国内最大級のメタバースプラットフォーム・clusterとタカラトミーがコラボした「メタバース黒ひげ危機一発」がサービス開始！TGSにて行われた記者発表会の模様をお届け【東京ゲームショウ2022速報レポート】

公開日：2022年9月15日 16:24

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電撃ホビー編集部

2022年9月15日（木）から18日（日）にかけて、幕張メッセにて開催されている東京ゲームショウ2022。業界や報道の関係者を招くビジネスデー初日には、国内最大級のメタバースプラットフォーム・clusterブースにてオリジナルアイテムをユーザー間で売買できる新機能「ワールドクラフトストア」や、タカラトミーとコラボした「メタバース黒ひげ危機一発」を発表する記者発表会が行われました。この記事では、その発表会の模様をレポートします。

まず始めに、クラスター代表取締役CEO・加藤直人さんが登壇。自社が手がけるclusterの概要を紹介しつつ、その一番の強みはバーチャルイベントの開催実績が世界ナンバーワンであることだと説明しました。誰でも思い通りのワールドを作ることができるcluster、ひいては急成長を続けるメタバースそのものが人々の当たり前となるためには、経済活動が最後のピースとして必要になると力説。そのために、cluster内で使用可能なアイテムをユーザーが売買できるワールドクラフトストアをサービスインしたと語りました。

今後はワールドクラフトストアを利用したコラボレーションも企画しているとのことで、その一例としてバスケットボールチーム・千葉ジェッツや、ストリートファッションブランドのWIND AND SEA、さらに『ソードアート・オンライン』との取り組みが挙げられました。加藤さんはclusterを立ち上げた経緯のひとつとして、『ソードアート・オンライン』のような世界を作りたいという想いがあったとのこと。またワールドクラフトストアの展望について、ゆくゆくは同サービスでの売買によって生計を立てられる人が現れるくらい盤石なものにしたいと語りました。

続いては、そんなclusterが目指す経済活動のさらなる発展に向け、タカラトミーと協力して打ち出す「メタバース黒ひげ危機一発」の発表。ここからはタカラトミーのMoonshot事業部長・山﨑正彦さんへとバトンを渡し、9月15日（木）より開始となった本サービスの概要がプレゼンされました。

山﨑さんはトミカやリカちゃん人形、ベイブレードといった、これまでタカラトミーが世に送り出してきたおもちゃを例に挙げつつ、その楽しさには手触りなどに代表されるフィジカルな要素が大いに関係すると話す一方で、その本質は身近な仲間・家族と遊ぶものだとトーク。遠く離れた場所にいても、いつでも仲間と遊べるメタバースに遊びの枠を広げられる可能性を感じたと話しました。「メタバース黒ひげ危機一発」では最大12名まで同時に遊ぶことができ、スタンダードな遊び方のほかにも記念撮影や、自分のアバターを黒ひげのように飛ばしたり、また黒ひげの樽のなかに入って遊ぶというメタバースならではの楽しみ方も用意していると説明しました。

発表会の最後には、加藤さんと山﨑さんが対談する形で質疑応答を実施。今回の取り組みの意義について尋ねられた加藤さんは「質量から解き放たれたメタバースにおいて、黒ひげの“気持ち良さ”をどう作れるんだろう。その気持ち良さの根源はどこにあるんだろう、と考えてトライできた」と話しました。また今後の展開が話題になると、「例えば“トミカに乗ってみたい”だとか、子どもたちの脳内を具現化することに挑戦したい」と山﨑さん。それを受けた加藤さんが「僕自身、子どもの頃は持っていたトミカを合体させて遊んでいました。おもちゃだとあらかじめそういう仕様になっていないとできないことでも、メタバースなら子どもたちの脳内の世界を反映させることができると思います」と意欲的な姿勢を見せました。