パーツの組み換えによる多用途性がシステム・ウェポンの特徴のひとつである。そのパーツは多岐に亘り、組み合わせによっては通常のビーム・ライフル以上の出力と威力を誇るビーム・ランチャー仕様や、それを発展させた速射仕様などでも運用可能であった。威力の向上はアンプリファイ機器によるところが大きく、大サイズ化など運用上の制約などもあったが、バレルの折り畳み機構などで解決するなどの多機能化も特徴であった。
ビーム・ライフルの中核となる機関部とショートバレルで構成された仕様。この仕様を中心に各種オプションを取り付けることで、様々な形態での運用が可能となる。RX-121 ガンダムTR-1[ヘイズル]などが装備、各種試験でデータ収集が行われた。
狙撃など、精密射撃を行う際に使用するオプション機器で、索敵などにも使用可能。汎用装備のひとつで、地球連邦軍のほとんどの武装に取り付けることが可能。
ティターンズの次世代主力機用の装備。オプションパーツの組み換えによって多様な任務に対応する。これは次世代主力機に求められた「万能化換装思想」とのつながりを示すものである。
ティターンズ・テスト・チームにおいて運用テストが行われ、各種データが収集された。また、本モデルの派生型がいくつか開発され、ジム系MSをはじめ、バーザム系など、いくつかのMSに長期にわたって配備された。
銃全体を覆う形で強化パーツが装着されたハイエンド仕様。大型のアンプリファイ(ビームの出力増幅器)を内装しており、出力と威力が大幅に強化されている。きわめて大型のビーム兵器だが、収納や運搬時などにはバレル部分からふたつにおりたたむことで大サイズ化に対応している。また上部のサブバレルを使用することで、折り畳んだ状態でも射撃が可能。
RX-107 ロゼットTR-4[ダンディライアン]やRX-121-1 ガンダムTR-1[ヘイズル]イカロス・ユニット装備などの大サイズMS用の装備として運用実験が行われた。
Eパックの基部にグレネードを装着した火力強化仕様にあたる。グレネードは、ショート・バレル化したハイパー・バズーカに似た形状で、弾倉も備えるため複数回の発射が可能。
外装化したエネルギーCAPでビーム・ライフルの弾倉にあたる機器。
ビーム・ライフルの出力や発射回数に関係する。携行性も高く、複数を携行、もしくは複数を連結することで継戦能力も向上する。
ビーム・ランチャー仕様のバレル部分を冷却装置で覆い、連射に耐えられるようにした強化仕様。RX-123 ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]やTR型ジェネレーターを搭載したアドバンスド機での運用を想定した、ハイエンド装備である。
Eパックの接続部にラッチを兼ねるハブとなるパーツを取り付け、その下部に増加仕様のEパックやバズーカ、グレネード・ランチャーを装着できる。また、ベロウズフレーム等でMSのパワーサーキットと連結することにより、大出力での発射が可能。その威力はメガ・バズーカ・ランチャーに匹敵する。
ロング・バレルの下部に取り付けるオプション装備で、センサーと同じく地球連邦軍の火器用の汎用装備のひとつ。