映画『劇場版ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』 公開中!Xioメンバー スペシャルインタビュー!!

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取材・文●浅井渚/編集●RED染谷

円谷プロダクションが製作、2016年で放送開始から50年を迎えるウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンX』が、映画館の大スクリーンに登場!  『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』が3月12日(土)より全国ロードショー公開中です。

 

本作の公開を記念して、ウルトラマンエックスと共に戦う防衛チーム・Xioの隊員を演じたキャストの皆さんにお集まりいただき、映画の見どころや撮影時のエピソードについて語っていただきました。

 

 

 

――まず始めに、映画『劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』の見どころについてお聞かせください。

 

ux_002大空大地役・高橋健介(たかはし けんすけ)さん:ウルトラヒーローだけが頑張っているんじゃなく、つねにXioと共闘しているというのが見どころのひとつだと思います。もちろん、大地の「ファイナルユナイト」もお見逃しなく!

 

ux_003神木正太郎役・神尾佑(かみお ゆう)さん:僕や副隊長は基地にしかいないので、いつもの流れでいつもの仕事をした……という感じです。純粋に歴代のウルトラヒーローたちの活躍が楽しめる、とにかく面白い作品に仕上がっています。当たり前の話ですが、僕が子どもの頃に見ていたウルトラマンシリーズと比べると、特撮の合成技術も格段に進歩していますし、何と言っても、ウルトラマンエックスの最終決戦時にまとうアーマーのボリューム感が凄い! ぜひ見てほしいですね。

 

ux_004橘さゆり役・月船さらら(つきふね さらら)さん:TVシリーズよりスケールが大きくて、ウルトラヒーローがたくさん出てくるので、台本を読んだ時から楽しみにしていました。私が変身させていただいたウルトラマンネクサスも登場します。バルタン星人ががたくさん出てくるシーンも大好きです。

 

ux_005山瀬アスナ役・坂ノ上茜(さかのうえ あかね)さん:バトルシーンがすごいな……と思いました。怪獣とXioの隊員が戦うシーンがあるんですけど、他の隊員はメカに乗っているのに、アスナだけが走り込んで戦っているところが、個人的には「アスナらしいな……」と感じました。撮影していて楽しかったです。

 

ux_006貴島ハヤト役・松本享恭(まつもと うきょう)さん:一番好きなのは、夜の戦いのシーンです。マスケッティ3台とウルトラヒーローが一緒に戦うシーンがあるんですが、もうとにかく感動しました。

 

ux_007三日月マモル役・原田隼人(はらだ はやと)さん:テレビシリーズでは、なかなか現地に出て戦闘に参加するということがなかったんですが、今回の劇場版では、強大な敵を前にバズーカを持って立ち向かったり、Xioの隊員としての見せ場もあります。

 

ux_008高田ルイ役・百川晴香(ももかわ はるか)さん:怪獣が怖くて強いので、見ていてすごく面白いです! 今まで(テレビシリーズ)はXioのラボに居たルイですが、今回はじめて戦いに出て、車(特捜車)にも乗れたので、そういうところも見てほしいです。

 

ux_009山岸タケル役・TAKERU(たける)さん:ウルトラマンがカッコよく映っています! 物語中盤にある夜のシーンや、初代ウルトラマンが降臨する場面では、男心に鳥肌がたつくらいグッときて、素直に「ウルトラマンってカッコいいな……」と思いました。
自分の出演シーンでは、タケルがコンスタントにオペレーション任務をしていて、それが作品にうまく緊張感を与えられる要素になっているんじゃないかなと思います。

 

ux_011松戸チアキ役・瀬下千晶(せしも ちあき)さん:勢揃いしたウルトラヒーローたちが戦うシーンや、Xio隊員が一致団結して戦う絆はもちろん、吉本多香美さんが演じる玉城ツカサと、その息子・ユウトくんとの「親子の絆」も見所のひとつです。ぜひ、親子揃って映画館に見に行ってほしいな……と思います。

 

 

――“役作り”に関しては……?
神尾:(基地の)モニターに向かってしゃべる……というのが9割だったんですが、絵コンテを見て、(実際にそこには存在していない怪獣などを)想像でやっていて、毎回毎回大変でした。そんな中、家族に関するエピソード(15話「戦士の背中」)等を盛り込んでいただけて楽しかったです。

 

月船:副隊長というのは大切なポジションだと思っていました。隊員たちへ指令しているだけでも、副隊長が持っている強さと優しさのほか、仕事を離れた際の橘を少し垣間見れるように……というようなことを考えながら演じていました。だから、(TVシリーズ)前半で、まだ彼女に家族がいるのかどうかが明らかになっていない時でも、例えば、怪獣のバードンが出てきた話(2話「可能性のかたまり」)の最後で、産卵しようとしていたバードンを見て、橘がちょっと意味深な表情をしている……というところなどを撮っていただいたことから、何となく(橘さゆりの)キャラクターを膨らませることができたと思っています。

 

