ウルトラマンエックス=大空大地、1年ぶりにウルフェスに登場!イベントレポート&スペシャルインタビュー!!
去る8月23日(火)、池袋サンシャインシティ文化会館で開催中の『ウルトラマンフェスティバル2016』に、『ウルトラマンX』の主人公、ウルトラマンエックス=大空大地役の高橋健介さんが出演しました!
高橋さんは、去年に続いてのウルフェス出演。イベントにはたくさんのファンが詰めかけ、放送終了後も『X』の人気の高さがうかがえました。
さて、イベントはまず、会場の皆さんが大きな声で大地隊員を呼ぶところからはじまりましたが……聞こえてきたのは「ウルトラマンエックスとユナイトします」というアナウンスに続き、「エックスー!!」という力強い声。
いきなりユナイトして登場した大地隊員……じゃなくてウルトラマンエックス!
これにはMCのお姉さんも困惑。事情を聞いてみたところ、「この近く(ライブステージ)でゼットン軍団が暴れていたから、みんなが危ないんじゃないかと思って、エックスとユナイトして来たんだ」とのこと。心配してくれたんですね……。
でも、会場内はいろいろなウルトラヒーローがパトロールしてくれているので、怪獣が暴れる危険はありません。というわけで、一旦ユナイトは解除して、今度こそ大地隊員が登場!
さて、大地隊員から、さっそくファンの皆さんに伝えたいことがあるとか。
「ウルトラマンオーブは、変身する時“ウルトラマンさん”、“ティガさん”って呼んですごく尊敬してるってわかるけど、大地は“ウルトラマン”、“ティガ”って呼び捨てにしてて、尊敬してないみたいに思われてるんじゃないか心配です。俺もちゃんと先輩たちを尊敬してるから、誤解しないでね!?」
……。だ……大丈夫ッスよ! みんなわかってますから!!
そんな「お願い」の後は、会場のちびっ子たちから大地隊員への質問タイム。その中で、大地隊員から「一番好きなウルトラマンはなんですか?」という逆質問なども飛び出しましたが、質問されたちびっ子は「オーブとエックス」というすばらしい回答……。大地隊員も感激していたようです。
楽しい質問タイムの後は、ウルフェスで生まれた新たな技“ウルトラトルネード光線”を、大地隊員が会場のみんなに教えてくれることに! 特別にウルトラマンエックスも登場し、みんなで練習しました。
しかしその時、突然の乱入者!
なんと、ババルウ星人がマグマ星人を引き連れて登場! 「2人分の重さがあれば、そんな光線ぐらいじゃ吹き飛ばされたりしないもんね~(意訳)」などと因縁をつけ、勝負を挑みます!
そこで大地隊員とエックスは、会場のみんなと力を合わせて、ウルトラトルネード光線を発射!
ババルウ星人とマグマ星人は見事に吹っ飛ばされ、そそくさ退散したのでした……。
会場のみんなとしっかりユナイトできた大地隊員&エックス。でも、大地隊員からは「もっとみんなとユナイトしたい!」という嬉しい言葉が。そこで、会場に集まったファンとのハイタッチ会が開催されました!
最後は、大地隊員とエックスが一緒に、みんなと「バイバイ」! 笑顔のたえない楽しいイベントとなりました。
そして今回は、ステージを終えた直後の大地隊員=高橋さんから、1年ぶりのウルフェス出演についてのご感想を直撃! 「ウルトラマン基金」チャリティーイベントでのエピソードなどもお聞きしました!
――それではまず、1年ぶりとなるウルフェスへの出演のご感想からお聞かせください。
高橋:去年ウルフェスに出演させていただいた頃も、その時で言えばとても熱量があったと思うんですけど、やっぱり今のほうが皆さんに浸透しているんだな……と思うぐらい、皆さんが盛り上がってくれていると感じました。去年、僕がウルフェスに出演した後に、『ウルトラマンギンガS』のヒカル(演・根岸拓哉さん)とショウ(演・宇治清高さん)が出演したんですが、やっぱり放送時より盛り上がったと感じたそうなんです。僕も今日のステージで、皆さんにしっかり覚えていただくには1年ぐらいかかるんだ、と実感しました。
――客席には、子どもたちだけでなく、大人のファンの姿もたくさん見かけられました。子どもにも大人にも浸透している、というのがとてもよくわかりますね。
高橋:大人の皆さんにも楽しんでいただけているのは、非常にありがたいです。大人の方々に好きになってくれることで、こうしたイベントに子どもたちを連れて行こうと思ってもらえて、子どもたちに見てもらえるチャンスも増えますからね。本当に嬉しいです。
――ステージでは、そうした大人のファンがどっと沸くことも多かったですね。去年よりもトークに慣れてきたのでしょうか?
