TVアニメ『ゼロから始める魔法の書』電撃文庫 春の祭典2017スペシャルステージの模様をレポート!

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2017年4月より放送が開始される、WHTE FOXが手がけるTVアニメ作品『ゼロから始める魔法の書』。2017年3月12日(日)に開催された「電撃文庫 春の祭典2017」では、主要キャストが登壇するスペシャルステージが実施されました。ここではそのステージの模様をお届けします。
※この記事は、オフィシャルレポートを元に編集部で再構成したものです。

 

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2017年3月12日(日)
電撃文庫 春の祭典2017
UDXステージ13:00~13:40
「ゼロから始める魔法の書」スペシャルステージ

 

第20回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作『ゼロから始める魔法の書』が、いよいよ4月よりTVアニメ放送開始。世間知らずの魔女・ゼロと、心優しき獣の傭兵が繰り広げる、王道魔導書ファンタジーのアニメーション制作をWHITE FOXが手がけます。そのTVアニメ『ゼロから始める魔法の書』の放送を目前に控えた3月12日(日)、「電撃文庫 春の祭典2017」にて特別ステージが実施されました。

 

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司会によるステージ紹介のあと、スクリーンに当日初公開のPV映像が流れ、壮大な音楽とともに傭兵役・小山剛志さんがステージに登場。歓声のなか挨拶の言葉を述べたのち、ゼロ役・花守ゆみりさん、アルバス役・大地葉さん、ホルデム役・加藤将之さん、十三番役・子安武人さんが登場し、会場が一気に盛り上がります。

 

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最初の挨拶では、各キャストが簡潔に挨拶を終えていくなか、イベントの仕事は久しぶりという子安さんは緊張していると話しながらも、「1、2、3、……十三番役の子安武人です」と役名の13までゆっくり数えての自己紹介で、会場の笑いを誘いました。

 

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まずは初公開のPV映像の話題に。ナレーションが石塚運昇さんということに子安さんのテンションが上がったところで、小山さんが「この作品の重厚なストーリーに合わせて、それなりに重厚感のある感じに、あらすじを紹介してください!」と花守さんを指名。花守さんは戸惑いつつも、「任せてください!」と、落ち着いた重厚感のある声であらすじを紹介。小山さんも絶賛の重厚感のあるあらすじ紹介に会場から大きな拍手が沸き起こりました。

 

あらすじには「魔法書」や「獣墜ち」といったファンタジーものならではのワードが盛り込まれていましたが、その中でも特に「『魔術』という、我々を(発音するうえで)苦しめるワードが……」と小山さん。しかし、「その辺はやっぱり子安さんはベテランなんですよね。子安さんが噛んだところ見たことない。パーフェクトチューンですよね」という小山さんの振りに対してまんざらでもない子安さん。付き合いの長いおふたりならではのエピソードが披露されました。

 

「魔術」の存在する世界を舞台とした本作にちなんで、小山さんより「魔術を使えるとしたらどんなものを使ってみたいか」という質問がキャスト陣に投げかけられました。それに対し、加藤さんが「飛びたい」、大地さんが「瞬間移動したい」、花守さんが「朝起きて扉を開けたら現場」と、移動を楽にしたい願望があるようでしたが、子安さんは「目がよくなりたい」と年齢ならではの回答に同い年の小山さんも「そうそう!」と大きくうなずきます。

 

続いて、「もしゼロと傭兵のように男性キャスト陣から旅の護衛役を選ぶとしたら?」という質問が女性陣に投げかけられると、大地さんは悩みながらも小山さんを指名。すると、小山さんは「あとで500円あげる」と、嬉しそうにしていました。花守さんは「500円かぁ~」とお小遣いの誘惑につられながらも「でも、なにができるか、能力とか大事ですよね」と真剣に考え始めます。小山さんが「加藤さんがバーベキューのときにずっと火起こしをしててさ……」と話すと、花守さんは「火属性、大切ですよね。旅で火がないと困りますもんね……」と加藤さんを指名すると思いきや、小山さんを指名。500円効果もありそうでしたが、小山さんはすでに絶大な信頼を得ているようです。

 

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作品の世界観がわかったところで、次はキャラクター紹介コーナー。

 

主人公のゼロは、「『ゼロの書』を探して旅をする、俗世に疎い天然無頓着系の魔女。盗まれた『ゼロの書』は文字通りゼロが作ったもので、何事にも動じない性格だが、美味しいものと傭兵に関することにはコロコロと表情を変えるかわいらしい一面もあります」と花守さん。

 

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続いて、小山さんが、自身演じる傭兵のセリフを披露。その渋い声に花守さんと大地さんは思わず「かっこいい!」と声をもらします。小山さんは「いかつい見た目だけれども、実は優しくてナイーブで、とても人間らしいんですよ」と傭兵の優しさをアピール。それに対し、すかさず子安さんが「やっぱり傭兵って優しいんだよね!」とコメント。傭兵の優しさはほかの出演者もお墨付きのようです。

 

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次に紹介された、大地さんが演じるアルバスは、「傭兵の首を狙い現れた、幼き魔術師で、「ゼロの書」を所有しているとされるゼロの魔術師団(魔女の真の平和を求める集団)のメンバー。魔力が弱いので、魔術を使うために強い生贄=獣落ちの首、つまり傭兵の首を必要としているんです。でもアルバスかわいいんですよ~!」と大地さんが紹介すると、「そう、かわいいの!」と花守さんと小山さんが大きくうなずきました。

 

