青春をかけて戦った5人の戦士が調布の映画館に再結集!『電磁戦隊メガレンジャー』25周年記念イベント「デジ研 25YEARS LATER」アフターレポート!!
メガレン25周年記念! 退屈とはおさらばさ♪
去る2023年1月29日(日)、『電磁戦隊メガレンジャー』放送から25周年を記念したスペシャルイベント「デジ研 25YEARS LATER」が開催された。
空気こそひんやりと冷たいがよく晴れたこの日、メガレンジャーを演じた5人、大柴邦彦さん(メガレッド・伊達健太役)、江原淳史さん(メガブラック・遠藤耕一郎役)、松風雅也さん(メガブルー・並木瞬役)、たなかえりさん(メガイエロー・城ヶ崎千里役)、東山麻美さん(メガピンク・今村みく役)がイベント会場となったイオンシネマ シアタス調布に駆け付けた。そう、あの日のデジ研メンバーたちだ。
『電磁戦隊メガレンジャー』(1997年2月14日~1998年2月15日放送/全51話)は、邪電王国ネジレジアの攻撃から三次元世界を防衛する5人の高校生ヒーロー・メガレンジャーの活躍を描いたスーパー戦隊シリーズ第21作目。当時は、パソコンやインターネットが世界的に拡大、一般家庭でも身近に感じられるようになった“デジタル”の要素を多く採り入れた意欲作。放送から25年が経った現在も根強いファンが存在する。ちなみにチケットは発売開始から約5~10分で完売したそうで、2018年2月に開催された20周年記念のイベントには惜しくも参加することができなかった大柴さんと江原さんが加わってのメンバー再結集と聞けば、その人気ぶりも頷ける。
時間なんて気にしない!みんなで観たぜ“総集編”映像!!
第一部は『電磁戦隊メガレンジャー』第44話「お気楽!健太の年越し騒動」の上映会。放送当時の1997年内最後の放送回で、スーパー戦隊シリーズにおける、いわゆる“年末の総集編回”は、実はこの『メガレンジャー』が最初だという。
放課後を思わせるチャイムが会場に鳴り響き、続いて東山さんの「1997年2月14日金曜夕方17時30分から!」という声が聞こえてくる、いよいよデジ研メンバーの登場だ!
たなかさん(声)「私たち諸星学園高校デジタル研究会のメンバー4人と」
松風さん(声)「ゲーセン野郎の伊達健太、合わせて5人の」
大柴さん(声)「電磁戦隊メガレンジャーとしての青春を描く物語が始まった! そして今日はここシアタス調布に、25年ぶりに5人が揃う日だ!」
全員(声)「デジ研 25 YEARS LATER!」
盛大な拍手の中、大柴邦彦さん、松風雅也さん、たなかえりさん、東山麻美さんが颯爽とステージに登場。
本作のプロデューサーを務めた髙寺成紀さんも壇上に立ってご挨拶。上映会へ移行……の前に、江原淳史さんは第二部から登場することを明かした。
いざ本編をシアターの大スクリーンで再生……に至るまでの合間にも、大柴さん、松風さん、たなかさん、東山さんの楽しい会話が会場に響き渡る。それはまるでデジ研の部室さながらの雰囲気だった。ファンにとっては良く知っているであろう“総集編”の映像も、スクリーンに大写しにされ、出演者のオーディオコメンタリーつきで見るとなると、また新鮮に映ったことだろう。
前回の20周年記念イベントではビデオメッセージを寄せてくれた大柴さんは、劇中の健太を思わせる赤のジャケットの下にパーカーを着込んだスタイルで登場。現在は焼き肉店の経営から肉の卸売りへと移行しつつ、精力的に活動中。
前回のイベントでは、マイクと間違えてメガトマホークを手にして登場した松風さん。今回はメガブルー仕様のTシャツを着て登場。「メガブルーを演じさせていただきました高岩成二です!」と、いきなり飛ばしまくって会場を湧かせた。声優としてアニメやアプリゲームでの活躍も目覚ましく、2023年3月には『グリッドマンユニバース』の公開が控えている。
鮮やかなイエローのワンピース姿で登場し、明るくハキハキとしたトークで会場を盛り上げるたなかさん。今回は、自身が声を担当している調布市の応援キャラクター、ガチョラとの「夢の競演」も。現在は福岡県在住、YouTubeへの動画投稿などにも注力している。
黒のトップスというシックな装いで現れた東山さん。普段は低めの声だが、みくを意識してトーンを上げてのトークを展開。デジ研メンバーに鋭いツッコミを入れつつも時折天然な一面も発揮。作曲活動などにも勤しみつつ、「自然を感じられるような一軒家を探すこと」が現在の目標とのこと。
髙寺さんは「楽屋にメンバーが集まる度に、いい意味で騒がしくなってきた」と、時を経てもなお続くその仲の良さを噛み締める。本編中の健太達と同じく、賑やかな会話を繰り広げる様子に、会場のファンも思わずマスクの下で笑みを零していたことは想像に難くない。
