ついに発売したファン待望のプラモ「ラフトクランズ・アウルン」を徹底レビュー!素組み状態からの改造ポイントを解説!!<第1回>【電撃スパロボNo.122】

今回の「電撃スパロボ!」は、ついに発売となったS.R.G-Sシリーズ最新作「ラフトクランズ・アウルン」を制作していきます。本機体は『スーパーロボット大戦J』に初登場し、『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』にも参加、搭乗者により異なるカラーリングと武装が追加されたバリエーション機も登場しました。キットはその中でもライバル機として記憶に残るグレーを基調とした機体、ラフトクランズ・アウルンを再現。特徴的な武装である「オルゴン・ソード・ライフル」や差し替えで「オルゴン・クロー」の展開が可能な「クロー・シールド」が付属します。

 

このプレイバリューが非常に高い“ラフトクランズ・アウルン”を全3回にわたってじっくりご紹介していきますので、最後までお見逃しなく!

▲ラフトクランズ・アウルン ノンスケールプラスチックキット 発売中 価格:8,800円(税抜)

 

この最新キットを『スパロボ』関連造形を手がけてきた柳生圭太氏に担当してもらいます。第1回目は早速届いたテストショットを組み上げて、本キットの魅力と改造ポイントを解説していきます!

 


S.R.G-S ラフトクランズ・アウルン 素組レビュー&改造ポイント

今回は作例の1回目として、素組状態でのレビューと加工および改修のポイントを洗い出していきます。

 

首の可動

首は根元に1軸回転、上部にボールジョイントと後頭部の縦可動軸の二重関節構造により、アゴの引きや上げ、横に向ける演技のすべてを幅広く行えます。後頭部への軸配置のため少々後頭部が長い印象を受けますがカッコイイです。

 

頭部の色分けはトサカの白以外は塗装済みパーツで再現されており、合わせ目もほとんど目立ちません。各ダクトの内側のディテールアップや各所のフィンを薄く削ることによりさらにシャープな印象になると思います。

※画像はテストショットのため塗装済みパーツを使用していません。

 

胴体の可動

胴体も腹部内部が二重関節構造で、屈伸の演技を自由に行え、さらに左右スイング機構も入っています。また、肩接続ブロック基部は前後にスイングします。肩の小さなグリーンのセンサーも色分けされており数箇所の凹みモールドをグレーに塗れば設定どおりの色分けとなります。

 

胸部中央のオルゴン・キャノンも差し替えで再現。

 

腰は軸接続による回転式で、フロントアーマー、リアアーマーともに1軸の可動式で、サイドアーマーも1軸関節により左右に開きます。フロント、リアアーマーの色分けも再現されていますが、ハメコミのみでは動かしたときにポロリしてバラバラになってしまうので接着推奨です。



リアアーマーの裏側は色分けパーツのダボが目立つので埋めてディテールアップしたいところです。また、各ダクトの内側のディテールアップや各所のアーマーの縁を薄く削ってエッジの効いた雰囲気にしましょう。

 

肩の可動

肩アーマーと腕はフレームでつながっており、インナーユニットに1軸で接続、可動します。そのため腕を上に上げると肩アーマーも一緒に回転してしまいますが、肩アーマーの前後を単独で可動にすると強度が落ちてパーツ分割が複雑になってしまうので仕方がないでしょう。



腕の可動範囲は下画像の位置までが限界です。内部フレームを削ればもうちょっと上げることができます。上腕は大型武器を持った時にスッポ抜けを防止するためか180度後ろに回転させた状態で差し込み、前に回転させて戻す仕組みになっていました。

 

肘・手首

肘は1軸回転で90度まで曲がります。肘関節の上側を加工すればもっと深く曲がりますが関節を新造するため上級者向けの改造になります。また肘関節は相当キツく、限界まで硬く調整しないとオルゴン・ソード・ライフルの重量に負けてしまいます。



手首の関節は1軸回転で武器をガッチリ保持できます。合わせ目が目立ちますが肘関節をマスキングして左右パーツを接着・塗装、その他のパーツは後ハメ加工が可能です。

 

股関節

股関節は3軸構造でボールジョイントに比べ強度と可動範囲が確保されており、開脚は180度まで可能です。

 

ひざ・足首

ひざは2軸関節で150度ほど曲がり、足首関節は股関節と同様の3軸構造で強度と可動範囲は十分です。さらに別途つま先ユニットも可動します。足首とスネの接続軸が長いので引き出し式と考えれば可動範囲はさらに広がります。スネの合わせ目がガッツリ前面に出ますが、ピンを切り飛ばして色別ユニットで整形したのちガッチリ接着すれば大丈夫です。

 

武装

■オルゴン・ソード

形状・ギミック共に申し分ないです。合わせ目消しも整形しやすい位置なので特に問題はないでしょう。ゆるいカーブを描いている面(銃身カバー等)とシャープな角面のパーツ(黄色やグレーパーツ)が混在しているのでお好みでヤスって印象を統一しておくと良いでしょう。



「オルゴン・ライフル」、「オルゴン・ソード」形態の選択式となっており、オルゴン・マテリアライゼーション時の刃もクリアーパーツで用意されています。



さらにオルゴナイト・バスカー・ソード使用直前形態の再現というデカい釣り針も用意されています。他人事なので軽くいいますが各自巨大な透明パーツを準備しておくと良いでしょう。

 

■クロー・シールド

クロー・シールドも形状・ギミック共に問題ないです。白いラインモールドが再現されていないので塗り分けると良いでしょう。差し替えでオルゴン・クロー展開形態が再現可能です。この形態もジョイントパーツが繊細な作りなので、ポロリが心配な方はどちらかの形態を選んで接着・固定してしまった方が動かしたときにストレスが少なくて済みます。



差し替えの関節部に隙間が目立ちますが、下手に埋めてしまうと重さで保持できなくなるのでプラ板等で表面的に塞ぎましょう。

 

次のステップアップとしては各ディテールやエッジの調整を行い印象をよりシャープに、関節の強度の調整等があると思います。その後は自分の好みに合わせてプロポーションをいじってみるのも良いと思います。意外と大きいキットなので満足感もありますよ!



次回からはステップアップの工程に入り、加工した部分を挙げていきながら最終的には塗装完成品を製作したいと思います。

 

DATA

ラフトクランズ・アウルン

 

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