カプセルフィギュアに新風! イチ押しアイテム“カプキャラドラえもん”に迫る! 【電撃ガシャポン通信】

更新日:2021年5月15日 02:30

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まさに国民的キャラクターという言葉がふさわしい『ドラえもん』。藤子・F・不二雄氏によって産み出されたこの未来の世界の猫型ロボットは、文字通り世代を超えて愛され続けています。現在もさまざまな映画が作られ、アニメーションも放映が続いている本作。そんな『ドラえもん』が、バンダイからカプセルトイとして登場します!

 

この“カプキャラドラえもん”、ただのカプセルトイではありません。梱包に使う“カプセル”をドラえもんの顔とすることで、従来のカプセルトイでは考えられないサイズ、質感、そして可愛い、『ドラえもん』となっているのです。

 

▲パッと見ただけでは「彩色済み完成品フィギュア?」と思ってしまいそうな完成度。可愛らしいサイズ感と手触りです。

▲パッと見ただけでは「彩色済み完成品フィギュア?」と思ってしまいそうな完成度。可愛らしいサイズ感と手触りです。

 

 

今回、電撃ホビーウェブ編集部では、このアイテムの開発チームに所属するバンダイの荒川裕子さんと、プロモーションチームの岩倉史明さんに開発秘話を伺いました!

 

【開発担当・荒川さんのプロフィール】
バンダイガールズトイ事業部で、『プリキュア』シリーズや『たまごっち』シリーズの開発を担当した後、現在はバンダイベンダー事業部で、藤子・F・不二雄系アイテム、川崎の藤子・F・不二雄ミュージアムに置かれる商品の開発や、多くの女児・幼児・女性向けアイテムに携わっている。

【プロモーション担当・岩倉さんのプロフィール】

バンダイベンダー事業部で8年間営業を担当した後、2015年にプロモーション業務に携わっている。

 

 

■“カプキャラドラえもん”への道のり
――どういった経緯でこの“カプキャラドラえもん”を開発することになったのか、お聞かせください。

荒川:『ドラえもん』はずっとひみつ道具のミニチュアや、デスクトップのフィギュアなど、同じシリーズを作り続けていたこともあり、新しい、驚くような商品を作りたいな、というのがあったんです。ガシャポンって、カプセルの中に収まるサイズが常識だと思うのですが、「そこを超えたものって作れないのかな?」というところがスタートでした。ガシャポンからこんなに大きいものが出てきたら凄い驚くし、嬉しい! というのが始まりです。
――こうして置かれると、とてもガシャポンのサイズには思えません……。
岩倉:ふつうのガシャポンのサイズを超えたものを作りたい、ということでここに辿り着きました。

 

▲岩倉さんにご協力いただき、従来のカプセルとドラえもんのサイズを比較。ガシャポンとは思えない、約9センチというビッグサイズに!

▲岩倉さんにご協力いただき、従来のカプセルとドラえもんのサイズを比較。ガシャポンとは思えない、約9センチというビッグサイズに!

 

――そんなサイズを実現できたポイントはなんでしょう?
荒川:顔がそのままカプセルになっている、というのがポイントですね。出てくるときはビニールに巻かれたカプセルに、からだが入った状態なんです。なので、手に取ったときに傷が付いてしまっている……なんてこともないと思います。
――カプセルすべてパーツになっていて、ムダがないのが素敵です。
荒川:いつもカプセルって、捨てられてしまってもったいないと思っていて。カプセルを有効活用した商品を作りたいという思いもありました。
岩倉:過去の商品でも、ここまで大きいものはあまりありませんでした。
荒川:そうですね。“カプキャラドラえもん”は、ふつうのガシャポン自販機から、このサイズが登場するという、ガシャポン史上でもかなり大きなアイテムになってます。

 

▲左から小サイズのカプセル、大サイズのカプセル、そしてドラえもんのカプセル。このドラえもんの顔が、そのままフィギュアの顔になります。

▲左から小サイズのカプセル、大サイズのカプセル、そしてドラえもんのカプセル。このドラえもんの顔が、そのままフィギュアの顔になります。

 

■“カプキャラドラえもん”のこだわり
――「ここは!」というこだわりは、どこでしょうか?
荒川:やはりこのサイズ感ですね。それと、本当はドラえもんって、カプセルのように顔がまんまる(正球)ではないんです。そこをまんまるにデフォルメをかけています。かつ、それが分からないように、表情や顔と体のバランスで可愛らしく見せる、というところにこだわりました。体も、顔となるカプセルの中に入らないといけないんですけど、その制限のなかで可愛らしい造形を、というところに気を使いましたね。

