ニチアサの2大ヒーローが勢揃い!『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE』&『劇場版 仮面ライダーエグゼイド』製作発表会見レポート!

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2017年6月5日(月)、東京都西東京市にある多摩六都科学館のプラネタリウムにて『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE』と『劇場版 仮面ライダーエグゼイド』の製作発表会見が行われました。特撮ファンにとっては恒例となった夏の劇場作品、その概要が明かされるとあり、多くの報道陣が駆けつけた会見の模様をレポートしていきます!

 

 

会見は『キュウレンジャー』と『エグゼイド』、それぞれ独立しての2部制となりました。会見がスタートする前には、MCから多摩六都科学館のプラネタリウム「CHIRON II(ケイロンII)」が、最も先進的なプラネタリウムとしてギネスに登録されていることが説明され、ここでしか体験できない映像を用いて会見を行っていくとアナウンス。第1部の『キュウレンジャー』会見が始まると、スクリーンいっぱいに劇場版の告知映像が映し出されました。

 

『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE』の敵は、ジャークマターの独立部隊隊長、ゲース・インダベー。彼は地球を消滅させて、全宇宙を牛耳る神の力を手に入れようと企んでおり、巨大人工彗星ゲース・スターが地球に衝突するまであと72時間という設定です。告知映像の後は、キュウレンジャーが勢揃いして姿を見せてくれました。

 

すっかり会場の空気も暖まったところで、ラッキー/シシレッド役の岐洲匠さん、スティンガー/サソリオレンジ役の岸洋佑さん、ナーガ・レイ/ヘビツカイシルバー役の山崎大輝さん、ハミィ/カメレオングリーン役の大久保桜子さん、スパーダ/カジキイエロー役の榊原徹士さん、そして柴﨑貴行監督が登壇。それぞれに挨拶を済ませた後は記者からの質疑応答の時間となり、会場にちなんでプラネタリウムの思い出などを語りました。

 

今回の悪役、ゲース・インダベーの脅威をずばり問われた柴﨑監督は、戦隊史上でもかなり強い部類であることを示唆。「キュウレンジャー最大のピンチとなるように強敵にしました。ヒーローも人間的な弱さをもっていて、そこを乗り越えた強さを子どもたちに伝えたい」と作品のテーマについても触れました。

 

本作の見どころについて質問があると、「この作品ではキュウレンジャーがいろんなチームに編成されて、僕はガルと一緒に行動します。ガルを“乗り回して”いて、熱く難しいアフレコでした。“乗り回す”とはどういう意味なのかは劇場で確かめてください」と岐洲さん。続けて岸さんは「キュータマダンシング!」を999人のエキストラさんと一緒に踊ったことなど、そのスケールの大きさを紹介しました。

 

山崎さんは劇場版について「今までにないくらいのピンチ、マイナスからのスタートで、それがとてもキュウレンジャーらしい。宇宙が既に支配されていて、マイナスから始まるのがキュウレンジャー。そこからどうなるのかに注目して欲しい」とアピールしました。榊原さんは「劇場版のタイトルに逆襲とありますが、その意味は本編を見てみないと分からない」と意味深な発言。大久保さんは岐洲さんの話を受けて、「私はスティンガー、チャンプと一緒に行動します。300人のエキストラさんとプロレスをするシーンが印象的でした」とこぼし、劇場版ならではのスケールの大きさに期待が高まります。

 

最後の「この夏、冒険してみたいことは?」という質問には「(ジャークマターから)ハワイを解放したい」と岐洲さん。その流れで岸さんが「海(での撮影)にチャレンジしてみたい。スティンガーの尻尾がどうなるのか気になりますね」とコメントして笑いを誘いました。大久保さんは水泳が苦手らしく、「今年は海で泳ぎたい」と抱負を語ると、「教えてあげるよ。カジキだし」と榊原さんが申し出る一幕も。海についての話題が続くなか、そんな榊原さんは「僕はいつも海にいるから、いっそ空に行きたい。ここにいる全員でスカイダイビングをしてみたい」と語るも、「スパーダこそ海でしょ!」とメンバーからツッコミを受けていました。

 

和やかな雰囲気のまま終了した第1部に続き、第2部は『エグゼイド』の製作発表会見。プラネタリウムのスクリーンには、まるで360度のVR体験をしているかのような映像が映し出され、会場に仮面ライダーエグゼイド クリエイターゲーマーと仮面ライダー風魔 ニンジャゲーマーが戦いながら登場。劇場版のタイトルも『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング』となることが発表されました。

 

