第4世代のベイブレードはおもちゃからスポーツへ! 超加速ギミック搭載「BEYBLADE X」の発表会をレポート!スマホ、XR、メタバースとの連動、全年齢対象の大会開催やアニメ化も決定

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タカラトミーが2023年5月17日(水)、東京のベルサール六本木にて「ベイブレード」の最新シリーズである「BEYBLADE X」のプレス発表会を開催しました。シリーズの第4世代となる今回の「BEYBLADE X」は、「ベイブレードは、スポーツへ。」といったキャッチフレーズと共に、その取り組みも含めてこれまで以上に大きな変化を遂げています。

発売は2023年の7月15日(土)! 本稿では、昨日(5月17日)お伝えした速報に続き、同日に行われたその発表会の模様をレポートします!

 

▲写真左から、MCの国山ハセン氏、タカラトミー ・キャラクタービジネス本部Global BEYBLADE事業部 マーケティング課の篠永恭平氏、キャラクタービジネス本部本部長の高原文彦氏、小学館・月刊コロコロコミック編集長の秋本武英氏。

※高原文彦氏の「高」ははしごたかが正表記です。

 

スポーツへ!「ベイブレード」のこれまでとこれから

2024年には創業100周年を迎えるタカラトミー。同社が送り出した商品の中でも、特に世界中の人々に親しまれているおもちゃが「ベイブレード」です。昔から日本にある「ベーゴマ」を現代風に進化させた対戦玩具ですが、初めて登場したのは1999年のこと。「ベイブレード」自体も同じく2024年は25周年を迎えるアニバーサリーイヤーとなりますが、これまで第1世代から第3世代まで合わせて、全世界80以上の国と地域で累計5億個以上出荷しているという実績を誇っています。

長らくファンに愛され続けてきている理由について、タカラトミー・キャラクタービジネス本部本部長の高原文彦氏は「人間の本能に響くアソビだったから」とコメント。タカラトミーは来年(2024年)100周年を迎えるにあたり、事業の起点をこれまでの「おもちゃ」から「アソビ」を進化させていく方針とのこと。今回発表された「BEYBLADE X」は、おもちゃの域を超えて世界中に愛されるスポーツとして、多くの人を魅了することができるものにしたいそうです。

▲『BEYBLADE X』をおもちゃの域を超えて世界中に愛されるスポーツにしたいと語った、タカラトミー・キャラクタービジネス本部本部長の髙原文彦氏。

 

「BEYBLADE X」最大の特徴は超加速の衝撃

勝利を掴むために綿密に設定できるギアと、プレイヤーの技量の向上も求められる競技性。心技体すべてが必要になる「ベイブレード」は、プレイヤーだけではなく観客も楽しませるスポーツへと進化を遂げようとしています。それを実現すべく生まれたのが、歴代最高傑作といわれる「BEYBLADE X」です。

 

「BEYBLADE X」最大の特徴は、超加速の衝撃。これは「X(エックスストリーム)ダッシュ」と呼ばれ、歴代最速アタックを可能にした超加速ギミックにより発動することができます。ベイブレードの軸先にあるギアとスタジアムに設置されている「X(エックスストリーム)ライン」と呼ばれる緑色のレールに付けられたギアが噛み合うことで、超加速が引き起こされるといった仕組みになっています。

これによりすべてのプレイヤーが夢見た、漫画やアニメのような「必殺技」を放つイメージでバトルを楽しむことができます!

▲「BEYBLADE X」の先端部分が、「Xダッシュ」を実現するためのギミックとなっている。

 

もちろんそれだけではなく、1世代から続くカスタマイズ性やバトルの戦略性、第2世代に登場したバトルに激しさを加えた「メタルブレード」、そして第3世代で採用された相手のパーツをバラバラにしてしまう「バーストギミック」といった要素も、今回の「BEYBLADE X」にはすべて盛り込まれています。

そうした意味合いも含めて、「過去最高の傑作」に仕上げられているとのこと。

▲これまで発売されてきた、歴代シリーズの特徴もすべて兼ね備えているという。

 

スマホアプリやXRとの連携やメタバースでの展開も

どちらかというとアナログ的なアソビのイメージが強い「BEYBLADE X」ですが、新たな取り組みとしてデジタルとの融合も実現しています。ブレーダーの活動をデジタルでサポートしてくれるツールが、スマートフォン専用アプリの『BEYBLADE X -ベイブレードエックス』です。

こちらは、専用デバイスの「ベイバトルパス」と連動することで、シュートパワーやシュート回数の計測と記録を行い、リアルタイムでアプリ内のゲームに反映させることができます。

 

また、遊べば遊ぶほどポイントが貯まる仕組みになっており、貯まったポイント使ってレアベイをゲットすることができるといった取り組みも用意。それに加えて、将来的にはオンラインマッチも実装される予定となっています。

 

リトルプラネットとコラボで研究開発が進められている「XRデジタルスタジアム筐体」にも注目が必要です。

XRとは、VRやAR、MRといった視覚を拡張してくれるような技術を総称した略語ですが、「XRデジタルスタジアム筐体」ではリアルタイムでブレードの軌道や火花などのエフェクトを表示して、視覚的にも華やかな演出を加えてくれるものとなっています。

タカラトミーは「BEYBLADE X」を観客が見て楽しめるスポーツへと進化させようとしていますが、それを実現させるためにも、こうした技術に大きな可能性があると考えているそうです。

