「レジオン建国の翼」——ウーンドウォート・ラーⅡがインレの上半身を構成するファイバーⅡを装着した状態を指す。レジオン建国戦争において、アリシアやオメガら強化人間が搭乗した本機は、敵対するジオンマーズの拠点を単機で攻略するなどの活躍を見せた。翼を広げ火星の空を舞うガンダムの姿は、味方には勝利をもたらす天使、敵には死を運ぶ悪魔として恐れられた。
MSとの合体機構を備えた支援戦闘機で、「Gパーツユニット」とも呼ばれる。フルドドⅡの両肩のウイングユニットは、強化GパーツとしてMSの肩部や腰部に装着することで、ドラム・フレームを介して本体と巨大な武装を接続するための、ジョイント・ハブとして機能する。これにより、ファイバーⅡユニット、ダンディライアンユニット等の大型MAサイズのオプションを自在に換装し、運用することが可能。それらの複数の装備をすべて装着することで、最終兵器ガンダム・インレが完成する。
弾道軌道による敵勢力圏内への超音速侵攻を目的とした形態。単独で敵拠点への進行と制圧という危険度の高い任務を行うため、複合的な防御用武装をバインダーに搭載し、極限まで防御力が高められている。ティターンズ残党によって火星に持ち込まれ、レジオン建国の原動力となった。決戦兵器TR-6[インレ]の上半身を構成するユニットであり、「インレの翼」とも呼ばれる。
TR-6[ウーンドウォード]の高速戦闘形態で、ティターンズのフラッグシップ機となることが想定されていた。エゥーゴのZ計画への対抗機でもあり、機種統合計画におけるガブスレイに後継機に相当する。本図のレジオン鹵獲機は、アリシアとオメガのふたりが上半身、下半身のそれぞれに搭乗し、レジオン建国のために火星で活躍した。その後、リハイゼへと改修された。