自分の8年後はどうなっている?「絶対芝居は続けています」「『W』が20周年になるので、またみんなで集まりたい」『仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏』完成披露舞台挨拶レポート

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取材・撮影・文●キャプテン住谷

2022年1月28日(金)から、新宿バルト9ほかにて期間限定上映が開始となるVシネクスト『仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏』。TVシリーズ『仮面ライダーセイバー』から8年後を舞台とする本作の完成披露舞台挨拶が1月12日(水)に行われ、新宿バルト9の舞台に内藤秀一郎さん・山口貴也さん・青木瞭さん・川津明日香さん・飛鳥凛さん、そして上堀内佳寿也監督が登場。劇場に集まったファンに向けてトークショーを披露しました。

 

 

いよいよ公開間近となった心境を問われた内藤さんは「もちろん喜びもありましたけど、不安もありました。『セイバー』の単独劇場作品はずっといろんな影響でできなかったですし、3人(山口さん・青木さん)で“最高の作品にしよう”と意気込んで撮影に臨みました。こうして舞台挨拶もできて嬉しいです」と笑顔。本編から8年を経て、変化した衣装が話題になった際は「僕、意外とラフですよね」と応えて笑いを誘いました。「本編ではスーツみたいなカッチリした格好が多かったですけど、監督と一緒に試行錯誤して、大人らしく仕上げました。個人的にもこういったオーバーサイズな服が好きなんです」とコメント。

 

青木さんは「今までは視聴者の方から“賢人、服大丈夫?”って言われることが多かったんですけど、本作では聡明さを感じさせる、すごく大人っぽい衣装になりました」と冗談交じりにトーク。

 

川津さんは、自身が演じる須藤芽依が本作では30代になっていることを受けて、監督から「ノー足出し」と言い渡されたんだとか。MCから「私服では足を出しているのか」と話題を振られた時には、「私服では出さないでしゅ」とカミカミで応えてしまうシーンがあり、壇上と客席から笑い声が。

 

唯一衣装が変化していない山口さんは「倫太郎はソードオブロゴスの長になったので、世界を守るためにもこれでいいんです!」と悔しそうな雰囲気をかもしつつも力説し、拍手が起こる場面も。

 

東映特撮では『仮面ライダーW』の園咲若菜ぶりとなる飛鳥さんは「『W』の時も上堀内監督とはお仕事をしましたし、私ハニワ(クレイドール・ドーパント)になっていたんですけど、そのスーツアクターをしていた藤田(慧)さんも現場にいて。すごく“帰ってきたな”って感じがしました」と話しました。

 

本作では賢人の婚約者役を演じた飛鳥さん。青木さんの第一印象を問われると「色が白くて背が高くて……」と振り返りました。一方の青木さんは「一緒に撮影をした時に爆竹が鳴るシーンがあって、(特撮出演の先輩に対し)何を血迷ったのか『飛鳥さん、これ音うるさいんで気をつけてください』って言っちゃったんですよ。恥ずかしくて、その後ずっと顔が上げられませんでした」と親切心が裏目に出てしまったエピソードを披露。それを聞いた内藤さんが「瞭くんは僕たちのなかでも特にしっかりしてるし、そんなタジタジになってるところは今まで見たことがないですね。見てみたかった……!」と続けました。

 

上堀内監督が本作のオファーを受けた時のことが話題になると、「Vシネクストというシリーズは一体どういうものなのか、そのカテゴリーから考え直してみようと思いました。TVシリーズや劇場版ではできないようなチャレンジがしたくて、企画段階から参戦させてもらいましたね」と回想。さらに「Vシネクストって、一番チャレンジの場をいただけてるシリーズだと思うんですよ。作品の思い出にも浸れるし、過去を振り返るだけでなく、そこから一歩二歩進んだ新しい作品を作りたいと思いました」と話しました。

 

そんな上堀内監督が特に気合いを入れていた(青木さん談)というのが、川津さん・内藤さん・山口さん・青木さんが歌唱する主題歌「Bittersweet」。なんでも本作を見た後に分かる“しかけ”があるようで、「レコーディングしている時は分からなかったけど、後で分かりました(内藤さん)」「だからあんなに気合い入ってたのか(青木さん)」と、それぞれに感想を述べました。ムーディーな雰囲気に仕上がっている「Bittersweet」は、歌うのも難しかったとのこと。「私は主旋律だったので、それでも難しかったけど、まだ簡単な方。山口くんとか特に大変だったと思います」と川津さん。山口さんは内藤さん・青木さんとも少し違うパートを担当し、特に難しかったんだとか。「僕はレコーディングも最後だったので、皆が録り終えて良い顔しながら帰っていくのに、ひとり苦戦していました。その様子も誰にも見てもらえなかったし……」とふくれ面で語りました。

 

本作の設定にちなんで、「8年後の自分はどうなっている?」という話題になった際、内藤さんは「33歳になるのかぁ……。何をしてるのか分からないですけど、芝居は絶対続けていると思います。もしかしたら結婚とかもして、子どももいるのかな。それで芝居もできていたら幸せですよね」とトーク。山口さんは「僕は(役の)髪型も衣装も変わらなかったので、彼(内藤さん)みたいな金髪の役もやってみたいですね。ちょうど『セイバー』の撮影が始まったのが2年くらい前になるので、8年経つと10周年になるんですよ。その時にまたみんなで集まれたらいいですね」と展望を語りました。

 

川津さんは「(本作に出てくる)ラッキーみたいな大きいワンちゃんを飼いたい」とニッコリ。青木さんは「都心から外れて一軒家を買って、ワンちゃんを8匹飼って、植物を鑑賞しながらコーヒーを飲んで……」とやけに具体的なビジョンを語り、笑いを誘います。「かっこいい大人になりたいですね」と結んだ青木さんに対し、山口さんが「イケオジになってそうだよね」と振ると、「ええ、なりたいですよね(イケボ)」と青木さんが応えるなど、仲の良い『セイバー』キャスト陣の空気感を垣間見ることができました。また、飛鳥さんは「『W』が10周年になった時、キャストのみんなで集まったんですけど、8年後は20周年になるのでまた集まって写真を撮ったり、思い出を振り返ったりしたいですね」と思いを馳せました。

 

最後の挨拶では「僕たちの思いが込もった大切な作品。8年を経たそれぞれのキャラクターの空白を、自分自身で考えて、自分なりの答えを見出だせる作品になっています(青木さん)」「家族を大切にしてきた倫太郎。芽依さんとの関係など変化を楽しんでもらいたいです(山口さん)」「『セイバー』初の単独作品で、僕たちの気持ちがすごく入ってる作品です。ぜひ何度も劇場に足を運んで欲しい(内藤さん)」とメッセージを送り、舞台挨拶の幕を引きました。

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