『仮面ライダーBLACK SUN』変身ポーズは「倉田さんがカッコ良すぎて新しく生み出すのは無理だった」西島秀俊さんと白石和彌監督が登壇した「NARIKIRI WORLD」オープニングセレモニーレポート

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取材・撮影・文●キャプテン住谷

2022年10月28日(金)から30日(日)にかけての3日間、東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催となるバンダイの変身玩具イベント「NARIKIRI WORLD(なりきりワールド)」。その開催前日に行われたオープニングセレモニー&トークショーには、同じく28日からAmazonのPrime Videoで配信開始となる『仮面ライダーBLACK SUN』より、南光太郎役を演じる西島秀俊さんと白石和彌監督が登壇しました。この記事では、配信開始を直前に控えたおふたりの心境や、なりきり玩具にまつわるエピソードなどが語られたステージの模様をお届けします。

 

 

 

ついに『仮面ライダーBLACK SUN』が配信となる感想を問われると、「とにかく反響を感じています。どのように皆さんに見てもらえるのか……」と西島さん。白石監督は「今までにないくらい『楽しみにしています』と言われます。仮面ライダーの歴史の重さをまじまじと経験してきたので、皆さんになんとか楽しんでいただければ」と胸の内を吐露しました。

 

ヒーローへの変身を果たしたことについては、「子どもの頃からの夢が、50歳になって叶うとは思わなかった。いざ変身シーンの撮影に臨むと、すべてのパートのスタッフが総力をかけて撮影していることが分かりました。これまでに仮面ライダーという作品を創ってきた皆さんのノウハウの蓄積が、変身シーンに大きな力を与えています。監督も言っていましたが、歴史を感じながら変身しました」とコメント。一方の白石監督へは、本作の変身に込められたこだわりについて質問が。「『仮面ライダーBLACK』のリブートということで改めて見返してみると、(南光太郎役の)倉田さんの変身があまりにもカッコ良かったので、“新しい変身ポーズを生み出すのは無理だな”と。オリジナルのポーズを踏襲しつつ、本作ならではのキャラクター性を反映したポーズにできればいいなと思いました」と語りました。

 

ここで、10月28日(金)の12時より予約開始となる、仮面ライダーBLACK SUNの変身ベルト型玩具「CSM 世紀王サンドライバー」のサンプルがお披露目。センサー部分に手を2回かざすことで自動変形ギミックが発動し、変身遊びが楽しめるギミックが紹介されました。実際に西島さんが変身ポーズを取りながらそのギミックを体験する一幕もあり、「子どもの頃、自分もなりきってポーズを取っていたことを思い出しました。皆さんも作品を見て、“南光太郎”になりきってもらえればと思います」とはにかみながら応えました。続けてMCから変身ポーズのコツを問われた西島さんは、「倉田さんのポーズをものすごい練習しました。キレあるオリジナルのポーズをイメージしながら、ギリギリと気持ち込めて。“許さん!”と、怒りと悲しみを込めて変身していただければ」と話しました。

 

ステージでは、本イベントで展示されている一部アイテムたちを壇上に持ち込み、西島さんと白石監督が憧れた玩具について盛り上がる場面も。「僕はやっぱり仮面ライダー1号のベルトが欲しかったんですけど、買ってもらえなかった。先ほど71年に発売された本物を見ることができて、興奮しましたね。すごく売れたとも聞いたので、“やっぱり皆持ってたのか!”と悔しい気持ちになりました(西島さん)」「ウルトラセブンのメガネ型のアイテムとかは思い出深いですね。子どもの頃はシャーペンとかを変身道具にして遊んでいました(白石監督)」と、それぞれの幼少期を振り返りました。

 

▲自身も出演した『シン・ウルトラマン』のベーターカプセルを手に取り「僕も変身したかったな……」とつぶやく西島さん。

 

ここで、本作の秋月信彦役として西島さんとダブル主演をしている中村倫也さんからのビデオメッセージが公開。中村さんから見た西島さん像などが語られた後、仮面ライダーSHADOWMOONの変身ベルト「CSM 世紀王ムーンドライバー」が商品化決定したことも発表! それを受けた西島さんは「倫也くんの変身するSHADOWMOON、ものすごいカッコ良いので、このベルトもすごい人気になるんじゃないかな。皆さん楽しみにしていてください」と呼びかけました。

 

最後の挨拶では「オリジナル(仮面ライダーBLACK)を愛するスタッフが集まって創った作品です。白石監督ならではの深い人間ドラマになっていますし、見ていただければ変身したいと思っていただけると。ぜひイベントにも遊びにきて、変身ベルトを見て欲しい」と西島さん。白石監督は「長い旅でしたが、ようやく皆さんに見ていただけるタイミングになりました。全10話ということで、変身シーンもそう何度もないので、それぞれバリエーションを考えて、魂を込めて撮影しました。そんな変身シーンを中心とした、怪人たちの群像劇になっています。ぜひお気に入りの怪人を見つけて、行く末を見守っていただければ」とアピールし、ステージの幕を引きました。

 

(C)石森プロ・東映 (C)「仮面ライダーBLACK SUN」PROJECT

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