『ソードアート・オンライン』キリトの愛剣・エリュシデータの1/1トイがついに予約開始!開発裏話やダークリパルサー商品化の可能性にも触れられたメディア発表会レポート

更新日:2019年6月24日 16:40

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2019年6月5日(水)、グッドスマイルカンパニーとCerevoの共同企画によるプロダクト「High-Grade Electronic Toy エリュシデータ(以下、HGETエリュシデータ)」のメディア向け発表会が行われました。

 

本アイテムは、ライトノベルを原作とする大人気作品群『ソードアート・オンライン』の主人公・キリトが使用する剣である、エリュシデータを1/1の実物大で立体化。搭載した発光・サウンドギミックによって、キリトが繰り出すソードスキルの発動を体験できるというハイターゲット向けトイとなっています。その初発表となるニュースは電ホビからもお届けし、多くのファンによる反響がありました。

 

 

発表から1年半近くの時を経て、2019年6月6日(木)よりついに受注予約受付が開始となる「HGETエリュシデータ」。その仕上がりのほどがお披露目され、開発の裏話なども語られた発表会の模様をレポートしていきます!

 

発表会に登壇したのは、グッドスマイルカンパニーの企画担当者・キョジンさんと、Cerevoのプロダクトマネージャー・井上翔太さんの2名。お2人からは、多数のLEDを搭載することでアニメ作中のように刀身が光り輝く演出を再現したことや、剣を振る動作に合わせて剣戟の音が鳴るといったことなど、すでに発表されている「HGETエリュシデータ」の概要が改めて紹介されました。

 

ここからはさらに踏み込んで、SLANT(斜めのスラッシュ)やVERTICAL(真上からスラッシュ)、HORIZONTAL(水平方向のスラッシュ)、VORPAL STRIKE(突き)と再現可能なソードスキルの種類を発表。音声認識or本体に設けられているファンクションボタンを長押しすることで専用BGMが再生されるモードに移行し、16連撃を放つSTARBURST STREAM(スターバースト・ストリーム)の発動が可能となります。

 

そのほか、刀身の発光パターンも動作にあわせてエフェクトが変わるノーマルモード、定期的に光が瞬くディスプレイモード、光を常に点灯させるフラッシュモードと3種が用意されていることが明かされました。

 

これらの機能を実現するために、加速度を検知するジャイロセンサーや音声認識用のマイク、700以上にものぼるLEDなど、搭載している機構についても説明。バッテリー容量による稼働時間の目安についても発表されました。

 

かねてより告知されていた専用スマートフォンアプリとの連携によって、刀身の発光色をお好みで変化させることも可能に。

 

柄へ挿し込む形に設計された専用のバッテリーパックにはUSB Type-C端子が採用され、重くてかさばるアダプターをオミットするといったユーザビリティの向上が図られています。

 

さらに、「HGETエリュシデータ」は通常版とスペシャルエディションの2パターンで展開することも明らかに。スペシャルエディションではグリップ部分に本革が採用されていることや、柄のリングとエンド部分がアルミの削り出しパーツになっていること、またアルマイト加工を施して高級感ある仕様に仕上げていることを説明。そのほか、エリュシデータと周辺機器一式を収納できるキャリングケースも付属することが明らかになりました。

 

ここからは、開発段階で苦心した点について語る開発秘話トークを展開。本アイテムの実物を一般ユーザーに初お披露目したのは、2018年1月9日から12日(現地時間)にかけてラスベガスで開催された「Consumer Electronics Show(CES)」だったことを振り返りました。当初はLEDを2,000個も搭載しており、その重みによって試作品を振ると折れてしまうという問題があったそう。発光量を落とさずに効率化を進めた結果、最終的には搭載LED数を700まで減らすことに成功し、それによって販売価格を抑えられたとトーク。

 

また、プレミアムエディションのグリップに使用する革は手触りを追求した結果、しなやかで柔らかく、滑らない羊革に行き着いたとのこと。なかでも背骨の部分にあたる革のみを厳選しており、トイとしてはかなり高級なものを使用していると井上さん。

 