高橋:大空大地として初めて出演したイベントが去年のウルフェスだったので、僕もまだ手探りでやっていた感じでした。テレビシリーズの撮影が終了してから、毎週のようにいろいろなイベントに出演させてもらって、「こういう感じで話したらファンの皆さんが喜んでくれるんだ」というのが、少しずつ分かってきたんじゃないかと思います。イベントでは、どうしても時間の制約があるので、自分が時間に迫られているような感覚もありますが、テンポよく話すようにしよう、と心がけていました。子どもたちがあきてしまわないためには、リズムが必要だと思うんです。
――他のイベント出演というと、先日ウルフェスで行われた「チャリティナイト」でも紹介されていましたが、高橋さんは、地震で被災した熊本で、「ウルトラマン基金」のボランティアイベントに出演されましたね。そのときのご感想などもお聞かせください。
高橋:熊本に行って一番感じたことは、「ヒーローショーを見たことがない子もたくさんいるんだ」、ということでした。僕はそれまで、ヒーローショーがあるのは当たり前のことだと思っていて、怪獣が出て来るタイミングや、応援するタイミングなども、自然と分かっていたんです。でも、熊本では初めてヒーローショーを見る子がほとんどで、怪獣が出て来て僕がエックスに変身するという時、大騒ぎになってしまうこともありました。ですから、時間がかかってもいいので、全国47都道府県のヒーローショー巡りをしたいな……と思いました。
学校の勉強も大切ですけど、ヒーローショーというのは、小学校に上がる前ぐらいの年齢で、いいことと悪いことを学べる場だと思うんです。そうしたことを改めて感じることができたので、熊本に行って本当によかったと思っています。
――では、47都道府県の中で、もっとも行ってみたいところは……?
高橋:沖縄ですね。沖縄って、すごくゆったりした時間が流れているイメージなんです。そういうところで、テンポの速いヒーローショーをやったら、忙しないと思われるのか、それともボルテージが上がるのか、みなさんの反応をじかに見てみたいですね。
――番組終了後も人気の高い『X』ですから、どの都道府県でもきっと盛り上がると思います! さて、その『X』に続く作品として、現在『ウルトラマンオーブ』が放送中ですが、ご覧になっていますか? そして、先輩になった実感などはありますか?
高橋:『オーブ』は毎週欠かさず見ています。クレナイ ガイ役の石黒英雄さんが僕より歳上ということもあって、自分が先輩だという実感は全然ないですね。でも、『ギンガ』の根岸くんは、僕より歳下なのに先輩感があります(笑)。
『オーブ』は『X』と世界観がまったく違いますから、同じウルトラマンシリーズではあっても、別の物を見ている気分です。もし『X』のXioとと同じように防衛チームがあったとしたら、「今度はこういうチームなのか」と思ったでしょうけど、『オーブ』は一般人のほうがずっと多いですからね。そうした全然違う雰囲気も、ファンの皆さんには受け入れてもらえているようですから、『X』と『オーブ』は、いいギャップがあるんじゃないかな……と思っています。
――では、もしウルトラマンオーブと共演することがあったら、何かやってみたいことなどは?
高橋:オーブは2人のウルトラマンとフュージョンアップしますから、オーブとエックスとが、ユナイトなりフュージョンアップなりしたらどうなるかな、と思いますね。
――それでは、最後になりますが、ファンの皆さんへ一言メッセージをお願いします!
高橋:まずは、ウルフェスにご来場くださった皆さん、ありがとうございました! こうして出演させていただくのは1年ぶりで、『オーブ』も始まっていますから、エックスは忘れられちゃっているんじゃないかな……と、少し心配でしたが、そんなことはまったくなく、たくさんの方々に応援してもらえて、とても嬉しかったです。
でも、今一番がんばっているウルトラヒーローはオーブですから、今は全力でオーブを応援してあげてください。そして、また10年、20年と経った時、オーブ、エックス、ビクトリー、ギンガ……と、この頃のウルトラマンたちを一緒に応援してもらえると嬉しいです。10年も経たなくても、数年ぐらいでいいかな(笑)。
今後も、ウルトラマンたちへの応援を、よろしくお願いいたします!!
――本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。
【高橋健介】(たかはし・けんすけ)
1994年12月24日生まれ。東京都出身。2011年、テレビ番組『Rの法則』でデビュー。2014年、舞台『ハマトラ』で主演を務める。2015年『ウルトラマンX』では、主人公のウルトラマンエックス=大空大地役を好演。2016年9月から、ミュージカル『刀剣乱舞 幕末天狼傳』に。蜂須賀虎徹役で出演予定。センスアップ所属。
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