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ホルデムは、旅の途中でゼロと傭兵が出会った狼の獣墜ち。大の女好きで、初登場はまさに外道とのことで、そんな外道キャラのホルデムですが、「プライベートは?」と小山さんが聞くと、加藤さんは「バレンタインは事務所に届いたチョコレートで過ごしましたし!」と冗談交じりに外道っぷりを披露。それに対し、「もう少しでホワイトデーですが、大丈夫ですか!?」と花守さんは少し心配そうでした。

 

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最後に十三番の紹介として、子安さんが台詞を言ってみるものの、少々様子がおかしく、小山さんがすかさず突っ込むと、実はまだアフレコ前で役作り中とのこと。登場は少々先になりそうですが、十三番も重要なキャラクター。子安さんの代わりに小山さんが「元はゼロの同胞だったが、国家魔術師となりゼロと同様「ゼロの書」を探している。ゼロが旅を始めるきっかけになった人物で、盗まれたゼロの書を探すために、ゼロよりも先に旅に出たまま、長い間音信不通となり戻ってこないため、ゼロも彼を追って旅に出た。感情の起伏はないが、ゼロに執着しており、ゼロと行動をともにする傭兵に敵意を向けることもある」と説明。まだアフレコ前ということですが、小山さんは、「原作を読んで、十三番は子安さんにぴったりだと思った」と太鼓判。そのコメントに会場からは拍手が起こりました。謎に包まれた強力な魔術師を子安さんがどう演じるのか、期待が高まりますね!

 

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続いての最新情報コーナーでは、放送情報や、原作、コミカライズ、スピンオフ漫画の発売情報のほか、スマホゲームのリリース決定が発表されました。ゲーム好きの子安さんは「これ楽しみなんですよ。早くやりたい!」とコメント。さらに、3月26日(日)のAnime Japanのトークイベントや、花守さん、小山さん、大地さんがパーソナリティを勤める「ゼロの書ラジオ ゼロラジ」の情報も。年齢的に娘のような花守さんや大地さんとラジオをやることに不安を感じている小山さんに対して、子安さんもゲストとして出演したいと、意気込んでいました。

 

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最後の情報として発表されたのは、TVアニメのオープニング主題歌とエンディング主題歌。オープニング主題歌を担当するたぴみるさんが、なんとシークレットゲストとして登場。「タピオカミルクティーが好きな、たぴみるです!」と元気よく挨拶しますが、今回がデビューということで、「これまで実感がなかったんですが、心臓がばくばくしていて本当なんだな、と実感しています。控え室では大好きなタピオカでさえも喉を通らなかったくらい緊張しています」とコメント。そして、トークだけではなく、オープニング主題歌の『発見者はワタシ』を初披露。会場のあたたかな手拍子に乗って、堂々と歌い上げました。

 

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ステージも終了時間が近づき、最後に登壇者全員からひと言。

 

「念願のアニソン歌手になって、たくさんの方々の前で歌えて幸せでした。ゼロたちみたいに大きな舞台で冒険するようにがんばっていきたいと思います」(たぴみるさん)

 

「同い年の小山くんと一緒で心強かったです。まだアフレコ前ですが、とても重要な役で非常に難しい役でもあります。登場は少し先になりますが、素晴らしい作品になるかと思いますので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います」(子安さん)

 

「ホルデムは、今回紹介された登場人物のなかでも一番上げ下げの激しい役になるんじゃないかと思います。同じ獣として、傭兵と対になるキャラクターになるので、その立場から傭兵のかっこよさを引き出していけたらと思っています」(加藤さん)

 

「10月のキャスト発表から、長かったようであっという間に放送直前となりました。これからついに冒険が始まるということで、とてもワクワクしています。皆さんもぜひ、楽しみにお待ちいただければと思います」(大地さん)

 

「現在アフレコ中ですが、本当に楽しい作品になっておりますので、皆さまもぜひ一緒に盛り上げていっていただければと思います」(小山さん)

 

「10月のキャスト発表からまだまだだと思っていたのですが、もう放送開始まで1カ月を切ってしまいました。壮大な冒険ときれいな絵、そして頼もしい仲間達が彩る世界、すごくおもしろいものになっていると思いますので、ぜひゼロの書をこれからよろしくお願いいたします!」(花守さん)

 

大きな拍手と歓声に包まれ、ステージが終了。4月のアニメ放送開始に向け、期待が高まるトークイベントとなりました。

 

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DATA

TVアニメ「ゼロから始める魔法の書」

■2017年4月放送開始
■STAFF
原作:虎走かける(電撃文庫刊)
監督:平川哲生
キャラクター原案:しずまよしのり
キャラクターデザイン・総作画監督:木宮亮介、又賀大介
イメージボード:品川宏樹
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
美術監督:高峯義人(美峰)
美術設定:青木 薫(美峰)
色彩設計:佐藤美由紀(Wish)
特効監修:谷口久美子(チーム・タニグチ)
3Dディレクター:宍戸光太郎(IKIF+)
撮影監督:設楽 希(T2 studio)
編集:須藤 瞳(REAL-T)
音響監督:原口 昇
音響スタジオ:HALF H・P STUDIO
音楽:松田彬人
音楽制作:ランティス
オープニング主題歌:たぴみる「発見者はワタシ」
エンディング主題歌:Chima「はじまりのしるし」
プロデュース:インフィニット
アニメーション制作:WHITE FOX
■CAST
ゼロ:花守ゆみり
傭兵:小山剛志
アルバス:大地 葉
ホルデム:加藤将之
十三番:子安武人

 

関連情報

 

(c)2016 虎走かける/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/ゼロの魔術師団

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