アニメ『ライザのアトリエ～常闇の女王と秘密の隠れ家～』先行上映会＆トークイベントレポート！「“昨日何食べた？”みたいな雑談ができるくらいの雰囲気が作品に乗っている」

公開日：2023年6月17日 21:28

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取材・文●キャプテン住谷

2023年7月1日（土）より放送開始となるTVアニメ『ライザのアトリエ～常闇の女王と秘密の隠れ家～』。6月17日（土）には東京・新宿バルト9にて、その先行上映会＆トークイベントが開催されました。この記事では、のぐちゆりさん（ライザリン・シュタウト役）、大和田仁美さん（クラウディア・バレンツ役）、寺島拓篤さん（レント・マルスリンク役）、近藤唯さん（タオ・モンガルテン役）、野島裕史さん（アンペル・フォルマー役）、照井春佳さん（リラ・ディザイアス役）たちメインキャストが登壇したトークパートの模様をお届けします。

本編鑑賞後のファンの前に呼び込まれたキャスト陣のなかには、なぜかのぐちさんの姿がありません。MCから「拍手が足りなかったということですかね？　みなさん、いま一度大きな拍手をお願いします！」とフリがあり、客席から大きな拍手が鳴り響くなか、精巧に再現されたグリムクォーツを携えたのぐちさんが登場して劇場を盛り上げました。

それぞれに登壇後の挨拶を済ませた後は、今の率直な気持ちを問われたのぐちさん。「嬉しいですよね、こんなにたくさんの方に見ていただいて。ライザのかわいさに魅了された方も多いのではないですかね！」と胸を張りました。本編を鑑賞した感想については「夏の景色が本当にキレイに描かれていて、ライザのクルクルと変わる表情も！」と笑顔を見せました。

続いて本作のアフレコについてが話題になり、大和田さんと寺島さんからは収録の際に気をつけていたこと、近藤さんと野島さん、照井さんからはそれぞれが担当するキャラクターの演技について注目して欲しいポイントなどについてトークを展開。自身のアフレコを振り返ったのぐちさんが「めちゃくちゃ楽しくって、雑談ばかりしてましたね……」と漏らすと、MCやキャスト陣から「仕事（演技）の話じゃないの!?」と総ツッコミを受けました。

客席の爆笑をさらった後、気を取り直したのぐちさんは「“昨日何食べた？”みたいな雑談ができるくらいの現場の雰囲気が、『ライザ』の世界観にちょっと似てて。そういう雰囲気をキャストで作れたから、それが（作品に）乗っているんじゃないかと思います」と改めてコメントしました。

アニメならではの見どころについて問われると、「なんといっても、錬金術の調合の部分。あとは夏の景色を楽しんでほしいです」とのぐちさん。イベントの締めとしてアニメの完成を祝した鏡開きをすることとなりましたが、「アトリエ」シリーズ定番のセリフにちなんだ樽が運び込まれると、客席からはドッと笑い声があがりました。登壇キャスト陣全員で息を合わせ、「放送おめでとうございます！　せーの、たる〜！」と唱和して見事鏡開きを成功させました。

最後にはAwkmiu（オークミュー）が歌うエンディングテーマ「アロー」の情報や、のぐちさんと大和田さんがパーソナリティーを務めるウェブラジオ「ライザのアトリエ秘密のラジオ」が7月より隔週配信決定したことなど、新情報が発表されました。ラジオについて「どんな番組になりそうですか？」とMCから質問があると、のぐちさんは「私たちは毎週のようにお茶してるので、それが電波に乗るということですね。だからヤバい……」と不安げな表情で意味深な発言。その真相はオンエアで確かめたいところです。

お別れの挨拶では「ゲームから関わって約4年、夢みたいです。ライザという役柄を任せてもらってから私も一緒に成長してきましたが、立ち返って演技をしています。アニメならではの魅力が詰まった作品になっているので、夏の冒険を楽しんでください！」とメッセージを送るのぐちさん。盛大な拍手に送られながらステージを後にしました。