『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』 プレミアム最終上映会&トークショー開催

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文/豊田朋久

 

牙狼〈GARO〉シリーズ10周年を迎える2015年、実写テレビシリーズとしては通算5作目となる『牙狼<GARO>-GOLDSTORM-翔』が先頃最終回を迎えましたが、去る2015年9月18日(金)には新宿バルト9にて第22話「城」、そして最終話となる第23話「嵐」の上映イベントが行われました。

 

当日は原作&総監督の雨宮慶太をはじめ、主要キャスト総出演によるトークショーはもちろん、映像表現においても定評のある『牙狼<GARO>』を大スクリーンで鑑賞できるまたの機会とあって、大勢のファンが会場を埋め尽くしました。

 

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まずは上映前に主人公・道外流牙役の栗山 航、莉杏役の南里美希、ジンガ役の井上正大、リュメ役の桑江咲菜、秋月ダイゴ役の脇崎智史、雨宮慶太監督が登壇して現在の心境を語りました。なお、当日は最終回オンエア日であり、キャストも完パケを観るのはこの日がはじめてとのことです。

 

雨宮:今日はファンの皆さんと最終回を一緒に観られるので、僕らもワクワクしています。時間いっぱい楽しみましょう。

 

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栗山:いつかこの日が来るのはわかっていたけど、いざ最終回を迎えるとなると寂しい気持ちでいっぱいです。ついさっきまで現場にいたかのように撮影の日々が鮮明に思い出されます。本当に今は全てを出し切り、“これしかない”という画を撮ってもらえたと思っています。

 

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南里:アッという間の撮影の7カ月間でした。毎日辛いこと、大変なこともあったけど、それも含めて本当に楽しかったです。これ以上話すと泣いちゃそうなので、これくらいにしておきます。

 

黒木:こうやって”ガロ愛”に溢れた大勢の皆さんと一緒に観られること、とっても嬉しく思います。

 

井上:イベントを企画してくださったスタッフ、そして夜遅くにも関わらず、足を運んでくださったファンの皆さんに感謝しながら、この時間を過ごしたいと思います。

 

桑江:イチ視聴者としてオンエアを毎週楽しみに観ているので、21話からの気になる続きをファンの皆さんと一緒に最終回を楽しみたいです。

 

脇崎:僕にとってこんなに長い期間関わる作品ははじめてで、こうしてファンの皆さんの顔を見ながら、最終回を迎えられるなんて感無量です。

 

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また、サプライズゲストとしてD・リンゴ役の泉谷しげるも登壇。泉谷は「衣装が暑い」「魔戒がどうのとか面倒なセリフが多くて面倒くせぇが、“イヤだ”といったら監督はカットしてくれる。これは嬉しいよな」と毒舌ぶりで会場を大きく沸かす一方、映像センスを絶賛、監督と語り合いました。

 

泉谷:何がすごいって“銀残し”をやっているんだよ。昔の映画でよくやっていた四色を分解して銀を残す表現法。この作業がえらい大変なんだ。今はどれくらいの期間をかけている?

 

雨宮:僕は指示を出すだけだけど、1~2週間くらい。あとはもうどれだけスタッフが徹夜するか(笑)。でも、デジタルでこの技術を実現させるまでに5年くらいかかりました。今日は大画面でそこも楽しんでもらえると思います。

 

そしてキャストも着席して第22話「城」&第23話「嵐」の上映が行われ、上映後はスタンディングが出るほどの拍手の中、雨宮監督&キャストが登壇し、トークショー第二部が幕を開けました。

 

「本当に“やっていて良かった”の一言に尽きます。言葉が出てこない……」と感無量の栗山に対して、雨宮監督が「このやり切った男の顔を見てください」と言葉を添えるや、場内からは盛大な拍手が巻き起こりました。続いて南里が「最終回の映像はアフレコでチラッとは観ていたのですが、上手く言葉で言い表せません。皆さんいかがでしたか?」と会場に問いかけるや、再び熱烈な拍手が会場を包み込みました。

 

雨宮:僕はずっと作品を作り続けているので、何が良いのか迷うことがありますが、こういう形のラストになりました。劇場版の『GS翔』では、莉杏が流牙の横顔を見て、男性として意識するラストシーンでしたが、テレビではその思いが繋がって、2人の“絆”を画として形にしようと思い、ラストシーンを撮りました。そしてジンガは最後まで人でなしでした。普通は共闘したりするのですが、“ホラーとは何か?”と考えたときに、やはり最後まで悪役として描こうと思いました。最後まで人でなしのジンガを演じてくれたマーくん(井上正大さん)に感謝です。

 

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井上:人でなしの見本の井上です(笑)。ジンガとして夢を達成できなかったので、すごく悲しい気持ちになりました。でも、今は感無量です。本日はスタッフも大勢来場しているので、感謝の気持ちを込めて拍手を送りたいと思います。

 

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第二部ではD・リンゴ役の泉谷と入れ替わりで、アミリ役の松野井雅も参加。

 

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松野井:事前にDVDを観たのですが、まさかのジンガの裏切りに泣きじゃくりました。

井上:撮影後は“ひとでなし!”って言われまくりました。

松野井:もう嫌いになりましたよ。それは冗談ですが(笑)、途中からは視聴者の皆さんと同じ気持ちで観ていました。

 

その後も「奇跡の1テイク」と栗山が語る道外流牙&ジンガの鬼気迫る一騎打ちやクライマックスのガロの巨大化、そして流牙と莉杏のイメージシーンなど、まさに最終回上映直後ならではの濃い撮影エピソードの数々がキャストの熱い想いと共に語られました。

 

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そして気になる続編についても言及され、雨宮監督が「毎回、“これで終わり”というつもりで作っていて、今はまだ白紙だけど、栗ちゃんも動けるし、道外流牙の話をもっと作りたい気持ちがあります。莉杏との出来上がった絆を壊さずにドラマを作るのは難しいが、機会があればぜひチャンレジしたい」と意気込みを伺わせました。

 

 

<関連情報>

GARO PROJECT -牙狼<GARO>オフィシャルサイト-

https://garo-project.jp/

 

(C)2015 雨宮慶太/東北新社

 

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