上映後には、番組制作当時に髙寺さんと共にプロデューサーを務めた東映の武部直美さんがサプライズ登壇。
たなかさん、東山さん、それぞれが抱えていた芝居に関する悩みも当時はよく相談を受けていたとのこと。またオーディションにまつわる話では、キャストたちの記憶も交えて、まさしく「検証」の場にひと役かっていた。
髙寺さんがチーフプロデューサーとしてデビューした前作『激走戦隊カーレンジャー』は、「車とコメディ」というどちらも分かりやすい要素だったが、これに対して『電磁戦隊メガレンジャー』は「デジタルと宇宙」という、目に見えない×スケール無限大の要素。しかも、根っからのアナログ人間だった髙寺さんはデジタルという概念がつかみきれずに悩んでいたそうだ。そんな中、テレビ朝日の岩本プロデューサーから「高校生を主役に」という提案があり、かくして高校生の戦隊ヒーローの制作が始まったのだという。ヒーロー性(未来感・科学感)が薄い高校生(地続き的存在)に対して、図らずも宇宙という要素が掛け算されたことで、スケール感(奥行き)が出せたのではないだろうか……と、試行錯誤を続けていたことを明かした。
さらに、脚本に無理があっても俳優部(レギュラー出演者)の演技によって、その無理が目立たなくなっていたのもメガレンジャーをメガレンジャーたらしめたポイントのひとつだと熱く語った髙寺さんだったが、悪のグループヒーロー・ネジレンジャー(イカしてるライバル)を登場させるに至った経緯についての記憶はなく、自分にとっても“謎”のままだとメガレンジャーへの追想を語ってくれた。
歌うぜ「M・E・G・A」!歌手・MEGA Mickeyさん登場!!
そして、第44話の後半で流れた主題歌の英語版「メガレンジャー・ザ・サイバーデリックス」を担当した歌手のMEGA Mickeyさんが登場。
MEGA Mickeyさんは、サビの部分の「M・E・G・A」の振り付けをボディーランゲージで伝授してから生歌を披露。
会場全体がそのパワフルな歌声に魅了されたところで第一部が終了。
司会進行を担当したのはコミュ二ティ放送局「調布FM」のアナウンサー(バイオリン教室の先生でもある)永田真理さん。落ち着いた雰囲気の声でイベント全体の流れをフォローしていた。
開演前と第一部と二部の休憩時間には、「映画のまち調布」応援怪獣でPR動画「ガチョシアター」にも出演しているガチョラが、デジタイザーならぬ「ガチョタイザー」を左腕に装備した姿で登場。グリーティングも行われた。
関連グッズも大人気!メガレンファンのハートは今も熱い!!
ロビーでは、東映ビデオが「電磁戦隊メガレンジャー DVD COLLECTION VOL.1」と同「VOl.2」を“ゲストの寄せ書きサイン色紙”付きで販売(抽選形式)。売店では、“来場の記念やお土産に超おすすめ!”なメガグッズ(Tシャツ、トートバッグ、マフラータオル等)が多数ラインナップ。プレミアムバンダイ限定商品の先行販売(数量限定)も行われ、あっという間にゲームオーバー(売り切れ)となる盛況ぶり。そんな中、幸運にもお目当ての限定グッズをゲットすることができた2人のファンにメガレンジャーへの熱い想いを語ってもらった。
マキさん(20代・女性)
初めて見た時は大学生でした。今思えば高校生としての生活を終えて間もない頃の、本編における健太達と同じような立場で作品を見ていたように思います。高校生である彼らがひょんなことから戦士になる、そのひたむきさに心打たれつつ、時に傷つき迷う彼らを見守り諭す大人達の存在が、この作品の魅力のひとつだと感じました。
マキさんが購入したグッズは「諸星学園高校襟章ピンバッジ」、推しキャラだというメガシルバーの「アクリルスタンド」、敵キャラのビビデビがデザインされた「ビビー!ミニタオルだデビー」はチケットが手に入らなかった友達へのお土産とのこと。ピンバッジは学生服さえあれば、誰でもデジ研メンバー気分になれるスグレモノだ。※すべてイベント先行発売
Y.Sさん(30代・女性)
5人揃っている姿が見られて感無量でした! この作品は奇をてらった要素や派手な展開はないけど、普通の高校生の日常を丁寧に丁寧に描いている点が他の戦隊にはなくて大好きです。周りの大人もみんないい人ばかりで……こんな大人になりたいと思います。
Y.Sさんが購入したのは「諸星学園高校 卒業証書ポーチ」(※イベント先行発売)。最終回に登場する“卒業証書入れ”をイメージしたデザインが秀逸で、自分も諸星学園高校に通っていたような気持ちになれる一品。普段使いできるのも嬉しいアイテムだ。
耕ちゃん到着!第二部スタート!!
