「BBちゃんに命を吹き込むことができたのは、先生のおかげです」下屋則子さんが思い出を振り返った「ワダアルコ展 Fate & Fate/EXTRA ART WORKS」内覧会レポート

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取材・撮影・文●キャプテン住谷

「Fate/EXTRA」シリーズでキャラクターデザインを担当したことなどで知られる、ワダアルコさんが手がけたイラストを展示する「ワダアルコ展 Fate & Fate/EXTRA ART WORKS」が2022年7月21日(木)から開催となりました。その前日に行われた内覧会には、「Fate」シリーズにて間桐桜やBB役を務めた声優・下屋則子さんが登場。イラスト総展示数は300点以上になるという会場を回った下屋さんは、「こんなに描かれていたんだとビックリするほどの展示数です。見応えのある作品ばかりで、『懐かしいな、このイラスト大好きだったな』と思い出に浸りながら、最初から最後まで楽しく見させてもらいました」と笑顔。

 

ワダアルコさんの作品との出会いについて訊かれると、「初めてはハッキリ覚えていないんですけど、『EXTRA』のゲームだったと思います。先生の絵については、繊細で美しいなというのが第一印象。背景に花が散らされていたり、服がなびいていたり、動きのあるイラストが多いな、と。BBちゃんみたいな勝ち気なキャラも表情豊かに描かれていて、眼の中なんてどれくらいの色が使われているんだろうと思うほどです」と思い出を振り返りながら、ワダアルコさんが手がける作品の特徴について感想を述べました。

そんな下屋さんは、BBを演じた当初は役作りに苦労したそう。「黒い桜とも違う、ワガママで小悪魔というキャラにたどり着くまで苦労しました。(BBは)先生と現場で何度もディスカッションしながら作り上げたキャラでした。イラストの力にも助けられて、BBちゃんに命を吹き込むことができたのは先生のおかげです。いまは『FGO』にも登場していますし、日本だけじゃなく海外のファンの方にも(BBを)知ってもらえているのは嬉しいです」と話しました。このたびの展示会にあわせ、新衣装で描き下ろされたBBについては「この桜色の衣装が公開された時は『なんてかわいいんだろう!』と。こんなに大きく(メインビジュアルに)のせていただいて、こんなに素敵な衣装を着せていただいて……」と目を輝かせました。

 

総括として、本展示会の見どころを問われた下屋さんは「会場に入ってすぐ、目に飛び込んでくるネロのイラストは必見です。油絵なんですよね。なかなか見ることができないし、近くで見られるから楽しめるものだと思います。(入場してすぐの場所にあるため)すぐ混むだろうな……」とコメント。また「目に飛び込んでくる真っ赤な内装や背景。先生のイラストにはこの赤い色のイメージがあって、それは『EXTRA』のネロの存在があるからなのかな。イメージにピッタリの世界観になっています」とも話しました。

最後の挨拶では「今はスマートフォンやパソコンなど、先生の絵に触れる機会は多いと思います。でも現場でしか見られない作品もあるので、ぜひワダアルコワールドを楽しんで欲しいです。ぜひ、夏の思い出の1ページに加えていただきたいですね」とファンへメッセージを送りました。

 

ここからは、会場のフォトレポートをお届け。下屋さんイチオシのネロの油絵など現場でしか見られない展示物もあるので、その全貌や詳細はぜひ会場で!

 

展示を見終えた後には、描き下ろしを始めとするワダアルコさんのイラストを使用したグッズ物販エリアへ。定番のアクリルスタンドやタペストリーはもちろん、画集『愛 -ワダアルコ Fate ART WORKS-』の先行販売や、東京会場限定のクリアファイルやマスコットなど、豊富な品ぞろえとなっています。さらには会場にて初発表されたフラワーフレームアートや、本展示会メインビジュアルのネロを立体化したフィギュア原型も展示。来場の際にはお見逃しなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DATA

ワダアルコ展 Fate & Fate/EXTRA ART WORKS

  • 会場:松屋銀座8階イベントスクエア
  • 会期:2022年7月21日(木)~8月9日(火)
  • チケット価格:一般1,200円/高校生1,000円/中学生800円/小学生600円 ※来場者特典付き

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