▲「XRデジタルスタジアム筐体」。リアルタイムでブレードの軌道や火花などのエフェクトを表示して、視覚的にも華やかな演出を加えてくれる。

▲こちらが「XRデジタルスタジアム筐体」の実物。

 

そして3つ目の取り組みとして発表されたのが、デイリーアクティブユーザー6,600人を誇る世界最大規模のメタバースプラットフォーム『Roblox』への新規参入。こちらは具体的な内容は後日発表される予定ですが、その第1弾として、クリエイターと一緒にワールドを作るクリエイター共創プロジェクトの開催が、今年2023年の夏に予定されているとのことです。

 

eスポーツ大会のイメージに近い「マスターズ大会」の開催も決定!

“「BEYBLADE X」をより緊張感高まる舞台で”として、「マスターズ大会」が開催されることも決定! 大会は以前にも行われていましたが、それらは小学生限定であったり、大人が参加できる場合でも小規模であったりと、全世代のブレーダーが参加できるものは存在しませんでした。

しかし今回は、子供から大人まで誰もが参加できる大会として実施される予定となっています。イメージとしてはeスポーツ大会のようなものに近く、エクストリームスポーツの要素も入れられています。また、豪華副賞も予定されており、全ブレーダーが憧れる舞台としてだけではなく、特別な会場演出で、プレイヤーだけではなく観客も手に汗握るような最高の体験ができるものを目指しているそうです。

 

12種類のアイテムが7月15日より発売開始!

2023年7月15日(土)に発売されるアイテムは、全部で12種類が用意されています。

すぐに始めることができるスターターは4種類あり、いずれも価格は1,980円(税込)です。

「BX-01 スターター ドランソード3-60F」は、「Xダッシュ」を決めやすいアタックタイプ。「BX-02 スターター ヘルズサイズ4-60T」は、攻撃も防御も優れたバランスタイプ。「BX-03 スターター ウィザードアロー4-80B」は、持久力が高く、粘り勝ちできるスタミナタイプ。「BX-04 スターター ナイトシールド 3-80N」は、相手の攻撃を吸収するディフェンスタイプといった感じで、いずれも異なる特徴を持っています。

▲青い色が特徴の「X-01 スターター ドランソード3-60F」。

▲赤い色が特徴の「BX-02 スターター ヘルズサイズ4-60T」。

▲黄色が特徴の「BX-03 スターター ウィザードアロー4-80B」。

▲緑色が特徴の「BX-04 スターター ナイトシールド 3-80N」。

 

これらに加えて、ブースターも2種発売されます。価格はいずれも1,400円(税込)です。

▲こちらは同時発売のブースター。

 

「BX-07 スタートダッシュセット」は、アタックタイプのベイブレードとスタジアム、ランチャー、ランチャーグリップが同梱されたセットアイテムで、価格は5,720円(税込)。また、戦いの舞台となる「BX-10 エクストリームスタジアム」も個別に購入でき、2,750円(税込)で販売されます。

▲すぐに遊べるセット商品の「BX-07 スタートダッシュセット」。

▲こちらは単体で販売される「BX-10 エクストリームスタジアム」。

 

これら以外にも、上述したスマホと連動して使う専用デバイスの「BX-09 ベイバトルパス」や「BX-11 ランチャークリップ」「BX-12 3on3デッキケース」「BX-08 3on3デッキセット」といったアイテムも同時に発売されます。

▲写真中央のベイ3つとパッケージが「BX-08 3on3デッキセット」。写真下部は左から「BX-09 ベイバトルパス」とそのパッケージ、「BX-11 ランチャークリップ」、「BX-12 3on3デッキケース」。

 

漫画連載開始、アニメは2023年秋から放送スタート!

月刊コロコロコミックでは5月5日に発売された6月号にて今回の「BEYBLADE X」を、漫画や記事、イベント、特別な読者サービスを展開していくことを発表しています。そちらに付属している「エクスタートカード」を所有しているユーザーには、2023年6月10日(土)と11日(日)に行われる「コロコロ魂 in 東京おもちゃショー」の体験会や、スタジアムプレゼントにVIPコースで並ぶことができるほか、全国のイベントで特典がもらえるという取り組みも行われています。

 

コロコロコミックでの漫画連載開始やアニメ化についても、今回のイベントで発表。こちらには、『賭ケグルイ』を手掛けた河本ほむら氏や武野光氏、『約束のネバーランド』を手掛けた出水ぽすか氏といった、著名なクリエイター陣が参加しています。

漫画は2023年6月15日(水)発売の月刊コロコロコミック7月号より連載開始。こちらは通常の倍のボリュームとなる70ページで掲載されるとのこと。

アニメは、2023年秋にテレビ東京系列6局ネットで放送が開始される予定です。

 

以上、かなり盛りだくさんの内容でした、「BEYBLADE X」プレス向け発表会の模様をお伝えしました。

商品の発売は2023年7月15日(土)ですが、それに先駆けて発表会当日の2023年5月17日(水)からは、すでに予約受付も開始されています。

シリーズ史上最高に盛り上がることが予想される「BEYBLADE X」。これまでまったく遊んだことがないという方も、これを機に始めてみるのはいかがでしょうか。

 

(C)Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO
(C) TOMY

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