ガンダム&シャア専用ザク 稲城の大地に立つ!「2016いなぎみんなの遊び場」スペシャルトークセッション
メカニックデザイナー大河原邦男さんの出身地・稲城の特産品や魅力、観光情報を市内外に向けて発信する拠点として「いなぎ発信基地ペアテラス」(東京都稲城市東長沼516番地の2)が開業。去る2016年4月23(土)~24日(日)の2日間、そのオープニングイベント「2016いなぎみんなの遊び場」が開催されました。
ペアテラス施設入り口では、稲城市のイメージキャラクター・稲城なしのすけと1/1ハロがお出迎え!
稲城市は大河原邦男氏デザインを感じさせる作品を稲城市内に設置することや、メカデザイナーズサミットの開催等により、子ども・家族にとって魅力的な街づくりを行い、生き生きとした街を目指す『メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト』を進行しています。
『メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト』の一環として、ペアテラスに設けられたのが、『機動戦士ガンダム』に登場する「RX-78-2 ガンダム」及び「MS-06S シャア専用ザク」のモニュメント(高さ約3.6m)です。
4月23日には、大河原さんや稲城市長らによるモニュメント除幕式が執り行われました。
さらにこの日は、メカニックデザイナーの大河原さんに、声優の古谷徹さん(アムロ・レイ役)、池田秀一さん(シャア・アズナブル役)とモニュメントにゆかりのある方々を迎え、熱いスペシャルトークセッションを開催されました!
セッション会場には、「アムロ行きま~す」の声と共に、アムロ・レイのコスチュームを着た謎の男性が……、なんとアムロの物まねでおなじみの芸人、若井おさむさんが登場!
会場が笑いに包まれて掴みはOK! そこに、こちらが本物と古谷さんが現れて若井さんを追い払うと、会場はさらに爆笑に包まれました。
続いて池田さんと大河原さんが登場!
まずは稲城と御三方との関わりの話となり、池田さんは子役時代によくロケに来たという話に。時代劇でよくこの地域が使われていたとのことで、現在も角川大映のスタジオが近くにあるなど、映画と色々と関わりのあるところとの話に。古谷さんはゴルフで池田さんと来る機会が……と再び笑いを呼んでいました。
出身地で現在は邸宅と仕事場を構える大河原さんは、少年時代の思い出を語りました。梨畑が広がる以外は何もなく、昔は村でしたよ……との話。少年時代に進駐軍の重機を見て、それがメカデザインへの意識の芽生えかな……といった話など、興味深いエピソードが次々と飛び出しました。
話は弾んで、ガンダムとザクのモニュメントへの感想を聞く展開に。
古谷さんが、実は池田さんが喜んでいたんですよ~という話をすると、お台場にはガンダムしかいなかったので、ザクがいて嬉しいですね……と照れくさそうに答えていました。シャアの「見せてもらおうか……」という名セリフも、赤いあのモビルスーツがいたからす~っと言えましたね。と、顔を綻ばせながら述懐すると、ザクは盾が思い切り風圧を受けるので難しいと施工された業者さんに言われまして……と、大河原さんが裏話を披露してくれました。
古谷さんからの、1/1立像とは違う雰囲気ですよね~との問いかけに、アニメーションに登場する“生まれたままの雰囲気”にしてもらいましたと大河原さん。それで昔の作画などに見られる豊かで太いましいラインに仕上がったそうです。ザクの太モモは女子高生のイメージなんですよ(笑)、との声に、古谷さんも池田さんも一瞬驚きつつも、笑みを浮かべていました。
その後も色々と軽妙な話題を挟みつつ、トークセッションは終了間際に。最後に古谷さんからは、疲れているサラリーマンたちが帰り道でこのモニュメントを見て、癒されて元気を出してくれると嬉しいですね……と締め。池田さんからは、まもなく公開の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』3話目での若きシャアの雄姿でさらに奮い立っていただければと締めくくりました。
大河原さんからは、『メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト』を盛り上げ、文化の発信や稲城市がさらに盛り上がるように協力は惜しまないつもりです……との後に、スコープドッグやヤッターワンなど、ご自身の代表的なメカデザインのモニュメントが並ぶようにしたいとの展望を語るとギャラリーからは喝采が。最後に御三方がそれぞれ挨拶をして、トークセッションは盛況の内に幕を閉じました。
イベントは終了しましたが、JR南部線稲城長沼駅高架下にある「いなぎ発信基地ペアテラス」では、いつでもガンダム&シャア専用ザクのモニュメントを見ることが可能! 皆様もお近くにお立ち寄りの際は、ぜひ迫力あるその姿をご覧になってはいかがでしょうか!!
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