第二部は、ファンお待ちかねの江原さんも加わってのトークショー。
少年サッカーのコーチをされている江原さんは、直前に発表された対戦カードの都合で、途中から参加。少年サッカーチームのユニフォーム姿での登場となった。スタイリッシュなイメージは当時のまま、よりダンディさが増したように見受けられた。
これでようやくデジ研メンバーが勢揃い、撮影前後の当時にまつわる話題に花が咲く。プロデューサー陣からのツッコミも冴え渡る中、飛び交うエピソードは実に貴重なものばかり。
オーディションの段階から、まさしく健太そのものだったという大柴さん。このコーナーでは、長石多可男監督へ初めて挨拶をした時に「あなたはそのままで演じてください」という言葉を贈られたエピソードを披露。
松風さんは、大柴さんが趣味のサーフィンですぐに真っ黒になるため照明部の方に怒られていたことを指摘しつつ、髪型の変化についても触れた。「シーンごとで大柴さんの肌の色が違う回とかもあるのでぜひ探して!」という容赦ないツッコミに会場がドッと沸く場面も。
たなかさんはその照明部さんとのエピソードを挙げた。大柴さんの日焼けの影響で、色白なたなかさんもそのままだと“白飛び”してしまうため、撮影時はサムエル・ポップさん(INET職員・ポップ役)と同じドーランを使用していたとのこと。しかし、撮影が進むうちに「たなかさん用に調整した照明を作りますからね」という話に至り、監督さんやスタッフのみなさんも自分の事のように喜んでくれたことを思い出していた。
東山さんは、みくのトレードマークである髪型(ツインテール)について、最終オーディション時にあえてツインテールで臨んだら、そのまま本編にまで反映されたとのこと。ずっと同じ髪型なので分け目が目立つようになると、メイクさんと相談して数ミリ単位で調整してもらっていたことを明かした。
江原さんは、当初はどちらかというと五分刈り気味の、職人さんのような堅いイメージの髪型だったが、徐々に髪を伸ばすに至ったとのこと。デジ研メンバーとのトークが盛り上がる中、うっかりマイクの存在を忘れて話しだしてしまう朴念仁っぽい一面も見せてくれた。
オーディション時、大柴さんが風邪のために服薬したところ、眠気ゆえにオーディションに40分も遅刻したという話から一同大盛り上がり! 松風さんによると大遅刻だったそうで、この時点ですでに健太としての片鱗が覗いていたのかもしれない。高寺さんと武部さんがオーディション時の書類審査などについて回想する場面もあり、書類を捌く高寺さんの姿が印象的だったという武部さんは、場数をこなすうちにコツを掴んで書類審査では同じように手早く捌けるようになったという。
デジ研メンバーのキャスト選考は、最終的には全体的なバランスを見た上で、大柴さん達5人に白羽の矢が立つに至ったそうだが、「二人一組で寸劇をしてもらった」という武部さんの話に対し、「自分だけが一人二役で演じた」と松風さん。すると、「それ、遅刻した人がいたからじゃないかな……」と、たなかさんがひと言。放送から25年目を迎えて発覚した“その遠因?”と思しき大柴さんのエピソードに、ファンは大喜び。
イベントの事前アンケートをもとに、人気の回や名セリフ、本作にまつわるエピソードの紹介も。人気の回はそれぞれのキャラクターが際立つメイン回も多く、サブタイトルを確認するだけでも心が躍る。
「選ぶぜ!俺たちのベストエピソード」と題して発表された特にファンの間で人気が高いストーリーのサブタイトルは以下の通り。
- 第1位 「どうして? 千里がオヤジ声」
- 第2位 「すごすぎ!? いけてるスーパーみく」
- 第3位 「つかむぜ! 俺たちの卒業証書」
- 第4位 「激ヤバ! オレたち死ぬのか?」
- 第5位 「やせたい! みくの怪しいダイエット」
- 第6位 「なんでだ!オレのたまごはネジレ獣」
- 第7位 「独走!銀色のニューフェイス」
- 第8位 「とびこめ!恐怖のヒネラーシティ」
- 第9位 「絶望!俺たちは嫌われ者!?」
- 第10位「サク烈!友情のコンビネーション」
- 第11位「ふりきれ!邪悪な追跡者」
メガレンファンのみなさん、いかがですか?
