさに今回の色味にはうってつけの塗料です。

 

 

ただ先述のとおりアルコール系塗料なので非常に塗膜が弱く、マスキングテープで簡単に塗膜を持って行かれてしまいます。そして下地の色味にはさほど左右されませんが、グロスの下地でないと最大の効果は得られません。さらにクリアーでコートしても偏向率が落ちてしまい、これまた効果が落ちてしまいます。

 

 

下図で解説していますが、以上のことを踏まえて塗装の順番には少し頭を使わなければなりません。

 

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今回本体色を白はグロス、それ以外はツヤ消しで仕上げていますので、以下の順序で塗装しています。

 

グロス本体色の場合
基本色→デカール→クリアー→スミ入れ→マスキングしてホロマティックスペシャルクロム

 

ツヤ消し本体色の場合
基本色→スミ入れ→デカール→ツヤ消しクリアー→マスキングしてクリアーを吹いて下地作り→下地作りのマスキングを使用してホロマティックスペシャルクロム

 

 

正直面倒ですしリタッチは更に面倒なので、一発で成功するようシビアなマスキングが必要ですが(笑)これで最大の効果が得られると思います。

 

 

関節色は……自分のブランドであるNAZCAで現在商品化検討中の試作品、メカサフ・スーパーヘヴィを使用。ヘヴィよりもさらに暗いグレーサフです。また、一部にガイアノーツさんのRBコーションデカール「ホログラムシルバー」を使用。塗装したホラグラム部分が同様見る角度によって色が変化します。

 

 

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07▲今回キットのホラグラムシールは使用せず、塗装でのホログラム表現にチャレンジしている。肩、腰、ヒザなど、該当部分がそれぞれ角度によって色味が変わっているのが見て取れる。

 

さて次回はオリジナル武装やスターゲイザーのパーツを使ってキットオリジナルの遊び方で楽しんでみようと思います。

 

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▲さいごに改めて作例正位置前面。

 

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▲作例背面。

 

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▲ポージング。今回の塗装効果により、左右のヒザアーマーの色味が微妙に違っているのがわかる。

 

 

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(c)創通・サンライズ・テレビ東京

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