「ケイン・コスギさんの50％は僕の120％くらいある」前田拳太郎さんがアクションあわせでその速さに驚愕！『劇場版 仮面ライダーリバイス／暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE』公開記念舞台挨拶レポート

東映2大ヒーローによる定番夏映画『劇場版 仮面ライダーリバイス／暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE』が2022年7月22日（金）より上映開始となりました。その翌日・7月23日（土）には、新宿のバルト9にて公開記念舞台挨拶が開催。この記事では、各作品2部構成で行われた舞台挨拶の模様をお届けします！

 

第1部は『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』から。それぞれに挨拶を済ませたところで、大谷希望／仮面ライダーキマイラ役で本作にゲスト出演した、豆原一成（JO1）さんからのビデオレターが上映されました。「仮面ライダーが大好きで、変身するという小さな頃からの夢が叶った」と語る豆原さんは、「人見知りですが、坂本監督のおかげで楽しく撮影できました。家族や命がテーマになっていて、お子さんから大人まで楽しめる作品だと思います」とアピール。そんな豆原さんとの撮影エピソードを問われた前田さんは「お互いに人見知りなので、アワアワしながらしゃべっていました。性格が似てるのかな。もっと時間があったら、もっと仲良くなれたと思います」とはにかみました。

 

 

MCから「五十嵐家のなかで戦うとしたら誰が一番強い？」と問いかけられると、すかさず「皆さん映画をご覧になったので分かると思いますけど、一番強いのはこの人ですからね！」と映美さんを指す戸次さん。なんでも映美さん演じる五十嵐幸実は、生身のまま“すごいのを出す”んだとか。映美さんが「台本もらってビックリしました。（幸実は）すごかったですか？」と客席に投げかけると、ファンが拍手で応えるシーンも。映美さんは続けて「両親を助けようとしてくれる（五十嵐家の）子どもたちを見て、『強くなったな』と感じました」とトーク。戸次さんが「1年間一緒に撮影してきて、今では本当の子どものように思えますよね」と受けると、映美さんが「これからもそう思って（前田さんたちを）応援すると思う」と笑顔を見せました。

 

 

 

大二・さくら・元太の同時変身シーンが話題になると、仮面ライダーデストリームへの変身撮影は本作が初だったと戸次さん。「変身の先輩（日向さん・井本さん）を前に、すごく緊張していました」と戸次さんが切り出すと、「変身ポーズはどういうのを考えているんですか？と訊いたら、すごく意味が込められたポーズになっていて……」と日向さん。井本さんは「大ちゃんとは何度か同時変身したことはあるんですけど、お父さんが一緒だと安心感がありました」と話しました。また。戸次さんが「同時変身を撮る時の間って、不思議と合うんですよね。『いま合わせてくれたのかな？』って思うくらいで」と続けると、「皆さん息が合っていてバッチリでした」と坂本監督が太鼓判を押しました。

 

 

 

 

本作への出演が決まった時の気持ちを訊かれたケイン・コスギさんは「坂本監督と聞いて、焦ってトレーニングしました（笑）。やっぱり期待に応えたいし、良いアクションをしたかったので。プレッシャーはずっとありましたね」とトーク。一緒にアクションシーンを撮った前田さんは「（動きが）ほんと速いんですよ。本番前に50％程度の力で合わせるハーフっていうのをやるんですけど、ケイン・コスギさんの50％は僕の120％くらいある」とパワフルなアクションに驚いた様子。一方のケイン・コスギさんは「（前田さんが）普段あまりアクションしないと聞いていたんですけど、動きがすごい良かったし、やりやすかったです」と前田さんのアクションを称えました。

 

 

最後は、前田さんが「僕たちはちょうど1年前の夏映画にサプライズで出させていただいて、今までの集大成、学んできたものをぶつける思いで撮影に臨みました。TVシリーズも佳境へ向かいますが、最後まで応援してもらえるように頑張ります！」と力強くメッセージを送り、舞台挨拶の第1部を締めくくりました。

 

第2部は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』。それぞれに本作の見どころを交えつつ挨拶をしていくなかで、「霞一しゅ……黒岩監督役の姜暢雄です」と、姜さんがお茶目なジョークで場を和ませると客席からは拍手が起こりました。およそ20年ぶりに戦隊劇場作品の現場に帰ってきた姜さんは「僕たちが撮影してた頃はふざけ倒してたのに、ドンブラザーズのメンバーはみんな真面目で素直で……今度塩谷瞬に会ったら言っておきます」と、さらなる『ハリケンジャー』ネタで追撃。「20年経ってもまたこうして戦隊に携わることができて、光栄です。ドンブラザーズのみんなも、10年後とかにこういう機会があったら僕の気持ちが分かるんじゃないかと思います」と目を細めました。

 

本作で劇場作品初主演となる樋口さんは「ヒーローだし張り切って敵を倒すぞ、と台本をもらう前は気合いを入れていたんですが、これ（ギャグ）だった。これは振り切るしかないと思って、作品を見てくれたお客さんを笑顔にしたいという気持ちをドンブラザーズのみんなと共有して、同じ方向を見ながら撮影できたと思います。僕ららしくて、すごく良かったです」とコメント。

 

作品中で映画を撮るという本作にちなみ、監督や照明、音声、カメラマンなど、映画スタッフとして仕事をするならどの職種に興味があるか？とMCから問いかけられると「YouTubeのチャンネルで照明さんのお手伝いをしたことがあるんですけど、機材ってあんなに重いんだという苦労を知りました」と別府さん。同じくYouTubeチャンネルの撮影で音声の仕事を体験したという柊太朗さんは「録音のボタンやコード捌きが難しかったです」と回想。監督を体験した鈴木さんは「こんな豪華なメンバーを演出できたので、すごく楽しかったですね。でも（本作の）撮影後に体験したので、『監督ってどんな仕事だっけ？』ともうめちゃくちゃになっちゃって……」と、混乱するほど本作のインパクトが強かったことに触れました。

 

 

 

 

 

 

 

最後の挨拶では「みなさん、もう夏らしいことはしましたか？まだできてないのであれば、ドンブラザーズの映画を見てください。夏を感じられる作品になっています。みんな頑張りました！ぜひ見ていただきたいです」と樋口さん。大きな拍手に包まれながら、ステージを後にしました。