2019年になってから「ワンダーフェスティバル」や「AnimeJapan」といったイベントでタッチ&トライの機会を設けてきたというキョジンさんは、ユーザーが本アイテムを振るスピードが開発陣の想定よりも速く、その動きに発光が追いつかないという問題が浮き彫りになったことに言及。その調整にも時間を要したことを振り返りました。

 

この日、会場に集まった記者からの質疑応答の場面では、当面の売り上げ目標が全世界で1,000本であることを発表。また本アイテムに最も興味を示しているのは20代から30代の客層で、国による反応の変化は見られないとのことでした。「HGET」シリーズとしては第1弾となるエリュシデータに続き、これからもCerevoと連携したアイテムの開発に意欲を示すキョジンさん。

 

また、『SAO』ファンにとっては気になるポイントであろうもう1本の剣・ダークリパルサー商品化の是非について訪ねたところ、もちろん開発段階で検討したと答えてくれました。現状はエリュシデータを完成させることで精一杯とのことですが、今後の可能性としてはあり得るという反応。キリトになりきりたい『SAO』ファンの皆さまは、ダークリパルサーが商品化した時に備えてまず「HGETエリュシデータ」をゲットしていただきたいところです!

 

ここからは、会場に展示されていた「HGETエリュシデータ」サンプルのフォトレポートをお届け。スペシャルエディションに付属するキャリングケースも実物が用意されており、そのオタク心をくすぐる仕上がりには興奮を抑えられません。ケースには高級感を引き立たせる特製メタルプレートがついているのもポイント。

 

ケース内部にはエリュシデータ本体や、周辺機器がピッタリと収納できる形にウレタン素材が切り抜かれています。

 

スペシャルエディションで使用されている、本革グリップの質感もたまりません!

 

ケースにはバッテリーパックのみを収納できるスペースが3つ用意されています。

 

刀身を発光させた「HGETエリュシデータ」。蛇腹のように見える横線が刀身に入っていますが、これは現状サンプルのみの仕様であり、製品版は成形をよりブラッシュアップしたものをお届けする予定とのことです。

 

通常版グリップはこちら。

 

USB Type-C端子にケーブルを差しておけば、電源接続状態での連続稼働が可能となります。

 

バッテリーパックを含む重量は約1.1キロ。手に持つと、やはりズシッと重みを感じます。

 

以上、「HGETエリュシデータ」メディア向け発表会&フォトレポートをお届けしました。全世界『SAO』ファン垂涎の本アイテムは、2019年8月21日(水)21時までグッドスマイルオンラインショップほかアニメイト、あみあみにて予約受付中です!

 

DATA

High-Grade Electronic Toy エリュシデータ
High-Grade Electronic Toy エリュシデータ Special Edition

  • 同梱品:エリュシデータ本体、充電機能付き専用バッテリーパック、充電・給電用USBケーブル(USB Type-C to USB-A)、クイックセットアップガイド兼保証書
  • 商品仕様(エリュシデータ本体):サイズ……約1,125mm(エリュシデータ本体)/重量……約1.1kg(バッテリーパック含む)/筐体素材……ABS&PC-ABS、合皮(通常版)、ABS&PC-ABS、羊本革、アルミ(Special Edition)/センサー……6軸(加速度、角速度)/通信方法……無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)/電源……リチウムイオンバッテリー(充電機能付きバッテリーパック)、寸法……Φ44mm×93mm、質量……85g、容量……3,500mAh・12.95Wh、INPUT……DC5V 1A、OUTPUT……DC3.7V 3.6A/稼働時間……全点灯時1時間、スキル連続稼働時2~3時間
    /アプリ対応OS……iOS・Android
  • 特製メタルプレート付専用キャリングケース(Special Editionにのみ付属):サイズ……約W1,300×D300×H150mm/重量……約5kg
  • 製造・企画開発:Cerevo
  • 発売元:グッドスマイルカンパニー
  • 価格:通常版……120,000円(税込)/Special Edition……150,000円(税込)
  • 予約受付期間:2019年6月6日(木)12時~2019年8月21日(水)21時
  • 発売時期:2020年4月予定

 

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