 

▲カプセルをあけると中にはドラえもんの体が! 頭にすっぽり入るサイズながら、可愛らしい造形です。

▲カプセルをあけると中にはドラえもんの体が! 頭にすっぽり入るサイズながら、可愛らしい造形です。

 

▲全4種類。ドラえもんA(タケコプター)、ドラえもんB(ドロン葉)、ひみつ道具ミニドラえもん、そして元祖ドラえもんのラインナップ。

▲全4種類。ドラえもんA(タケコプター)、ドラえもんB(ドロン葉)、ひみつ道具ミニドラえもん、そして元祖ドラえもんのラインナップ。

 

■4人のドラえもんはこうして選ばれた!
――4人のドラえもんは、それぞれどんな理由で選ばれたんでしょう?
荒川:ドラえもんがやはり一番人気なので、ドラえもんを2種類ラインナップしています。あと、やっぱりドラえもんといえばひみつ道具です! ということで、頭につけられるひみつ道具の中から、人気の“タケコプター”と“ドロン葉”を選んでいます。

集めて並べたときにいろいろなカラーがあるとかわいく飾れると思い、ドラえもんファンの方に人気の元祖ドラえもん、ミニドラえもんもラインナップしています。子供から大人、男性女性に関わらず、幅広い方に喜んでもらいたいです。

――私も店頭で揃えたいです(笑)。

 

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▲ふつうのドラえもんは、それぞれに違うひみつ道具が付属。ドロン葉はツヤ消し、タケコプターはツヤありと細部にわたってこだわったものになっています。

 

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▲ドラえもん顔負けの能力のひみつ道具・ミニドラえもんと、まだ耳のある元祖ドラえもん。こちらはちょっと嬉しいカラーバリエーションですね。

▲ドラえもん顔負けの能力のひみつ道具・ミニドラえもんと、まだ耳のある元祖ドラえもん。嬉しいカラーバリエーションです。

 

■デスクトップにひとつ、ドラえもんを!

――どういう遊び方がオススメですか。
荒川:机に飾ったり、というのは狙っているところです。あとは4つ並べていただいたりとか。
岩倉:デスクトップに飾るにはちょうどいいサイズなんですよね。

 

▲取材中の机の上でも、違和感なく収まってしまうドラえもんです。

▲取材中の机の上でも、違和感なく収まってしまうドラえもんです。

 

――後ろ姿もまた可愛いですね。尻尾もしっかり塗ってあって。質感にもだいぶこだわられてませんか? 本体はマットで、尻尾はツルツルという。
荒川:本体は塗っていません。ガシャポンから出てくるときに彩色していると、剥がれやすくなってしまうので。ボディに関しては成形色でという制限がありました。普通だとテカテカした質感になってしまうのですが、彩色部分に比べると、どうしても違和感が出てしまう。そこで、彩色に近づけるためにマットな加工をしています。それに対して、この首輪や尻尾は、ツヤがあるほうが引き立つだろうと思い、こういった表現になっています。何パターンか試してみたんですけど、これがベストでした。
岩倉:素晴らしい。

 

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プロモ担当の高野さんも、「素晴らしい」と太鼓判を押す各部の質感。模型でも重要な表現のポイント、"ツヤありとツヤ消しの使い分け"が効果的に為されています。

▲プロモーション担当の岩倉さんも「素晴らしい」と太鼓判を押す各部の質感。模型でも重要な表現のポイントである“ツヤありとツヤ消しの使い分け”が効果的になされています。

 

■カプキャラという新シリーズを!
――すこし気が早いですが、第2弾に期待してしまいます!
荒川:カプキャラは今後も展開していけたらなと思っています。
岩倉:頭が丸いキャラクターだったら、実現できそうですね(笑)。

通常のカプセル玩具ではここまでのサイズのものはありませんでした。思わず複数買ってしまう驚きとサイズを体感してみてください!
荒川:そろそろ店頭に並びますので、ぜひ手に取ってみてください!

 

 

今回紹介した「カプキャラドラえもん」は、2015年10月下旬頃からの発売となります。
編集部での撮影時も、足を止める人が多かったこのアイテム。みなさんも机の上にドラえもんのスペースを確保して待っていてくださいね。

 

<DATA>
カプキャラドラえもん
■発売日:2015年10月下旬発売予定
■価格:1カプセル300円
■発売元:バンダイベンダー事業部

 

<関連情報>
ガシャポンワールド|バンダイ
http://gashapon.jp/

カプキャラドラえもん|バンダイ
http://www.bandai.co.jp/catalog/item/4543112970374000.html

 

 

(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK

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