『機動戦士ガンダムAGE』よりAGE-1参戦!可変のウイング、換装のゼータプラスと見所満載のガシャポン「モビルスーツアンサンブル14」サンプルレビュー!
「モビルスーツアンサンブル」は高めの頭身にデフォルメされたハードディテールのモビルスーツを展開するガシャポンのハイエンドアイテム。共通関節によるフル可動と3ミリ径ジョイントによる“重装×重奏”と銘打たれた組み替えギミックを搭載し、コレクション、アクション、そして組み換えと非常に“遊べる”シリーズです。通常弾も今回14弾と、すっかりの人気ラインになりました。
第14弾には、『機動戦士ガンダムAGE』よりガンダムAGE-1、『機動戦士ガンダムUC』よりゼータプラスA1、『新機動戦記ガンダムW』よりウイングガンダムの3体がラインナップ。さらに、支援機枠としてタイタスウェア/スパローウェア、武器セットにはゼータプラスをC1に換装するパーツとタイタスウェア用のビームパーツ、そしてある意味、最大の目玉となるフリットじいちゃんの銅像(!)が含まれています。今回は製品サンプルでそのプレイバリューをレビューいたします。
『新機動戦記ガンダムW』より、ウイングガンダム。ヒイロ・ユイの駆った前半の主人公機です。90年代平成ガンダムのスタイリングや特徴を的確に捉えてアレンジが施されており、過不足ない格好よさです。胸部グリーンのパーツはクリアパーツ、また腰パーツは前後2パーツの構成で色分けされるなど、かなりリッチな仕様です。
メイン武装のバスターライフルも大きく造形されています。シューティングポーズもバッチリ。
盾の中からサーベルを引き抜くようなポーズも自然に決まります。過去弾をお持ちの方はぜひ、ビームサーベルのご用意を。
そしてなんとバードモードへの変形を搭載! 各部にはアレンジが施され、設定と異なる部分もありますがスマートなスタイリングでなかなか航空機らしくなります。差し替えはあるものの、気軽に変形を楽しめるのも好印象です。
『機動戦士ガンダムAGE』より、ガンダムAGE-1。AGEシステムを搭載したフリット・アスノの愛機です。シンプルなスタイルがバランスよく造形されており、脚部や肩のパキッとした面取りも心地よい。胸部AGEシステムのAマークはクリアパーツとなっています。
ドッズライフルは軟質素材ながらサイズも大きく、センサーが別パーツ化され銃器としての存在感があります。シューティングシーンも映える!
シールドは専用のアタッチメントで接続します。細かい曲面もしっかり再現されて厚みも十分にあり、ライフル同様に安っぽさはありません。
『機動戦士ガンダムUC』より、ゼータプラスA1。UC版ということで、頭部センサー類の色はレッドとなっています。ディテールの多いゼータプラスがしっかりアンサンブルに落とし込まれており、密度感は随一。武装もUC版に準じ、リゼルと共用という設定のビーム・ライフルを装備しています。
とにかくZ系にハズレのないアンサンブル。マスク形状や前後に長い頭部はまさにゼータプラス。長いライフルはシルエットに変化がつきやすく、ポージングしていて楽しいですね。
バックショットも豪勢で、スタビライザー、バインダーはすべて別パーツ化されています。この構成を活かしたZガンダムのver.2なんかも期待してしまいますね……!?
恒例の“支援機枠”には、タイタスウェア&スパローウェアセットという変化球がラインナップ。AGE-1と組み合わせ、AGE-1スパロー、AGE-1タイタスにできる、まさにリアルAGEシステム、リアルAGEビルダーです。
そして武器セット。ゼータプラスをC1に換装するパーツに加え、タイタスの武装としてビームラリアットやビームスパイクが付属します。さらに特別アイテム、フリットじいちゃんの銅像フィギュアが付属。
やたら出来の良いフリットじいちゃんの銅像。銅像ではありますが人間のスタイルなので、フィギュアとして使うと手近なアンサンブルが「人のいる情景」に早変わり! ディスプレイの可能性を広げ想像力を刺激する、ナイスアイテムです。
なお、底部が3ミリ径ジョイントなのでアンサンブルのあちこちに接続できます。手にも持てます。
それではウェアセットと組み合わせて。まずはAGE-1タイタス。マッシブかつ大ボリュームのため、肩には専用関節を使用。拳のサイズも通常のものより一回り大きくなっています。アンサンブルに限らず、3ミリ径ジョイントを持つガシャポンでさまざまな「〇〇タイタス」が手軽に作れる優れものでもあります。
武器セットからビームパーツをつけてアクション、肩の専用関節でアクションにも支障なし! ビームラリアット!
ビームパーツをすべてつければリミッター解除状態に! ビームパーツはクリア成形で、見た目もかなりゴージャスです。
うってかわってスリムな見た目となるAGE-1スパロー。忍者を思わせる体型をしっかり再現しており、同じAGE-1ながらまるで違う機体です。シグルブレイドも付属し、設定どおり腰部にマウント可能。
スパローの脚を揃えたポーズも流麗に決まります。脚のボリュームはタイタスの半分以下で、共通関節を使用しながらのこのスリムさ。工夫が偲ばれます。
クリアパーツ成形が嬉しいシグルブレイドを構えて突撃ポーズ。AGE-1はいっそ3機並べたいですね……!
ゼータプラスA1を武器セットのパーツで換装した、宇宙仕様のゼータプラスC1。背面にバックパックとプロペラントタンクを装着し、フロントスカート、サイドスカートのビーム・カノンを交換、ビーム・スマートガンを装備した姿です。長大な武器と背面装備でケレン味のある姿になります。
ビーム・スマートガンを構えればこの迫力。センサー部のモールドにも注目です。
武器セットにはゼータプラス用のビーム・ライフル(通常のA1やハミング・バードなどで装備していたデザインのもの)も付属しています。A1のライフルとは別のデザインなので、組み合わせでさまざまなゼータプラス・バリエーションが作り出せます。
そして、このビーム・ライフルと第13弾のSガンダム、Sガンダムブースターセットを組み合わせれば、なんちゃってではありますが、ハミング・バード形態にも! 重装の本懐、ここにありですね。お持ちの方はぜひお試しください。
最後は3体揃ったカットで。フリットじいちゃんの銅像があると、集合カットも締まります。
新規弾のたびに違うベクトルから完成度を高めてくるモビルスーツアンサンブル。AGE-1に『GUNDAM SENTINEL』系列を拡充するゼータプラスA1/C1、ウイングガンダムと参入作品がまた増えて、さらにシリーズの世界観が広がりました。もちろんウェアや武器セットでの換装に単体での変形と、プレイバリューもしっかりしています。
昨今の事情で大きな影響を受けてしまった「モビルスーツ アンサンブル」をふくむガシャポンアイテムたち。公式ブログでは今後の展開についてアナウンスがありました。ここはぜひ(無理のない範囲で)ガシャガシャして応援していきたいところですね……! 14弾、正直かなりオススメなので、鬼回しやボックスでフルセットを揃えて重装×重奏をお楽しみください!
DATA
機動戦士ガンダム モビルスーツアンサンブル 14
- 発売元:バンダイ
- 1カプセル500円
- 全5種
- 2020年6月発売予定
(C)創通・サンライズ