夏の工作教室!まるで生きているみたい!!動くザリガニプラモデルに挑戦

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近年、ホビー界で話題のフジミ模型「自由研究シリーズ」に“ザリガニ”が登場。昭和の小学生たちの通称“マッカチン”をプラモデルで楽しんでみましょう! そのリアルな外観をよりリアルに仕上げるテクニックや、電動化で元気よく動くその姿を楽しむ方法などをご紹介します。

 

 

 

まずはキットを用意!

フジミ模型の「自由研究24 いきもの編 アメリカザリガニ(レッド)」です。同シリーズの他のキットに比べるとボリューム満点。

 

キットの内容は、本体色の赤色成型のランナー(部品のついている枠)を主軸に、ベージュ、半透明、黒などのカラーのランナーパーツで構成されています。

 

このキットも同シリーズで採用されている、ニッパーを使わなくても簡単に部品を切り離せる仕様になっています。

 

単純に素組みした状態がこちら。これだけでも充分にリアルなのですが……

 

さらなるリアリティを求めて各部を塗っていきましょう。まずは腹部から。

 

ザリガニの裏側は、ベージュ系っぽいので、GSIクレオス社より発売されているMr.カラー「C51 薄茶色」をエアブラシなどで軽く吹き付け塗装します。このとき、多少ムラができても、もとの成型色がうっすら残るくらいの薄吹きするのが良いかもしれません。

 

また、ハサミ部分や、腕や尾の各関節部にも「C51 薄茶色」をのせておくと実感ある仕上がりにすることができます。

 

外殻の色は、下から天辺にかけて徐々に色が濃くなっていくのが特徴なので、下の方の薄茶色を少々残すくらいの意識で、Mr.カラー「C79 シャインレッド」を吹き付けます。「C79 シャインレッド」を吹き付ける際には、ハサミの内側のギザギザ部分や、関節部の「C51 薄茶色」をある程度残すようにしましょう。

 

次は、天辺からアクセントをつけるようにMr.カラー「s101 スモークグレー」を黒っぽい部分に吹き付けます。

 

さらに色の濃い部分には「C2 ブラック」を塗装します。このとき、あまり広範囲に吹き付けてしまうと、せっかくの「C79 シャインレッド」が目立たなくなってしますので多少注意した方が良いでしょう。

 

全体の塗料が乾いたら、体の表面にある斑点状の粒をMr.カラー「C59 オレンジ」で筆塗りしていきます。これは結構根気がいる作業なので、集中して作業ができるときにちまちまと塗っていくのが良いかもしれませんね(笑)。

 

斑点状の粒を塗る際には、100円均一ショップなどでのネールアートのコーナーで売っているネイル用ミニブラシを使うのが便利。

 

最後は、全体にMr.カラー「C49 クリアオレンジ」を吹き付けていきますが、平均的に吹き付けるよりも、多少部分的に濃淡をつけて行うと生物感が出るでしょう。

 

どうです、まるで生きているザリガニっぽく仕上がってますよね?

 

 

続いてザリガニを動かします!

さてさて、せっかくリアルに仕上げたので、さらなる生物感を追求して、今回はこのザリガニを動かしてみましょう!

 

今回、動力に使用したのはタミヤ「楽しい工作シリーズ No.189 ミニモーター低速ギヤボックス 4速」になります。

 

構造としては至ってシンプルで、市販の水槽にタミヤ「 楽しい工作シリーズ No.147 プラボード3mm厚B4サイズ 1枚入」を使用して地面を作り、その裏にギヤボックスを仕込んでいるだけのものとしています。
(※画像は、水槽を下から見たところ。)

 

地面の裏面にギアボックスを固定し、クランクプレートに真鍮線を通し、地面のプラボードに穴を開けて上面へ通しています。
(裏側には、スイッチ類も固定しておくと良いでしょう。)

 

地面下から出てきた真ちゅう線を腕に固定。当初は両腕にこの作業を行っていましたが、どうにも負荷がかかりすぎるのか、テストをしているうちにどちらかの真鍮線が曲がってきてしまう不具合が発生したので、今回は片腕だけにしています。

 

とりあえず、この様な感じになるのですが……

 

せっかく水槽に入れたので、もう少し雰囲気を再現してみました。

 

やはり水辺の生き物なので、水が欲しくなりますよね。そこで透明シリコーンや砂利を使って水を再現してみました。

 

今回、水の表現に使用したのはGSIクレオス「Mr.情景用透明シリコーン」です。透明度も高く、作業性も良いのでジオラマ作りには必須アイテムですね。

 

本来、この透明シリコーンは、非常に透明度もあり、流動性も高く気泡も発生しにくいのですが、ザリガニの飼育ケースの少々汚れた水っぽい雰囲気を出すために、くすんだ色味と、ザリガニが動いてできる気泡が欲しかったので、シリコーンの硬化時間を計算して、すぐに水槽に流し込まずに固まり出す直前にかき混ぜて、細かい気泡が入ったところで流し込んでいます。さらに水槽内に流し込んだところで、もうひと撹拌させて、砂利の細かいホコリも巻き上げた状態で固めてみました。

 

上面から見るとこんな感じで配置しています。電池ボックスは、電池交換の利便性を考えて、あえて水槽内に隠さずに外に出し、最終的には飼育ケースの蓋の裏側に固定するようにしました。

 

 

それでは、さっそく動かしてみましょう!

 


さてさて、今回の自由研究いかがでしたでしょうか? プラモデルで生物感の追求をするのもたまには面白かったでしょう? ザリガニに限らず、いろいろないきものがキット化されているフジミ模型「自由研究シリーズ」を使って、あなたならではの“生き物”を飼育してみては?(笑)

 

 

DATA

自由研究24 いきもの編 アメリカザリガニ(レッド)

  • 発売元:フジミ模型
  • 価格:3,190円(税込)
  • 発売中

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