エグゼイドチームからは宝生永夢/仮面ライダーエグゼイドの飯島寛騎さん、鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ役の瀬戸利樹さん、花家大我/仮面ライダースナイプ役の松本享恭さん、檀黎斗/仮面ライダーゲンム役の岩永徹也さん、仮野明日那/ポッピーピポパポ/仮面ライダーポッピー役の松田るかさん、九条貴利矢/仮面ライダーレーザー役の小野塚勇人さん、パラド/仮面ライダーパラドクス役の甲斐翔真さん、そして中澤祥次郎監督が登壇。さっそく、劇場版についてトークを展開していきます。

 

まず始めに劇場版の舞台はVR空間、さらにクリエイターゲーマーへと変身するためのキーアイテム・幻夢VRはPlayStation VR(以下、PSVR)をモチーフにしていると説明がありました。飯島さんはPSVRについて「存在は知っていたけど、つけたことはなかった。どんなものなんだろうって思ってました」とコメント。手に持っていた幻夢VRを装着してみせ、決めポーズを取るも松田さんからの「何が見える?」という問いかけに「何も見えない……」と返して記者席から笑いが起こる一幕もありました。

 

その後は、キャスト陣が事前に収録していたというVTRがスクリーンに映されました。その中で松本さんは「クライマックスで大我の漢気が見られます!」と見どころをアピール。VTRが終わると「楽しく収録したけど、こうやって見ると恥ずかしいね」と小野塚さんがこぼしました。

 

質疑応答の時間となり、撮影現場の様子について質問があると「チームワークが良くなってきている。休み時間には『ここは学校か?』というほど和気あいあいとしてますが、そのチームワークを映画にぶつけてくれています」と中澤監督。本編についてはまだ語れることが多くないと前置きしながらも、飯島さんは「いつもとキャラがちょっと違う場面がある」とコメント。なかでも、飛彩の変化が特に大きいようでした。

 

それを受けた瀬戸さんは該当のシーンについて、「心配だよ……いつもは真面目なんですけど、キャラが壊れない程度に崩して」と説明。岩永さんも「飛彩くんのとあるシーンで『うわー!』ってなって。普段はクールな姿しか見られないので……」とその印象についてトーク。いったい飛彩がどうなってしまうのかは、劇場に足を運んで確認してください!

 

テレビシリーズ本編で復活を果たしたばかりの小野塚さんは、「昨日(6月4日)の放送でCMが流れたと思うんですけど」と切り出し、全員で一斉に変身するシーンについて触れました。全員で変身ポーズを決める際には、動きが多い永夢と貴利矢に対し、比較的シンプルなポーズの飛彩と大我をどう合わせるか苦労したとのこと。続けて「劇場版は全体的に雨のシーンが多い。『エグゼイド』における雨のシーンでは、僕(貴利矢)の消滅とか、何か大きなことが起きる。そこに注目して欲しい」とメッセージを送りました。

 

甲斐さんは「パラドについては、本当に言えることがなくて……」としょんぼり。それだけ、今回の劇場版でも鍵となる立ち位置にいるとのことです。「みんなで同時に変身するシーンには僕もいたので、何故か共闘しているということだけは言えます」と笑顔を見せました。

 

最後の質問は「1年前の自分から変わったこと・成長したこと」。飯島さんは「変身前から“正義感”や、医者としてのたくましさを感じられるようになった」と回答。瀬戸さんは「固定概念がなくなった。色んな考え方があるんだなと思えた」としみじみ。松本さんは「かけ合いだったり、お芝居の会話がやりやすくなった。不自然ではなく、キャッチボールができるように感じられました」と各々答えていきました。

 

岩永さんは「色んなゴタゴタは黎斗のせいなので、同じような人間(の演技)ではいられない(笑)。ドクター側とバグスター側に分かれても、それぞれの正義を大事にしてるのが映像からも伝わってきます」とニッコリ。松田さんは「声が高くなりました!最初のうちは、高い声を出せる幅が少なくて……私、最近うるさいよね?」とキャスト陣に問いかけて笑いを誘いました。

 

 

小野塚さんは貴利矢が消滅した後、半年ほど間を空けて撮影現場に帰ってきた時の感想として「みんながこれまでに積み上げてきた熱量と、自分の中にある熱量が違っていた。自分は低いなと感じさせられた。そこを合わせていきました。みんな仮面ライダーとしての自覚や、人間力が上がっていた」とコメント。甲斐さんは「1年前は役者を始めたばかりで、撮影するだけでいっぱいいっぱいでした。最近はアドリブをはさんだりすることもできるようになって、役者としてレベルアップできた気がします」と笑顔。最後はオールヒーローが勢揃いして会見の幕を引きました。

 

 

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