【アニメ『アトムザ・ビギニング』第3話までレビュー】「ロボットとは何なのか？」を考えさせられるいいアニメ

公開日：2017年4月30日 02:30

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電撃ホビー編集部

2017年4月スタートのアニメより、編集部がピックアップした作品の第3話までをレビュー！　今回は若き日の天馬博士とお茶の水博士が、アトムを生み出すまでの物語『アトムザ・ビギニング』です。

編集部員I

3話まで観てきましたが本当に面白い作品ですね！　1話1話A106の能力がアップデートされていき最終話までどんな強化がされていくか気になります（笑）。第3話のお話は研究費を使い尽くしてしまったので迷いロボットペットの捜索バイトをすることに。今回もA106のおかげで無事探し出せたのですが、持ち主との思い出話と合わさった感動エピソードとなりました。バトルシーンだけでなく、「ロボットとは何なのか？」という問いを考えさせられるいいアニメです。また、手塚治虫作品をしっかりリスペクトしているので安定感もありますよ！

編集部員T

第3話ではペットロボット捜索のバイトをするという内容がメインのお話しでした。最初は「研究費がないから」というある種お約束のコミカルな展開かなと思ったのですが、捜索を依頼されているペットロボットは、実は持ち主にとって大切な亡き妻との思い出の「家族」であったという非常に感動的なストーリーで、見ていて少しうるっと来てしまいました。
しかし、今回は非常にほっこりとした話でしたが、それだけに気になるのは第2話でA106の前に現れた謎の自立型ロボット……。あの正体は一体何なのか……。そちらの続きも非常に気になります。

これまでのあらすじ（アニメ『アトムザ・ビギニング』公式サイトより）

第1話「鉄腕起動」

大災害から５年。復興のためのロボットは技術の発展を促し、人々の生活に欠かせないものとなっていた。練馬大学の第７研究室。そこでは天馬午太郎とお茶の水博志が、新たな試作機・Ａ106に次世代型の人工知能「ベヴストザイン」を搭載しようと奮戦中。とはいえ研究費はもう使い切ってしまったから、バイトは欠かせない。今日もテーマパーク・メカシティでのバイトの時間がやってきた。ふたりは慌てて研究室を飛び出していく―。

第2話「ベヴストザイン」

国立練馬大学の大学院で定期報告会が開かれる。研究室の予算を決めるその大事な会議に、天馬午太郎とお茶の水博志も参加していた。他の研究室の報告を聞きながら、ライバル心を燃やす午太郎と無邪気な博志。そんなふたりが第7研究室を留守にしている間、そこに忍び込んでいる人影があった。ひとりはお茶の水の妹、蘭。もうひとりは第1研究室の天才、堤茂理也の妹、茂斗子。そしてもうひとつ忍び寄る大きな影…。

第3話「それぞれの追跡」

第７研究室にやってきた怪しい男。それは便利屋「マルヒゲ」の伴健作だった。健作は、依頼を受けて、ペットロボット・マロンを探していたのだ。そこに茂斗子も姿を見せて、午太郎と博志をアルバイトで雇い、A106を使うことを提案する。ところが健作は、探偵は人間にしかできない仕事と主張し、Ａ106をロボット探しに使うことに反対する。「よし、じゃあＡ106と勝負しろ！」。天馬たちと健作の探偵勝負の行方は？