新作アニメ『フルメタル・パニック! Ⅳ』2017年秋放送決定!賀東招二さん・関智一さん・ゆきのさつきさん・ゆかなさん登壇の「ファンタジア文庫 大感謝祭2016」ステージレポ

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2016年10月22日(土)、東京のベルサール秋葉原にて「ファンタジア文庫 大感謝祭2016」が開かれました。本イベントは、株式会社KADOKAWAが発行するライトノベルのレーベル「富士見ファンタジア文庫」の人気作品たちが織り成す催しとなっており、サプライズ発表が盛りだくさんのステージや“学園”をテーマにした展示物が勢揃い。会場にも多くのファンが集まり、にぎわいを見せていました。

 

 

その中でも注目を集めていたのは『フルメタル・パニック!』。2015年に開催された「ファンタジア文庫 大感謝祭2015」のステージでは、本作のアニメ化作戦が進行中であることが発表され話題となりました。そんな『フルメタ』のスペシャルステージが今年も開催されるとあり、アニメ化の続報があるのではないかとファンからの期待も十分。会場には、電ホビでもモデラーとして活躍されている柳生圭太さんが手がけた「METAL BUILD レーバテイン」のジオラマも飾られていました!

 

 

そんな『フルメタ』のステージには原作者の賀東招二さん、相良宗介役の関智一さん、千鳥かなめ役のゆきのさつきさん、テレサ・テスタロッサ役のゆかなさん、アニメプロデューサーの伊藤敦さんが登壇。まずは、重大発表のひとつとして原作エピソード「踊るベリー・メリー・クリスマス」のオーディオドラマ化が決定したと発表しました。

 

 

リリース日など詳細は明かされませんでしたが、伊藤さん曰く「何話かに分けて配信する」予定とのこと。さらに、完成したばかりだというオーディオドラマのビジュアルも公開されました。フォーマルな衣装に身を包んだ宗介や、見慣れた制服姿のかなめを始め、キャラクターは全てリファインされた完全新規のデザインとなりました。

 

 

続いては、ファンの皆さんが待ちに待ったアニメ化の続報。まずは、アニメのタイトルが『フルメタル・パニック! Ⅳ』に決定したと明かされ、客席からは大きな拍手が。タイトルにある『Ⅳ』の読みは『アイブイ』となるそうで、「4とアルファベットをかけ合わせてアイブイにした」と賀東さん。その『アイブイ』にかかるアルファベットについては色々なアイデアがあるものの、まだ本決まりではないそうで詳細は伏せられました。

 

 

また、『フルメタル・パニック! Ⅳ』のティザービジュアルとなるイラストもお披露目となりました。宗介の相棒であるラムダ・ドライバ搭載型アーム・スレイブ「ARX-7 アーバレスト」を正面から描いたイラストとなっていましたが、そのポイントは目にあるんだとか。原作ファンの方はご存知かと思いますが、これから描かれる展開ではアーバレストに搭載されたAI・アルに芽生える自我が鍵となるため、その表情を感じられるように描いているとのこと。ほかにもCGに手描きでテクスチャーを追加するなどの手間がかかったビジュアルとなっており、賀東さんもうなるほどのディテールに仕上がりました。

 

 

そんな中、関さんが「(アニメは)いつやるんですか?」とファンの気持ちを代弁する質問を投げかけると、2017年の秋にテレビアニメ化決定の文字がスクリーンに映し出されました。続けて、アニメ制作に携わるメインスタッフも公開となり、原作者である賀東さんがアニメのシリーズ構成、および全ての脚本を手がけていると発表。賀東さんは「今、毎日脚本を書いています。死にそうです」とジョークを交えながらも、制作の調子は良いとトーク。賀東さんが「方針としては、初めての方向けに設定を説明するようなことはせず、最初から全力で行く。皆、予習復習しておいてください」と宣言すると、客席からは歓声が上がりました。

 

 

そのほか、キャラクターデザイン・総作画監督には堀内修さん、サブキャラクターデザインに山本彩さん、銃器デザインに吉岡毅さんが参加。山本さんと吉岡さんは作画監督も兼任し、堀内さんをバックアップする体勢となるようです。メカニックデザインに海老川兼武さんと渭原敏明さん、セットデザインに柳瀬敬之さん、メカニックディレクターに西井正典さんとスタッフはロボットアニメの制作経験豊富な布陣となりました。

 

プロップデザイン・メカニック作画監督に松村拓哉さん、メカニック作画監督に加藤優さん、CGディレクターに上地正祐さん、色彩設計に北林千明さん、特殊効果イノイエ シンさん、そして監督は中山勝一さんと怒濤の発表があり、最後は本作を担当するアニメ制作会社がXEBECになることが明らかに。

 

 

全ての発表が終わった後、「そういえばキャストはどうなっているんですか?」と賀東さんが何気なく問いかけると、「まだ(スケジュールの)抑えとかは何も……」とゆきのさん。関さんは「前(『フルメタル・パニック! The Second Raid』)の収録の時から、音響監督には『もっと若い声を出せ』と言われていたし、もう中村悠一くんに譲ってもいいかなって……僕は宗介の父親役とかで出させてもらえれば」と冗談で笑いを誘うと、ゆかなさんが「(大塚)明夫さんはどうなるんですか!」とアンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン役を演じてきた大塚明夫さんを引き合いに出して突っ込みを入れるなど、笑いの絶えないステージとなりました。

 

 

ラストの挨拶では、「また力いっぱいかなめを演じたい」とゆきのさん。関さんは「アニメ化が楽しみ。もし(宗介が)別の方になったとしても、わだかまりはありません。むしろアドバイスします!」と最後まで関さんらしいコメントを送りました。ゆかなさんは「ずっと皆で続きをやりたいと話していました。放送までもう少し時間はかかりますが、楽しみにしていてください」とメッセージを送り、ステージの幕を引きました。

 

 

 

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