シリーズを通して、“グッとくるセリフが多い”のも本作の特徴。そこで、キャスト陣がその場で人気の名台詞を披露!
江原さん「お前の友達やってるんだ。多少の迷惑かけられることくらい最初から諦めてるよ」(第8話より)
松風さん「夢はまた作れる。でも友達は失ったら二度と戻らない」(第3話より)
たなかさん「スーパーであろうとなかろうと、みくはみくじゃない」(第17話より)
東山さん「あたし、スーパーじゃなくなったけど、コンビニぐらいにはなれると思うんだぁ~♪」(第17話より)
大柴さん「お前たち、頭いいくせにバカだな」(第47話より)
名台詞の連続で、会場の熱気はさらにヒートアップ!
「デジ研メンバーは将来どうなっていると思いますか?」という質問に対しては……
大柴さん「(『海賊戦隊ゴーカイジャー』に健太が客演した時は)諸星学園高校の先生になっていたので、いずれは校長先生になるのかもしれませんね」
松風さん「瞬はCGデザイナーを目指していたので、CGグラフィックを極めて会社を立ち上げていると思います」
東山さん(劇中での「流されるように大学に進学するのは違うと思うな」とみくが零していた一面を考慮した上で)「みくの性格からすると、意外とバリバリ働いてそう」
たなかさん(カメラマン志望で積極的に雑誌投稿に勤しんでいた千里を想像して)「きっと仕事も家事も育児も、しっかりと両立させているんじゃないかな」
江原さん「ああいう性格なので、完璧を求めるあまり結婚相手にも完璧を求め過ぎた結果、離婚してそう」
5人それぞれの的確かつリアリティのある回答に、会場のファンも納得。
最後に武部さんは、「スーパー戦隊シリーズで携わったのは三作品ほどでしたが、あの時『メガレンジャー』に携われてよかったです」とコメント。
髙寺さんが「多くの方々に、そして、何より大柴さんをはじめとするキャスト陣にも愛されるような作品となったことが何よりです」と涙声で語ると、いよいよイベントはクライマックスへ!
5人揃って「インストール! メガレンジャー!」
5人がメガレンジャーへの変身コールを披露。5人が立ち並び、壇上で高らかに響き渡る「インストール! メガレンジャー!」の掛け声は、あの頃から変わることなくそこに在った。時代や場所、様々なものが変わりゆく中でも、大柴さん達キャスト陣のつながり、それぞれの熱い思いは全く変わっていなかった。それを象徴するかのような変身コールに、会場から惜しみない拍手が続いた。そして最後に、風雅なおとさんが歌ったED曲『気のせいかな』が流れる中、撮影当時の貴重な写真の数々が映し出されたスクリーンの映像を背に、5人は笑顔で手を振りながら客席通路をゆっくりと歩いて退場。
あっという間の3時間。メガレンジャーファンの“100万倍の好奇心”をキャストとスタッフが“100万倍のハイテンション”で応えてくれた楽しいイベントは、大盛況のうちに幕を閉じた。
バックステージから感謝を込めて!
メガレンジャーファンへメッセージ!!
