浮世絵師・河鍋暁斎の作品がminiQからフィギュア化!ユーモラスな動物や楚々とした佇まいの美人、身の毛がよだつような髑髏の画など全5種ラインナップ
海洋堂より、「miniQ 河鍋暁斎 画鬼盆景」が登場! 2020年10月に発売されます。
浮世絵師としては比較的現代に近い、幕末から明治にかけて筆をふるった河鍋暁斎。自由闊達にして反骨精神あふれるその作品は並ぶものがないといえます。動物をユーモラスに擬人化したものから楚々とした佇まいの美人、身の毛がよだつような髑髏の画まで、その幅広い筆致と魅力が立体化!
●髑髏と蜥蜴
全14図で構成された画帖『風俗鳥獣画譜』の最後に収められた作品。うち捨てられた髑髏から這い出る蜥蜴を描いた画が立体化。実物とは異なるデフォルメがされた特徴的な髑髏の形状、それと対となるような生物感と無機質さを持つ蜥蜴の姿が立体的に表現されています。
●鳥獣戯画 猫又(『鳥獣戯画 猫又と狸』より)
踊る動物たちを描いた『鳥獣戯画 猫又と狸』より、赤いチャンチャンコを着て踊る猫又が立体化。軽やかに身体を捻るような姿は、猫又の証である二又の尻尾の角度や空気感を感じるチャンチャンコの造形によってより躍動感のある雰囲気に仕上がっています。
●美人観蛙戯図
庭先で涼む美女が眺める先には、戯画化された蛙たちの空間があるという、美人画と動物戯画を融合させた河鍋暁斎の真骨頂とも言える作品が立体化。女性の日常のひとこまを切り取ったような、整っていない髪型や少しはだけた浴衣のシワなど、元となった美人画が持っているゆったりした空気感が立体的に再現。蛙も小さいサイズながら戯画らしい表情や動きが作り込まれています。
●蛙図1(『美人観蛙戯図』より)
美人観蛙戯図にて、美女が見つめる蛙の中から、存在感を示す形で並ぶ2匹が立体化。腕組みをする蛙とあぐらをかいてのど元を膨らませる蛙は、戯画らしい人間っぽい表情とポージングは絵では見えない背面部分も含めてリアル感を残しつつもコミカルなイメージで造形されています。
●鳥獣戯画 狸(『鳥獣戯画 猫又と狸』より)
猫又と共に描かれた、一緒に踊る狸が立体化。狸は頭に蔓状の植物の葉を載せ、踊りながらまさに変化する瞬間とも言われています。猫又とは対になるような片足を軸にしてポーズは、背面から見ると筋肉の動きを感じさせる躍動感も表現されています。
DATA
miniQ 河鍋暁斎 画鬼盆景
- 全5種
- 素材:フィギュア ABS/PVC、パッケージ 紙、ブリスター PET
- 制作:海洋堂
- 原型:香川雅彦
- 発売元:海洋堂
- 価格:1個590円(税別)
- 2020年10月発売予定
※写真は見本として制作されたものです。実際の製品とは細かな仕様が異なることがあります。
(C) KAIYODO
関連記事
3,300円
3,300円