高橋:大地が変身するシーンに迷いがあったんです。ユナイトする時は、子どもたちがマネするので、カッコよくやった方がいいんだろうな……とは思っていたんですけど、「エックスに変身したら怪獣に攻撃するのに、怪獣と共存したいと思っている大地が、生き生きと変身してもいいんだろうか……」という思いもありました。本当は、もっと葛藤しながらもエックスに変身するほうが良いんじゃないか、って……。結局、そこは監督と意見を交換し合って、「ザナディウム光線は麻酔銃なんだ」という解釈になったんです。

 

神尾:ちゃんと考えてるんだねぇ~。

 

高橋:考えてますよ! っていうか考えてましたよ! もう撮影終わってるじゃないですか!!(一同笑)

 

原田:ラボチームは天才の集まりですけど、その中でもマモルの頭脳のランクは一番下だと思うんです。だからこそ、天才ならではの好奇心が暴走するのを、マモルだけが止められる。みんなをちゃんと見守るというか、軌道修正するのがマモルだと思うので、ラボチームの良心でありたい、と思っていましたね。8話のゼットンアーマーのエピソードなどでは、マモルの研究者としての一面をちゃんと出せるように考えました。

 

松本:TVシリーズの中盤ぐらいまで、ずっとワタルとコンビで行動することが多かったんですが、後半からこの劇場版にかけて、別々で違うマシンに乗って戦うことがほとんどになりました。やられるリアクションなどもどんどん大きくなって、別々で戦っていてもデバイザー越しにワタルに話しかけるシーンなども多くて、そこが難しかったですね。

 

坂ノ上:アスナは戦うヒロインとして、誰よりも身体を動かして隊員服をボロボロにしたなぁって思っていて(笑)。アスナは大地とバディを組んでいましたけど、大地の持っている「怪獣と共存する」という夢を、アスナは最初は無理だと思っていたんです。でも話が進んでいくにつれ、大地と一緒に共存の夢を追いかけよう……という気持ちに変わっていったところとかが、演じていてすごく難しかったです。

 

百川:私はずっとテンションが高い役で、みんなが深刻な顔をしている中で一人だけテンションが高くなきゃいけない、という時はすごく悩みました。監督には「場違いにならないようなギリギリのラインで頑張ってくれ」と言われて、なかなか難しかったです。でも、意外とルイのバックボーンというか過去は、友達ができないとか暗い部分もあったので、そこを最終回の辺りで出せたのはよかったです。

 

瀬下:怪獣が現れて大変なことが起きているのを冷静に隊長や副隊長に知らせる、という緊迫した声色を出すのがこんなにも難しいのか、と思いました。あと、ボイジャーとして2人で連携して、絆のようなものが出せたらいいな……と思いながらやっていました。

 

TAKERU:ただただセリフを間違わないように、というのが全編通しての課題でした! 普段使わないような言葉がたくさん出てきますからね。一度、10回ぐらい同じセリフを間違えてやり直したことがあって、5回目ぐらいから「言える気がしない……」って思い始めたほどでした(笑)。田口監督から、オペレーションは感情を込めすぎてもいけない、棒読みでもいけない、と言われ素人なりに考えてやりましたが、難しかったです。そのせいか、21話でハヤトさんたちと買い出しジャンケンしたりする日常の部分が出た時は、今まで抑圧されていた部分が弾けたみたいに、素の自分が出ちゃいました。

 

 

――もし今後またウルトラマンシリーズに出演する機会があったら、どんな役を演じてみたいですか? また、皆さんが演じたキャラクターのその後……として出演するとしたら、どうでしょう?

 

神尾:僕は基本的に来た球は打つ主義なので、どんな役がオファーされても受けて立ちます。怪獣に変身しようがなんだろうが、呼んで頂ければ何でもやりますよ(笑)。

 

月船:私は隊長になりたいです! 神木隊長にはもっと偉い人になってもらって(笑)。それから、悪役もやってみたいですね。最初、ウルトラマンネクサスに変身するとまだ知らなかった頃に“橘が何かに変身するらしい”、って聞いて、誰かが「悪い役じゃないか!?」って言ったんですよね……。

 

TAKERU:僕、1話目ぐらいの時、絶対に橘副隊長が黒幕だと思ってたんですよ! 美人の悪女って怖いじゃないですか、そんな悪女に見えたんです(笑)。事件が解決した時に一人だけカメラを振り返って「ニヤッ」と笑うような……(一同笑)。

 

月船:じゃあ、次回は私は隊長になって、隊長だと思ってたら実は悪い敵、っていう役でひとつ(笑)。

 

高橋:僕も、180度違う「悪大地」というのをやってみたいですね。もうちょっと汚い言葉を使ったりしてみたいです(笑)。最終的には元に戻ってほしいですけど、一時的に洗脳されたりするような役がいいかな。

 

坂ノ上:私は副隊長になりたいんですよ!  『X』では橘副隊長がいて、その下にアスナや大地がいましたけど、そのアスナが橘副隊長を見て育って、自分も副隊長になった……という感じですね!

