「正統なる宇宙世紀の後継作品を見届けていただきたい」古谷徹さん、及川光博さんが登壇の『閃光のハサウェイ』メディア向けトークイベントが開催!
2021年4月27日(火)、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』メディア向けトークイベントが開催されました。本来であれば『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の同時上映とともに行われる予定の本イベントでしたが、緊急事態宣言の発令にともない、トークイベントのみを無観客で実施。アムロ・レイ役の古谷徹さんと、ガンダムファンとして知られる俳優の及川光博さんが登壇し、2つの作品について熱くトークを繰り広げました。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の公開が5月21日に延期されたことについて、「ちょっと延びてしまいましたけど、期待と愛が膨らみっぱなしです」と語る及川さんは、第二次ネオ・ジオン戦争時のシャア・アズナブルの衣装を披露。衣装が2人にプレゼントされる旨を聞くと「自分のライブで着ていいですか?(マントを)翻したいじゃない?」とご満悦。また、例年「世界コスプレサミット」で審査委員長をつとめているという古谷さんは「アムロの制服はファーストのものしか持っていないので、この衣装は本当にうれしいです。実は『逆襲のシャア』がガンダムシリーズで一番好きな作品なので。今年のコスプレサミットにはこれを着ていきます」と顔をほころばせていました。
『逆襲のシャア』の思い出をたずねられると、古谷さんは「まずタイトルを聞いたときに『シャアが主役かよ!』とカチンときたのは覚えてますね。でも、台本を読んで作品の内容を理解してみると、アムロめっちゃかっこいいじゃないですか。サザビーの脱出ポッドをアクシズにめりこませるところでアムロが勝ってますから(笑)。『逆襲のシャア』という作品はアムロのかっこよさや魅力を再確認するための作品だなと思いました」と当時を振り返り、及川さんは「(劇場公開は)高校生か大学生くらいのときだったんですけど、ダミーバルーンやファンネルのスピード感がすごくて大興奮しました。アムロの「エゴだよそれは」というセリフが2回でてくるというのは、その当時の富野監督のメンタルにかかわっているのでは?」と、分析を披露していました。
そしてテーマはいよいよ公開が近づく『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』へ。古谷さんは「小説にはアムロは出てこないので、(出演を聞いたとき)え? どんなかたちで出てくるんだろうとすごく楽しみでした。見どころとしては、市街地の戦闘とか、コクピットの描写とかすごかったですね。あと、細かい部分なんですが、ホテルの椅子の質感とか、植物園の花や池とか、そういった部分もリアルで素敵だなと思います」と語り、及川さんは「(これまでのガンダムシリーズと違うなと感じた点は)ハサウェイは大人じゃないですか。ガンダムシリーズって基本少年を中心としたストーリー展開だから、そこが違うと感じました。大人のムードが漂ってますよね。変わらないなと感じた点は、コクピットの中でみんなよくしゃべる(笑)。あと、ギギにほれてまうやろですね」と話していました。
トークは終盤にさしかかり、「自分にとってガンダム作品とは?」と問われると、古谷さんからは「ライフワークですね。『THE ORIGIN』の8歳のアムロから『逆襲のシャア』の29歳のアムロまで演じさせていただいて、またその後の『閃光のハサウェイ』にも出させていただいて。アムロ・レイという男の一生をすべて演じ切りたいと常々思っています」という重みのある言葉が。及川さんは「ナポリタンですね。子どものころから好きで、おそらく一生好き。ナポリタンか、もしくはすき焼き」と軽妙に答え、会場の笑いを誘っていました。
最後は古谷さんが「『閃光のハサウェイ』は『逆襲のシャア』からの正統なる宇宙世紀の後継作品だというふうに理解しています。ぜひとも人類の未来とニュータイプの生きざまをみなさんの目で見届けていただきたいと思います。よろしくお願いします」と締め、イベントは終了。拍手の中、ふたりは舞台を後にしました。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は5月21日より劇場公開開始予定です。ぜひとも最新の劇場版ガンダム作品をその目に焼き付けましょう!
(C)創通・サンライズ
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