イベント終了後、筆者が出演者控室を訪問してみると、記念写真を撮ったり、ファンからのプレゼントに喜んだりと、まだまだ興奮冷めやらぬ雰囲気。デジ研メンバーを中心に本日の感想を聞いてみた。
大柴邦彦さん
20周年イベントの時にはビデオレターは送ったものの実際には参加していなかったので会場の雰囲気までは判らなかったんですよ。久しぶりにみんなと会えて嬉しかった。こんなに楽しいイベントなのに、前回は参加することができなかった自分に対し、「あの時、本当に何とかならなかったのかな……」って問いかけました(笑)。正直、こんなに盛り上がるとは思っていなかっただけに、本当に参加させてもらってよかったです。次もあるなら、ぜひ参加したいですね!
松風雅也さん
ファンのみなさん、ご参加いただきありがとうございました。とっても幸せな楽しい時間でした。今回、チケットが買えなくて悔しい思いをされた方、本当にごめんなさい。今回ようやく5人全員が揃うことができました。これは、高寺さんを中心としたスタッフのご尽力、そしてファンの皆さんの熱意があってこそ実現できたことだと思います。私の“心の故郷”である『電磁戦隊メガレンジャー』をこれからも応援よろしくお願いします!
たなかえりさん
お客さんがあんなにたくさんいる中で、この5人がまた揃ってステージに立っているという幸せ! 放送当時に行われた後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティ アトラクションズ)でのヒーローショー以来の感動的な景色でした。今さらながら『電磁戦隊メガレンジャー』は凄い作品なのだと実感。今回も出演することができたことに感謝しています。今、メンバーそれぞれが幸せな人生を歩んでいます。もしよかったら、メガレンジャー以外での私たちについても興味を持っていただけると嬉しいなって思います。
東山麻美さん
放送から25年も経っているのにこのようイベントが開催され、私も参加することができたなんて、本当に“奇跡”のような出来事だなって思います。3時間では足りない! まだ帰りたくないです。当時から『電磁戦隊メガレンジャー』を応援してくれている人達、そして、最近ファンになってくれた人、みなさんのお陰で私達メガレンジャーは今日も地球を守れます。これからもデジ研メンバーとメガレンジャーをよろしくお願いします!
江原敦史さん
これだけたくさんの人に集まることができる機会を与えていただいたことに感謝します。スーパー戦隊シリーズは、今も毎年新しいヒーローが誕生していますが、25年前に放送された『電磁戦隊メガレンジャー』を憶えてくれている人がこんなに多くいてくれるのは嬉しい限りです。感動しました。今後、何らかのきっかけで『電磁戦隊メガレンジャー』が復活するようなことがあれば、尽力したいと思っています。
MEGA MICKEYさん
最初にこの英語版のオファーをいただいた時、こういった戦隊ヒーロー作品について詳しくなかったこともあって、当初は躊躇していました。それに、キーがとても高い曲なので、自分の持ち味が上手く出せず、歌うというよりも歌わされているような感覚でレコーディングしたことを憶えています。今回、メガレンジャーのイベントには初めてお声がけいただいたのですが、この曲を歌わせてもらって本当によかったと思っています。みなさんと一緒に客席で“総集編”も観ました。とてもよかったです。私、MEGA MICKEYが歌った主題歌の英語版「メガレンジャー・ザ・サイバーデリックス」もよろしくね!
髙寺成紀プロデューサー
今回は大柴さんと江原さんも参加してくれました。デジ研のメンバー5人は普段から会っているわけではないんですが、いざ揃うと他人行儀じゃない賑やかな雰囲気になるところが凄いなぁと。ご来場いただいたお客さんにもしっかりと伝わっていたんじゃないかと思います。「デジ研 25 YEARS LATER」というタイトルにふさわしいい内容になり、『電磁戦隊メガレンジャー』という番組を1年間やってきた“絆”を改めて感じた一日でした。ご来場いただきましたお客様、関係者の皆さま、お疲れさまでした!
控室の奥には、ボランティアスタッフが早朝から描いたというデジ研メンバー(ガチョラやMEGA MICKEYさんの姿も!)のイラストが描かれたホワイトボードが設置されていた。いろいろな制約も多い中でのイベント開催は、並々ならぬ苦労もあっただろう。創意工夫を凝らし、ファンの人たちが満足できるイベントを再びやり遂げてくれた髙寺プロデューサーとスタッフの面々。本作への深い愛情は、このイラストだけでも充分伝わってくる。その気持ちは、来場したファンの心にもしっかりと届いていたことだろう。
- 取材協力:東映ビデオ/髙寺成紀(角川大映スタジオ)/イオンシネマ シアタス調布/調布FM/竹村ひとみ/Y.S/マキ
(C)東映