 

月船:じゃあ、その時のデスクには私の遺影を置いてもらって……(一同笑)。

 

高橋:なんで死にたがるんですか(笑)!

 

 

――それでは最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします!

 

百川:すごく面白い映画になっていると思います。とってもハラハラドキドキすると思うので、ぜひ皆さんいっぱい見て下さい!

 

神尾:テレビシリーズでは、Xioはウルトラマンエックスに頼ってしまうことが多かったですが、今回はかなり共闘しています。もっと頑張って戦えばよかったかな……と思ったりもしてますが(笑)、ウルトラマンだけが戦っているわけではない、というところを見て欲しいですね。

 

月船:こんなに息があっているチームもなかなかないんじゃないかな、と思うほど、Xio隊員は息ぴったりなんです。テレビシリーズで何ヶ月も培ってきた私たちの団結力が、この映画に活きていると思います。このメンバーが全員勢ぞろいするのを見るのはこの映画が最後に
なるかもしれませんので、心ゆくまで映画館に通って下さい!

 

高橋:この映画は、放送開始50年のウルトラマン、20年のウルトラマンティガ、そして、最新シリーズのウルトラマンエックス。この3人の光の戦士がどうやって交わって、どうやって他の5人のウルトラマンが現れて、最終的に合計8人となるウルトラマンがどの様にザイゴーグに立ち向かうのか……というところが見どころだと思います。ウルトラマンのカッコよさ、怪獣の恐ろしさを、しっかり見てもらいたいと思います。

 

原田:ラボチームは、テレビシリーズではあまり戦闘に参加していなかったんですけど、劇場版では作戦にしっかりと参加して、「チームXio」として強大な敵に立ち向かうという姿をお見せできますので、ぜひとも期待して見ていただきたいと思います。

 

松本:一人一人の活躍も、チームとしてまとまった活躍もあって、今までの集大成としてふさわしい作品になっていると思います。ぜひ皆さんに見ていただきたいです。

 

坂ノ上:テレビシリーズがあって、劇場版はその集大成だと思うので、テレビシリーズ以上に深まった、エックスとXio隊員の絆というか、団結力を見てほしいです!

 

瀬下:Xio隊員には、キャストの仲の良さがにじみ出ていると思います。それとは逆に、カルロス黒崎には欲などの汚い部分を描いていて、作品全体に人間の“陰”と“陽”のようなものが現れていると思います。そうした人間の心模様も見てもらいたいですし、もちろん、最後のエンドロールで流れる歌にも注目してもらいたいです。

 

TAKERU:ウルトラマンもカッコイイし、Xioのカッコよさもあるし、マシンもカッコいいし!、怪獣は怖いし……という、ウルトラマンシリーズが50年間やってきたカッコよさが全部詰まっていると、出演した僕たち自身が感じている作品なので、皆さんにも同じ気持ちで見ていただききたいです。そして、僕たちボイジャーとProject DMM.さんとでユナイトした『Unite~君とつながるために~』は、この壮大なスケールの映画を締めくくるのにふさわしい温かさがあると思いますので、最後まで席を立たずに見てもらいたいと思います。

 

 

――本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。

 


 

 

映画『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』の劇場公開に先立ち、3月3日(木)、新宿ピカデリーにて完成披露舞台挨拶プレミア先行上映が行われました。本作でカルロス黒崎を演じたマイケル富岡さんによる、劇中さながらの軽妙なトークでのバンダイ新商品紹介から始まり、出演者・監督による本作の見どころを紹介。
舞台挨拶には、主演で大空大地役の高橋健介さんをはじめ『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』出演キャストのほか、田口清隆監督、さらに『ウルトラマン』でハヤタ隊員役を務めた黒部進さんもスペシャルゲストとして登壇しました。

 

ux_012写真上段左から……三日月マモル役・原田隼人さん、貴島ハヤト役・松本享恭さん、ウルトラマン、ウルトラマンエクシードX(ベータスパークアーマー)、ウルトラマンティガ、神木正太郎隊長役・神尾佑さん、橘さゆり副隊長役・月船さららさん。写真下段左から……松戸チアキ役・瀬下千晶さん、山岸タケル役・TAKERUさん、山瀬アスナ役・坂ノ上茜さん、カルロス黒崎役・マイケル富岡さん、大空大地役・高橋健介さん、スペシャルゲストの黒部進さん、高田ルイ役・百川晴香さん、田口清隆監督、ダダ。

 

太古の昔に地獄が封じられたと伝えられている遺跡の謎に挑んだ強欲な男・黒崎(演:マイケル富岡)によって、その封印が破られてしまった! この世を地獄へと変える闇魔獣サイゴーグが大復活! その恐るべき力の前に、我らがウルトラマンエックスの光が消えてしまう。地球はこのまま終わりを迎えてしまうのか……?

 

映画『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』は、全国松竹系映画館にてロードショー公開中!

 

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関連情報

 

(C)2016「劇場版 ウルトラマンX」製作委員会

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