ゼンカイジャーは「アドリブ力がすごい」五色田介人役・駒木根葵汰が梶裕貴から教わったアドリブの極意とは……?『ゼンキラセンパイ』先行上映舞台挨拶レポート

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取材・撮影・文●キャプテン住谷

2022年4月27日(水)に東京の新宿バルト9にて、同月29日(金)から封切りとなるVシネクスト『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』の舞台挨拶つき先行上映会が行われました。この記事では、駒木根葵汰さん、小宮璃央さん、木原瑠生さん、新條由芽さん、水石亜飛夢さん、工藤美桜さん、庄司浩平さん、増子敦貴さん、世古口凌さん、森日菜美さん、小澤亮太さん、伊藤あさひさん、そして山口恭平監督が登場したステージの模様をお届けしていきます。

 

 

MCを務めるのは、スーパー戦隊親善大使としてファンにはおなじみの松本寛也さん。撮影時の思い出を訊かれた駒木根さんは「キラメイジャーのみんながすごく仲が良くて、僕らもキカイノイドとは仲が良いんだけど、人間関係は上手くできてなかったんだな……と思いました」と開幕からジョークを飛ばします。増子さんは、キラメイジャーメンバーと一緒に撮影できたのは1日のみだったことを明かしつつ「撮影時以外では挨拶程度しかできなかったんですけど、人見知りが克服できたかな」と振り返りました。世古口さんは、本作では庄司さんと一緒に撮影するシーンが多かったそうで「クライマックスにみんなで並んだ時、『これがスーパー戦隊か!』と思いました」と感動した様子です。

 

森さんは「『ゼンカイジャー』をやってきた1年で、そういえば女の子と話したことがなかったのに気がついて。新條さん、工藤さんとガールズトークできたのが嬉しかったです」と笑顔。ちなみに、3人は「朝ごはんに果物を食べる」という共通点で盛り上がったんだとか。

 

ゼンカイジャーメンバーに対する印象を問われた小宮さんは「現場でも(声の)収録でも、みんなアドリブ力がすごいなと思いました。隙間という隙間に、台本に書いてないようなことを言っていて……」と、全力全開な姿に驚いたとのこと。キカイノイドの演技を担当する声優陣にアドリブ力を鍛えられたという駒木根さんが「(ガオーン役の)梶裕貴いわく、『アドリブは(かけ合う相手への)愛の手紙』だそうです」と話すと、壇上からは複数の唸るような声が漏れました。

 

そんなゼンカイジャーの様子を見た新條さんは「キラメイジャーって、考えてみると私と充瑠が騒がしくしていたけど、ゼンカイジャーはひとりひとりの個性が強いですよね。どこをとっても誰かがしゃべってて、同じ戦隊でもこんなに違うんだと思いました」とコメント。そんなゼンカイジャーにも負けない個性を本作でも放っていたという水石さんは「素敵な脚本と演出のおかげです。僕個人としても“全力全開”が信条なんですけど、焼肉のシーンではゼンカイジャーそれぞれの“全力全開”が表現されていました」と後輩にエールを送りました。

 

工藤さんが「私すごく人見知りなので、今回の撮影ではたくさん話そうと思っていました。みんなともしっかりコミュニケーションを取れたので、自分でも成長したなって思います」と話すと、戦隊の先輩でもある松本さんが「以前よりもしっかり話せるようになってて、成長したと思うよ」と太鼓判を押す場面も。庄司さんは「現行の戦隊だけが持ってるパワーがあるな、って思いました。『こうしておけばよかった』って、何回やってもあるじゃないですか。そういうのって振り返った時に気づくものだから……後輩を見て眩しいなと、まだ22の若輩者なのに思っていました」とコメントすると、小宮さんから「22歳は若輩者なんて言葉使わないよ」とツッコミが入るシーンもありました。

 

ひと通りトークが弾んだところで、本作の大きな見どころのひとつ・センパイジャーへと話題が移ります。「センパイジャーという新しい枠に入ることができて、嬉しいです。なんだかんだ3年おきくらいに(戦隊に)出てますけど……」と話す小澤さんは、「先輩風吹かせて頑張ったよね、伊藤くん。踊りとか……」と冗談交じりにパス。それを受けた伊藤さんが「そうですね、ダンス得意ですからね……」と苦々しい表情をしながら絞り出すと、駒木根さんから「墓穴掘ってません!?」と心配される一幕もありました。

 

続けて伊藤さんは「自分が現役だった頃はダンスがなかったので、本作のためにダンスを覚えるのが大変でした。都合が合わなくてレッスンに行けなかったので、家で窓を“全力全開”にして練習しました」とはにかみ。魁利を久しぶりに演じたことについては「現場に戻ったのが感慨深くて。スタッフさんもずっと同じなので、母校に来たような。また撮影に参加させてもらえて、こうして舞台挨拶までできるとは……。戦隊って良いな、って」と噛みしめるようにコメントしました。そんな伊藤さんは、同じく新宿バルト9で小宮さんと一緒に登壇した『スーパー戦隊MOVIEパーティー』の舞台挨拶を回想。「あの時は小宮くん、これくらい(明らかに小さい子どもの背丈をジェスチャー)だったのに……」とボケると、「違いますよ!」と小宮さんがしっかり突っ込むやりとりもありました。

 

舞台挨拶も終盤となってきたところで、4月27日に誕生日を迎えた新條さんを祝うサプライズとして、山口監督から花束が贈呈されました。緑色の花束に喜ぶ新條さんは、24歳を迎えた抱負として「髪を切ったので、これからは今までになかった“大人っぽい”新條由芽を見せられるように頑張ります。本日Twitterも始めたので、フォローしてもらえたら嬉しいです!」とメッセージを送りました。

 

最後の挨拶では「キラメイジャー放送中はご時世柄、なかなかお客様を入れてイベントすることができなかったので、少しずつみなさまの前に立てる機会が増えてきて嬉しいです。キラメイジャーとゼンカイジャーの良さをすべて詰め込んだ作品で、2~3年分の気持ちを込めました。ぜひ何回も見てもらいたいです」と小宮さん。駒木根さんは「先輩の胸を借りて、全力全開でお芝居しました。ゼンカイジャーも新しい一面はもちろん、変わらず真面目に馬鹿なことをやっています。スーパー戦隊をこれからも愛してもらえるよう、精進します。感想などたくさんお待ちしています!」と話しました。

 

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